あなたは職務質問されたことありますか?警察に目をつけられやすいクルマの特徴とは

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運転している最中、後ろをついてきたパトカーから停車するように指示された……という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

職務質問は、警察が犯罪の予防や捜査のために行うものです。

警察は一体どんなクルマに目を光らせているのでしょうか?

今回は職務質問されやすいクルマの特徴について解説します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
職務質問とは何?なぜ行うのか?
警察に目を付けられやすいクルマの特徴とは?
職務質問で発見されると厄介!車内に積まない方がいい物とは?

職務質問とは何?なぜ行うのか?

職務質問とは法律にて警察官に与えられた権利のひとつで、警察官職執行法という法律の第2条に則って行われます。

明らかに怪しい動きをしている方や周りの状況から見て犯罪を犯した、もしくは犯そうとしていると疑われる人物、起きた犯罪に何らかの形で関わっている可能性があると判断した人物を呼び止めて質問をするのが職務質問です。

職務質問自体は強制ではなく任意なので、嫌なら断ることはできます。
しかし、前述したように警察官が職務質問をする人物はハナから「怪しい」と思われているうえに、警察官は犯罪を予防し、発生した場合には鎮圧・検挙しなければなりません。

そのため、職務質問を断れば例え濡れ衣であったとしても、何らかの嫌疑を掛けられる可能性が高くなってしまいます。

もし対象者が実際に犯罪を犯した人物(犯人)であったり、犯罪に加担した人物であったとして職務質問を断られて簡単に引き下がっていたようでは、犯罪を取り締まるべき警察官の立場が無くなってしまうでしょう。

なので、職務質問を受けたら急を要する事情があることを証明できない場合を除いては、受けるようにするのが賢明なのです。

警察に目を付けられやすいクルマの特徴とは?

検問と違い、警察官も全部のクルマを停めて職務質問を実施するのは不可能なので、特徴があるクルマに絞って職務質問を掛けることになるのです。

警察に目を付けられやすいクルマの特徴として、まず整備不良のクルマは停められる可能性が高いといわれています。

もちろん、違法改造車であれば職務質問ではすまないケースもあるでしょう。
次に、一般的に高級車に分類されるようなクルマであったり、物や人を多く積載することができるライトバンなどが該当します。

黒塗りの高級車で濃いスモークを貼っているような車両は、一般人から見ても怖かったり怪しいというイメージが付きまとうもの。

警察官の職務でも、それは同様なのです。

また、周辺で直近に事件が発生していたり、警察官の巡回ルートで停止しているようなクルマも職務質問を受ける可能性が高くなりがちに。

犯罪の捜査では、昔から犯人は現場に戻ってくるといわれています。これは心理学の観点から言われていることですが、実際にそういったケースは数多く見られます。

余計な職質を回避したければ、休憩したくても周囲で犯罪が起きたような場所での休憩は避けた方が良いといえるでしょう。

職務質問で発見されると厄介!車内に積まない方がいい物とは?

運転するうえで、車内に積まない方が良い物があります。

それは、軽犯罪法に抵触する可能性がある物

軽犯罪法の第2条には「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」、つまり他人の命を奪ったり、怪我をさせる可能性がある物を隠し持っていたなら軽犯罪法違反であると明記されています。

このことから、刃物や鉄パイプなどはもちろん、野球用のバットや木刀・角材も危険物と見なされる可能性があるのです。

そもそも、刃渡り6センチ以上の刃物の携帯は銃刀法違反に当たるうえ、トランクに木刀や鉄パイプがそのまま積んであれば、所有者は怪しまれて当然でしょう。
また、マイナスドライバーやバール、ドリルといった工具類も要注意。

これらは一般解錠用具に当たり、建物の鍵を不正に解錠して犯行に及ぶいわゆるピッキングに使用される道具として見なされます。

これらの道具を不正に隠して携帯している場合、発見されれば1年以下の懲役か50万円以下の罰金が課せられることも。

実際、2019年にはマイナスドライバーの不正所持で「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律違反」に問われ、現行犯での逮捕者が出ているケースもあります。

もちろん、仕事で必要な物であったり正統な理由があれば逮捕される心配はありませんが、そうでなければ普段は工具などをクルマに乗せるのは控えた方が良いでしょう。
職務質問は警察官が犯罪を予防し、住民の命を守るために行うものです。

実際、職務質問から犯人が検挙されたケースも数多く存在しています。

何も犯罪を犯していないのに職務質問を受けるのは余り気持ちの良いものではありませんが、職務質問を受けたということは、自分にも何らかの理由があるかもしれません。

日頃から不要な物はクルマに積まないようにしておき、やましいことが無ければ、拒否することなく堂々と職務質問を受けるのが一番なのです。

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