人気韓国ドラマ「愛の不時着」にも登場した、レンジローバーイヴォークってどんなクルマ?

レンジローバーイヴォーク

韓国ドラマ「愛の不時着」劇中にて、ヒロインが赤いSUVを運転するシーンがありました。

その印象的な赤いSUVは、レンジローバー・イヴォーク

今回は、一際目を引くスタイリングを持つ、レンジローバー・イヴォークがどのようなクルマなのか紹介します。

Chapter
モンスタードラマ、愛の不時着とは?
企業とのタイアップでフォーカスされるクルマたち
大ヒットモデルだった初代から正統に進化!

モンスタードラマ、愛の不時着とは?

愛の不時着とは、韓国のtvNにおいて2019年から2020年に掛けて放送されたドラマ作品です。動画配信サービスのNetflixにて世界190ヵ国で配信され、日本でも2020年の2月23日より視聴可能となりました。

ソン・イェジン演じる韓国の財閥令嬢ユン・セリがパラグライダーで飛行中、予期せぬアクシデントに巻き込まれ墜落。北朝鮮との軍事国境線を超えた場所に落ちてしまい、身動きが取れなくなっていた所をヒョンビン演じる北朝鮮軍人のリ・ジョンヒョクに助けられる所から話は始まります。

身分も故郷も境遇すら何もかも違う2人が、運命的な恋に落ちていくラブストーリー作品となっています。

放送初期でこそ視聴率が振るわなかった今作ですが、回が進むごとに視聴率はうなぎ上りし、最終回の最高視聴率は、なんと21.683%を記録。

韓国のケーブルテレビで放送されたドラマ史上、歴代3位の視聴率を誇るモンスター作品なのです。

新型コロナウイルスの影響拡大にともなって、お篭り需要も人気を後押しし、世界各国で数々の記録と章を受賞するに至りました。

企業とのタイアップでフォーカスされるクルマたち

そんな愛の不時着ですが、特徴的なのは劇中登場する主要人物が運転するクルマは全てジャガーかランドローバーであることでしょう。

韓国ドラマでは、日本のドラマのように番組の間に特定の企業のコマーシャルを流すことが禁じられています。

そのため、韓国ドラマは企業とのタイアップによって劇中にその企業の製品を登場させる「プロダクトプレイスメント」という手法を使って、製作費を確保しなければならないという背景があるのです。

クルマは、このプロダクトプレイスメントにおいては最も巨額の広告費が動くカテゴリです。

愛の不時着の劇中では、ジャガーXJを始め、F-TYPE・XF・I-PACE、レンジローバーのヴェラールにスポーツなど、ラインナップのほとんどを出演させてしまう徹底ぶり。

他のメーカーのクルマも登場するにはしますが、どうしても映りこんでしまうシーンなどには、メーカーロゴが丁寧に隠されています。

そして、本作の主人公となるユン・セリの愛車として登場するのが、フィレンツェレッドに身を包んだ真紅のレンジローバー・イヴォーク。

その姿は、主に第13話で見ることができます。

大ヒットモデルだった初代から正統に進化!

愛の不時着のヒロイン、ユン・セリが乗っているレンジローバー・イヴォークとはどのようなクルマなのか、詳しく見ていきましょう。

2011年にデビューしたレンジローバー・イヴォークは、日本では1年遅れて2012年の3月より販売され、一躍人気モデルとなりました。

劇中に登場するレンジローバー・イヴォークは、2018年に発表された2代目にあたります。ルーフが滑らかに伸びて落ちていくクーペスタイルのSUVとなっており、基本的なデザインはそのまま引き継いだキープコンセプトで純正進化を遂げました。

昨年発表された新型の2021年モデルでは、これまでのラインナップに加え、2.0L の直列4気筒インジニウムディーゼルエンジンを追加。最高出力204ps/最大トルク430Nmを発揮するエンジンは、従来のディーゼルエンジンと比べて24psの出力アップがなされています。

新型レンジローバー・イヴォーク1番の目玉となるのが、世界初採用となったフロント下部180度の視界を確保するクリアサイトグランドビューでしょう。これに加え、ブラインドスポットアシストアダプティブクルーズコントロールといった最先端の運転支援技術と安全装備を備えています。

そのデザインや機能性もさることながら、レンジローバーファミリーの中では比較的リーズナブルであることも魅力のひとつ。

「砂漠のロールスロイス」とも呼ばれる最上位機種のレンジローバーが本体価格1,493万円~となっているのに比べ、イヴォークは本体価格495万円~。

シンプルに1/3という価格設定も、イヴォークの強みなのです。

劇中でも印象的なシーンに登場し視聴者の目を一際引いたレンジローバー・イヴォーク。

高いデザイン性と機能性を有しながらも、最先端の安全装備と運転支援技術を兼ね備えたレンジローバー・イヴォークは、ランドローバーを代表する1台だといえるのではないでしょうか。

※2021年6月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道