トヨタ 30系アルファードのエステリア(外観)デザイン【プロ徹底解説】

トヨタ アルファード ハイブリッド エグゼクティブラウンジ

圧倒的な存在感と品質の良さを見事に表現して、人気を獲得したトヨタ アルファード。2017年のマイナーチェンジではさらに磨きを掛けることで、兄弟車のヴェルファイアとの人気を逆転しています。

いったい、どんな部分が人気の秘訣なのでしょうか。エクステリア(外観)デザインから探ってみましょう。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
ダイナミックかつ重厚なエクステリア
押し出し感の強い顔つきはアルファードの白眉
背高ボディに低重心さと勢いを感じさせるサイドビュー
スタンスの良さが強調されたリアまわり
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ダイナミックかつ重厚なエクステリア

エクステリアで表現された国産Lサイズミニバンに求められる“強さ”“豪華さ”“エモーショナルさ”を追求した『堂々かつ重厚な威勢の良さ』は、現行型アルファードに強いインパクトを与え、現在のヒットにつながっています。

ヘッドライトを起点として後方へ放射状に力強く広がるショルダー部、タイヤまわりを強調した抑揚ある分厚いアンダーボディ、ガラスエリアが勢いよく抜けたキャビンを組み合わせたサイドビューなど、ダイナミックなデザインは唯一無二のものとなっています

押し出し感の強い顔つきはアルファードの白眉

現行アルファードのフロントビューは、押し出し感の強い顔つきと抑揚のあるバンパー造形により、華やかかつ堂々としたイメージがポイントです。

アッパー部とロア部を一体化した大胆なフロントグリルと、ヘッドランプとのインバランスな対比により表現されたあくの強さと、フロントグリルを左右からバンパーで挟み込むデザインは、センター部の押し出し感を際立たせ、フロントマスクに迫力を付与しています。

エアロボディは、ワイドで精悍な表情により、ダイナミックかつパワフルなスタイルを演出。押し出しの強さとスポーティさを両立したフロントマスクに、低重心なイメージでクールな表情を作り出しています

2017年のマイナーチェンジでは、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーの意匠が変更されて、全体の質感を高めました。

背高ボディに低重心さと勢いを感じさせるサイドビュー

サイドビューは、抜けの良さを際立たせたキャビンと重厚で抑揚のあるアンダーボディによって“威勢の良さ”と地を這うような“地べたスタンス”を表現しています。

ポイントは、センターピラーの存在を強調するZ型メッキモールで、ダイナミックに変化するショルダー部の造形と、張り出した前後のホイールフレアにより、低重心さと勢いをプラスしています。

エアロボディは、スポイラー形状の専用サイドマッドガードを採用し、ボディの厚みと低重心をさらに強調。装着されるアルミホイールは、16インチから18インチまで用意されています。

スタンスの良さが強調されたリアまわり

リアビューは、抜けの良いキャビンを抑揚のあるアンダーボディがしっかりと支え、威勢の良い独自の存在感を演出しています

アンダーボディは、あえて目立つようデザインされたコーナーエッジと「ハ」の字に構えた構成でスタンスの良さを強調。リヤコンビネーションランプは奥行き感を持たせるとともに、厚みのある瓦が重なったような造形で、力強さと豪華さをそれぞれ表現しています。

最下端部のエクステンションは標準ボディがクロムメッキ、エアロボディはブラックを採用。エアロボディはフロントからつながるアンダースポイラーと縦型リフレクターにより、ワイドで低重心なスタイルを創出しました。

2017年に行ったマイナーチェンジでは、バックドアガーニッシュやリヤコンビネーションランプの意匠を変更、車両の個性を際立たせています。

圧倒的な存在感と上質さがバランスされたトヨタ アルファードの外観デザイン。これ以上やってしまうと品が悪くなるギリギリのラインを攻めている、秀逸なデザインといえるのではないでしょうか。

この3代目アルファードに追従するように、いまやライバル車も大型のフロントグリルを採用するなど、国産ミニバンにおいてこのトレンドはしばらく続きそうです。

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