ジープ ラングラー新旧比較!4代目はモデルチェンジ前とどこが変わった?違いや特徴を徹底解説

ジープ 4代目ラングラー

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2018年にモデルチェンジによって誕生したジープ 4代目ラングラー(3BA-JL36S/JL36L/JL20L型)ですが、中古車市場では先代モデルも根強い人気を誇っています。

どちらを購入するか検討していても、何がどう違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、現行の4代目ラングラーと先代モデルである3代目ラングラーを比較し、その違いに迫っていきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ラングラー新旧比較表
ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーは燃費が違う!
ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーはトランスミッションが違う!
ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーは鍵が違う!

ラングラー新旧比較表

4代目ラングラー3代目ラングラー
新車価格459〜1,030万円323.4〜483万円
中古車価格55〜990万円55〜990万円
ボディタイプSUV/クロカンSUV/クロカン
全長4,320~4,870mm4,185~4,705mm
全幅1,895~1,930mm1,880mm
全高1,825~1,900mm1,840~1,885mm
燃費WLTCモード8~10km/L-
燃費JC08モード8~11.5km/L6.9~7.9km/L
ドア数3~5ドア3~5ドア
乗車定員4~5名4~5名
排気量1,995~3,604cc3,604~3,782cc
トランスミッションマニュアルモード付ATオートマチック
ハンドル左、右
最小回転半径5,300~6,200mm6,000~7,100mm
ホイールベース2,460~3,010mm2,425~2,945mm

ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーは燃費が違う!

4代目ラングラーと3代目ラングラーの大きな違いのひとつは、燃費性能にあります。

3代目ラングラーは、通常モデル・上位モデル「アンリミテッド」ともに排気量3,600ccのV型6気筒エンジンを搭載しており、力強い走りが特徴的な反面、燃費性能はJC08モードでも7.5~7.9km/L と非常に低いことが欠点でした。

しかし、4代目ラングラーではこの点が大きく改善されています。

「アンリミテッド サハラ2.0L 」以外の4代目ラングラーはすべて先代と同じV型6気筒エンジンでありながら、燃費性能はJC08モードで8.0~9.1km/L と大幅に向上しました。

さらに、「アンリミテッド サハラ2.0L 」ではエンジンのダウンサイジングが図られ、燃費性能は10.0km/L まで向上したのです。
直列4気筒ターボエンジンを搭載しているため、ただ単にダウンサイジングされただけではなく、出力もトルクも劣っていません。

また、ボディがアルミになり、車両総重量が100kg近く軽量化されたことも関係しているでしょう。燃費性能なら、4代目ラングラーに軍配が上がります。

ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーはトランスミッションが違う!

ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーの違いは、エンジンだけではなくトランスミッションにもあります。これもまた、燃費性能に差をつけた大きな変更点といって良いでしょう。

どちらも電子制御式オートマチックですが、変速段数が異なります。

3代目ラングラーは5段変速・初期型は4変速と段数が少ないゆえに、スムーズな走りには不向きというデメリットがありました。特に3代目ラングラーは、その前のモデルより大幅に大型化したことに伴い、SUVらしさは増したものの、エンジンやトランスミッションに関してはまだ試行錯誤の段階であったのではないかと思われます。

対して、4代目ラングラーは全車8段変速のトランスミッションに変更されたことによりスムーズな走行が可能になり、エンジンが大きく吹き上がるのを防いでくれるのです。

もちろん、トランスミッションの機構変更は燃費性能の変化に大きく影響します。今まで少々ぎこちなかった変速もスムーズになったことで、初めてラングラーに乗る方にも優しいクルマになっているといえるでしょう。

ジープ 4代目ラングラーと3代目ラングラーは鍵が違う!

燃費やエンジン、トランスミッションに違いがあることがわかった4代目ラングラーと3代目ラングラーですが、納車したときに一番に感じる違いはやはりでしょう。セキュリティ性能の差が大きいのです。

3代目ラングラーは、鍵穴にキーを差し込んで回す、昔ながらの仕様の鍵を採用していました。昔からある形状なので、使用方法はシンプルで簡単という利点がありますが、急な雨や天候の変化には対応しにくいうえ、ドアにキーを差し込んで回す必要があるため、手がふさがっているときには不便さを感じるかもしれません。

一方、4代目ラングラーからはキーレスエントリー、キーレススタートが可能になりました。

これによりドアの開閉はボタンひとつで可能になり、エンジンスタートもブレーキペダルを踏みながらプッシュスタートで始動するようになったほか、ポケットにキーを入れておくだけでエンジンがかかるため、急な天候の変化にも即座に対応できます。また、これに伴ってセキュリティ性能も向上しています。

キーには個別の番号が割り当てられており、クルマ側のコンピューターが認識しなければエンジンがかからないようになっているため、利便性と防犯性どちらも高めることに成功しているのです。
ジープ ラングラーの現行モデルである4代目ラングラーと先代モデルの3代目ラングラーの違いを紹介してきました。

ほかにも何点か違いはありますが、燃費性能やトランスミッションの変更は、3代目ラングラーに不満があった方には大きな改善点といえるでしょう。

また、カギの変更も利便性を向上させてくれる嬉しい追加機能です。

4代目ラングラーか、それとも3代目ラングラーを購入するか、どちらを購入するか悩んでいる方はじっくり悩むのも良いのではないでしょうか。

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