ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車10台を一挙解説｜標準仕様車との違いは？

更新日：2024.09.09

※この記事には広告が含まれます

2018年のフルモデルチェンジによりハイブリッド車になったジープ 4代目ラングラー(3BA-JL36S/JL36L/JL20L型)は、多くの特別仕様車が販売されてきました。

台数に限りがあるためそうそうお目にかかることはできませんが、いったいどのような仕様になっているのでしょうか。

そこで今回は、4代目ラングラーの特別仕様車10台を、一挙に紹介していきます。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

【この記事のすべての画像を表示する（11枚）】

Chapter: ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドルビコンスカイワンタッチパワートップ」【新車価格：614万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「ビキニエディション」【新車価格：583万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサハラ2.0L スカイワンタッチパワートップ」【新車価格：620万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドルビコンリーコン」【新車価格：629万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドフリーダムエディション」【新車価格：535万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサージグリーン」【新車価格：595万円(サハラ)/631万円(ルビコン)】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「80thアニバーサリーエディション」【新車価格：583万円(通常版ベース)/616万円(アンリミテッド・サハラベース)】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドスポーツ・アルティテュード」【新車価格：544万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドアイランダー」【新車価格：550万円】; ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサハラスカイワンタッチパワートップ」【新車価格：628万円】

ラングラーの中古車一覧

クライスラージープラングラーカスタム多数アルパイン9インチ1年保障

本体価格

438万円
支払総額

458万円

年式：2016年
走行距離：4.4万km
車検：検なし
なし

クライスラージープラングラー

本体価格

418万円
支払総額

428万円

年式：2018年
走行距離：4.1万km
車検：R.7年10月
なし

クライスラージープラングラーアンリミテッドサハラ 4WD

本体価格

583万円
支払総額

598万円

年式：2021年
走行距離：3.3万km
車検：R.8年03月
なし

クライスラージープラングラールビコン 4WD 全国10台限定車

本体価格

598万円
支払総額

617万円

年式：2021年
走行距離：2.3万km
車検：検なし
なし

クライスラージープラングラースポーツソフトトップフルフレーム 4WD ZEAL足廻り整備バッチリ 5速!

本体価格

168万円
支払総額

188万円

年式：2001年
走行距離：7.6万km
車検：R.7年11月
なし

クライスラージープラングラーの中古車一覧を見る

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドルビコンスカイワンタッチパワートップ」【新車価格：614万円】

2019年6月に発表されたのが、ジープラングラー「アンリミテッドルビコンスカイワンタッチパワートップ」です。新車価格は614万円。

カラーバリエーションは3色で、ブラックC/Cが115台、ブライトホワイトC/Cが93台、ヘラヤイエローC/Cが49台となっています。

ベースはラングラーの最上位グレード「アンリミテッドルビコン」で、トランスミッションやエンジンに関しては「アンリミテッドルビコン」と差はありません。

最大の特徴は、名前のとおりルーフ部分が電動開閉式である「スカイワンタッチパワートップ」であることで、高速走行中でもボタンひとつでルーフの開閉ができ、約20秒でさらなる解放感を手に入れることができるのです。

また、リアクォーターウインドウを取り外すことで解放感はさらに向上します。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「ビキニエディション」【新車価格：583万円】

2019年7月に、ジープラングラーと兄弟分のレネゲードで「ビキニエディション」が発売されました。ラングラーは80台、レネゲードは100台の限定生産でしたがすでに完売しており、残念ながら現在は新車購入ができません。ベースは、ラングラーアンリミテッド「サハラ 2.0L」です。

「BIKINI(ビキニ)」と呼ばれるターコイズブルーのボディカラーが特徴で、海をイメージさせる1台に仕上がっています。

最大の特徴は、老舗アウトドア用品メーカーの「ogawa」とのコラボレーションにより実現したカーサイドタープで、「BIKINI」のロゴが印字されている点です。

また、ラゲッジ(荷室)ルーフカバーにもロゴが入っているほか、スペアタイヤカバーも同様に、海をイメージしたデザインや使い方で統一されています。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサハラ2.0L スカイワンタッチパワートップ」【新車価格：620万円】

2020年6月に販売を開始したのが、ジープラングラー「アンリミテッドサハラ2.0L スカイワンタッチパワートップ」です。

前年に販売された「アンリミテッドルビコンスカイワンタッチパワートップ」の「アンリミテッドサハラ2.0L」バージョンで、カラーバリエーションはサージグリーンC/Cが150台、パンプキンメタリックC/Cが100台、ブラックが50台となっています。

「ルビコンワンタッチパワートップ」同様、ボタンひとつでルーフの開閉ができるほか、クォーターウインドウの取り外しも可能で、収納バックにしまえばリアシート(後席)背面に取り付け可能です。

オフロード性能は「サハラ2.0L」そのままなので、幅広いフィールドでの活躍が期待できます。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドルビコンリーコン」【新車価格：629万円】

「アンリミテッドルビコン」をベースに作られた「アンリミテッドルビコンリーコン」は、2020年10月に発売されました。新車価格は629万円ですが、残念ながらすでに完売しています。

「リーコン」とは「偵察」を意味する軍事用語で、その名に違わぬ走破性を持っています。

特に強化されたのはオフロード性能で、従来のラングラーがパートタイム4WD(4輪駆動)方式なのに対し、「アンリミテッドルビコンリーコン」ではロックトラックフルタイム4WDを採用しているのです。

また、スキッドプレートによる足回り・各種動力部分のカバーも徹底されており、まさにオフロード走破のために生まれた1台です。

カラーバリエーションは、ビキニP/CとグラナイトクリスタルメタリックC/Cで、それぞれ100台ずつのラインナップとなっています。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドフリーダムエディション」【新車価格：535万円】

「ルビコンリーコン」と同日付で販売を開始したのが、ジープラングラー「アンリミテッドフリーダムエディション」です。新車価格は535万円で、アンリミテッドスポーツ2.0Lをベースとした1台ですが、こちらも完売しています。

バッジに書かれている「OSCAR MIKE」とは軍事用語で「移動中」を意味しており、ボディの随所にアメリカ軍を意識したオマージュがちりばめられています。

カラーバリエーションは4色から選択可能で、ビレットシルバーメタリックC/Cが100台、ブライトホワイトC/Cが70台、そしてファイヤークラッカーレッドとヘラヤイエローC/Cが15台ずつの200台限定の販売でした。

アメリカ軍のオマージュとして採用されたデカールやフリーダムスターデカールが特徴です。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサージグリーン」【新車価格：595万円(サハラ)/631万円(ルビコン)】

2020年12月に、ジープラングラー「アンリミテッド」の2車種から、「アンリミテッドサハラ・サージグリーン」と「アンリミテッドルビコン・サージグリーン」の発売が開始されました。

新車価格は「アンリミテッドサハラ・サージグリーン」が595万円、「アンリミテッドルビコン・サージグリーン」が631万円で、どちらも完売しています。

ウィリスを強く意識したミリタリーモデルで、カラーバリエーションはサージグリーンC/Cのみです。

軍用車がモデルであり、かつその形を崩していないからこそ似合うカラーになっています。インテリア(内装)はどちらもブラックで統一されており、高級感も忘れていないうえ、パラシュートマンがボンネットとスペアタイヤカバーに描かれています。

見た目はクラシックながら、安全装備や主要装備は現代のクルマそのものです。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「80thアニバーサリーエディション」【新車価格：583万円(通常版ベース)/616万円(アンリミテッド・サハラベース)】

2021年2月に発売されたのが、ジープラングラー「80thアニバーサリーエディション」です。通常のラングラーのほか、ラングラー「アンリミテッドサハラ」にもラインナップされ、460台限定で販売されています。

最大の特徴は、80周年の記念モデル販売に合わせて行われたファン投票で選ばれた人気カラーをラインアップしていることです。

グラナイトクリスタルメタリックC/Cは全車共通で採用されているものの、通常版ラングラーモデルはサージグリーンC/Cが、「アンリミテッドサハラ」モデルはこの2色にスナッズベリーP/C、ブラックC/Cのラインナップとなっています。

「80th Anniversary」のタグ付きフロアマットも採用されているほか、グラナイトカラー18インチアルミホイールも魅力を引き立てているのです。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドスポーツ・アルティテュード」【新車価格：544万円】

2021年3月に販売を開始した、ジープラングラー「アンリミテッドスポーツ・アルティテュード」は、限定300台の特別仕様車です。

「アンリミテッドスポーツ3.0L」をベースに作られた1台で、カラーバリエーションはスナッズベリーP/C、スティンググレーC/C、ブライトホワイトC/Cの3色各100台です。新車価格は544万円となっています。

カラーバリエーションも通常のラインナップと違うことに加えて、各所にあしらわれたブラックのデザインは、武骨なラングラーにスポーツモデルとしての精悍さも与えています。

マットブラックで統一されたバッジやエンブレムを始め、17インチアルミホイールもグロスブラックと黒を基調としているのも大きな特徴です。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドアイランダー」【新車価格：550万円】

ジープラングラーの中でも人気が高い特別仕様車「アイランダー」が、2021年5月に10年ぶりに復活しました。「アンリミテッドスポーツ3.0L」をベースにしたクルマで、新車価格は550万円です。

ボディカラーはチーフC/CとヘラヤイエローC/Cの2種類で、それぞれ100台の販売となっています。

あしらわれているキャラクターは「Tiki Bob」といい、ポリネシア神話のティキ像をモデルにしています。ボンネットデカールのほか、スペアタイヤカバーにも描かれており、ひと目で「アイランダー」とわかるでしょう。

オフロード性能などはそのままに、南国イメージの1台に仕上がっています。

ジープ 4代目ラングラーの特別仕様車「アンリミテッドサハラスカイワンタッチパワートップ」【新車価格：628万円】

2021年5月に、「スカイワンタッチパワートップ」の第3弾として登場したのが、ジープラングラー「アンリミテッドサハラスカイワンタッチパワートップ」です。「アンリミテッドサハラ」をベースにしており、新車価格は628万円となっています。

カラーバリエーションはハイドロブルーP/CとスティンググレーP/Cの2色、計300台です。

説明不要の人気を誇る「スカイワンタッチパワートップ」の最新モデルで、発売されたばかりの1台です。「アンリミテッドサハラ」をベースとしているため、先代よりも高い走破性を持っています。

ルーフの使い勝手はそのままに、普段のドライブにももってこいのクルマでしょう。