トヨタ 4代目プリウスの現行モデルとモデルチェンジ前の違いは何？

更新日：2023.04.14

※この記事には広告が含まれます

2017年に発売から20周年を迎えたトヨタプリウス。

2021年6月現在では当たり前となっているガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドシステムですが、1997年にトヨタ初代プリウスが発売された当初は、世界中から注目されました。

常にハイブリッド車のパイオニアとして業界をリードしつつ、ハイブリッドシステムによる燃費効率はもちろんのこと、安全機能な居住性も進化し続けているクルマです。

この記事では、2021年6月の現行モデルであるトヨタ 4代目プリウス(ZVW51/ZVW55型)と、ひとつ前のモデルである3代目の違いについて確認していきます。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

【この記事のすべての画像を表示する（4枚）】

Chapter: 歴代プリウスの特徴を確認しよう; トヨタ 3代目プリウスと4代目プリウスの特徴を比較; トヨタ 4代目プリウスは安全機能や走行性能が向上！

プリウスの中古車一覧

トヨタプリウス 1.8 S ツーリングセレクション Bluetooth/黒ホイール

本体価格

120万円
支払総額

131.8万円

年式：2016年
走行距離：10.8万km
車検：R.8年03月
なし

トヨタプリウス 1.8 S セーフティプラス 1年走行距離無制限保証付

本体価格

120万円
支払総額

132万円

年式：2017年
走行距離：5.7万km
車検：R.7年10月
あり

トヨタプリウス 1.8 S ツーリングセレクション純正9インチナビバックモニター LED

本体価格

180万円
支払総額

188万円

年式：2020年
走行距離：3.2万km
車検：R.7年06月
あり

トヨタプリウス 1.8 S ツーリングセレクションスマートキー、クルーズコントロール

本体価格

133万円
支払総額

138万円

年式：2016年
走行距離：13.3万km
車検：R.7年03月
なし

トヨタプリウス 1.8 S ツーリングセレクションナビ、TV、モデリスタ、セーフティセンス

本体価格

206万円
支払総額

225.9万円

年式：2019年
走行距離：5.1万km
車検：検なし
なし

トヨタプリウスの中古車一覧を見る

歴代プリウスの特徴を確認しよう

まずは、初代プリウスについておさらいしましょう。

初代プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッド車として誕生しました。

全長4,275mm×全幅1,695mm×全高1,490mmの5ナンバー車であり、コンパクトなボディが印象的だったほか、燃費効率28.0km/L (10･15モード)は1997年当時のガソリン車の約2倍の数値でした。

2003年に初めてフルモデルチェンジが実施され誕生した2代目プリウスは、トライアングルシルエットが採用され、多くの人が想像するプリウスの原型を作った1台だといえます。

全長4,445mm×全幅1,275mm×全高1,490mmの3ナンバー車に生まれ変わり、燃費だけではなく、車内の空間快適性にもこだわりが見える1台でした。燃費効率は35.5km/L(10･15モード)と、初代プリウスから進化しています。

それでは、2021年6月現在の現行モデルである4代目プリウスと、先代の3代目プリウスの違いはどこにあるのでしょうか？次項から詳しく解説します。

トヨタ 3代目プリウスと4代目プリウスの特徴を比較

先代モデルの3代目プリウスと現行モデルの4代目プリウスを比較していきましょう。

3代目プリウスの車体サイズは全長4,460mm×全幅1,745mm×全高1,490mmです。

一方の4代目プリウスは全長4,575mm×全幅1,760mm×全高1,490mmと、若干ながらもサイズアップしています。

続いてエクステリア(外観)ですが、3代目プリウスはプリウスの象徴とも言えるトライアングルシルエットを2代目プリウスから踏襲しており、大きな変更はありませんでした。

4代目プリウスではトライアングルシルエットは維持しつつも低重心化することに成功。見た目はよりシャープ且つスポーティーな印象に変化したのです。

また、インパネのメーターにも違いが見られます。

3代目プリウスに比べて4代目プリウスのメーターはカラフルになり、より見やすく改善されたほか、直感的な操作が可能となりユーザー目線の1台となったといえるでしょう。

トヨタ 4代目プリウスは安全機能や走行性能が向上！

4代目プリウスの最大の特徴は、トヨタがグローバル戦略の目玉としているTNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれるプラットフォームが採用されていることです。

これにより大幅な低重心化を実現したうえ、3代目プリウスから踏襲しているトライアングルシルエットを進化させ、空気抵抗値を下げることに貢献し、燃費向上に寄与しています。気になる燃費効率は40.8km/L (JC08モード燃費)と、プリウス史上最高の数値となっているのです。

さらに、4代目プリウスでは上質な走りを実現するため、高剛性ボディと低ショックのサスペンションを採用しています。リアに採用されたダブルウィッシュボーン式サスペンションは悪走路や段差でもショックが少ない走りを実現させるのに役立っているといえるでしょう。

3代目プリウスから燃費効率と走行性能が向上している4代目プリウスですが、安全機能も飛躍的に向上しています。

ミリ波レーダーと単眼カメラの性能向上により、車両や歩行者との衝突を回避したり、前方車両に追従するレーダークルーズコントロール機能が装備されていたりと、安全機能も十分に盛り込まれていることも魅力です。