メルセデス・ベンツ Cクラス(W203)に、ベストなタイヤを見つけた!

ネクセン N'FERA SU1

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リアのアライメントの不具合から、トレッド面の内側だけが極端に減ってしまった14年落ちのメルセデス・ベンツ C230アバンギャルド(W203)のリアタイヤ。フロントはまだ6分山ほど残っていたのですが、この機会に4本まとめて交換をすることにしました。

新しいタイヤに選んだのは、ネクセンタイヤのプレミアムモデル N'FERA SU1(エヌフェラ エスユー1)です。

手前味噌を承知でいえば、CarMeでもたびたび取り上げているネクセンタイヤは、自動車ジャーナリストはもちろんユーザーからも評価が高く、とても気になっていたタイヤでした。そこで今回は、身をもって体験してみよう!ということで、ラインアップ中、最上級に位置するN'FERA SU1をチョイス。

実際に愛車に装着してみたところ、これが予想以上に好印象(ネクセンさんゴメンナサイ)だったので、みなさんにも知っていただきたく、その素晴らしさを報告することにしました。

CarMe編集部

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まさか!ノーマルなのに、タイヤが片減りするなんて!
気になっていたネクセンタイヤをついに装着
約1万5000km走行したネクセン N'FERA SU1

まさか!ノーマルなのに、タイヤが片減りするなんて!

ことの発端は、我が愛車メルセデス・ベンツ Cクラス(W203)ステーションワゴン アバンギャルド(長い名前だな)が、車検後しばらくすると雨天時に鉄板やマンホールの蓋などにリアが乗ると、発進でときおりスリップが起こっていたことでした。

当然、タイヤの摩耗を疑うわけですが、タイヤを交換して走行したのは3万キロ程度、タイヤがボウズになるのは早すぎますし、目視でも減っている様子はなく、さらにコーナリング中にちょっと乱暴にアクセルを開けてもリアが滑り出すような素振りもありません。

「なんだろなー、怖いなー」なんて稲川淳二さんのようにつぶやきながら日々のアシに使っていたのですが、それから数週間後!遅れていた24ヶ月定期点検のため横浜の「カーケア・ジャパン横濱ファクトリー」に入庫させたところ、なんと!リアタイヤの偏摩耗が発覚!!
見れば、内側だけ極端に減っており、一部は内部のベルトまで届いているという、もうスポコン系もびっくりのネガキャン状態です!!

停止状態で外側から確認しても発見できず、さらに発進時だけタイヤがスピンして、コーナーリング時に滑らなかったのには、こんなワケがあったのです。

ちなみに、この時代のマルチリンクを採用するメルセデスは、リアのサスペンションブッシュがヘタってくると同様の傾向があるとのことなので、同型車を乗っている方々は注意してください。

気になっていたネクセンタイヤをついに装着

さてさてそんなこんなで新しいシューズを買わなければなりません。そこで白羽の矢を立てたのが、以前から気になっていたネクセンタイヤ。銘柄は、CarMeの記事でもなんどか紹介しており、モータージャーナリストの先生方からも評判が良いネクセン N'FERA SU1です。

じつは、このタイヤを選んだのにはもうひとつ理由がありました。それが、メルセデス・ベンツ C230アバンギャルドのフロント=205/55R16、リア=225/50R16というタイヤサイズです。

とくにフロントサイズは、W203 が新車で販売されていた当時は、国産でも重宝されており、各メーカーラインアップを揃えていたのですが、最近は純正装着するモデルが少なくなったこともあって、一部の銘柄ではラインアップから落ちているというのが現状。

前後、同じ銘柄で探すと、選択肢がかなり絞られてしまうやっかいなサイズなのです。しかし、そこはヨーロッパ市場で強いネクセンタイヤ。しっかりラインアップされていました。

実際に装着した感想ですが、クレイジーケンバンドの横山剣さんふうに言えば「イイ〜ネ!」です。

私のタイヤの好みは、グリップはある程度でもウェット性能が高く、直進性があって、ノイズは少なく、サイドウォールが適度にたわんで路面の小さな凸凹を吸収してくれるというもの。

これって世間一般でいうところの高級タイヤの性能なので、価格もそれなりです。そんななかネクセン N'FERA SU1は、ライバルメーカーに比べて市場価格で1〜2割ほど安く手に入れることができますから、私の嗜好と薄いお財布には本当の意味でベストマッチだったのです。

クッションが良くて、軽い。高級な乗り心地

装着前のチェックで気づいたのは、サイドウォールが柔らかいことと、タイヤ自体が軽量にできていること。

サイドウォールのたわみはハンドリングにも影響する重要な性能ですが、走り出してみるとネクセン N'FERA SU1のそれは、ちょうどいいたわみで、路面の細かい凸凹を上手く吸収してくれます。

また、タイヤが軽量なことも影響しているのか、走り出すと軽く転がる感じも◯。直進性も問題なく、市街地ではクルマ自体のあしまわりが改善された印象です。

その好印象は高速域でも変わらず。以前のタイヤは、パターンノイズやグリップは問題なかったのですが、じつはサイドウォールのたわみがイマイチ。それがコツコツという気になる乗り心地を生んでいました。それがもうホント、ネクセンのN'FERA SU1に変えたら、タイヤのサイドウォールが仕事をしてくれるおかげで気にならなくなっています。

さらにロードノイズも少なく、直進性も問題なし、ステアリングに伝わるグリップ感もしっかりしており、コーナリングではサイドウォールのたわみによる剛性感の不安など微塵もありません。

またウェット性能についても、装着後、数ヶ月で何度か経験したなかでは、排水性にもなかなか良さそうです。

そのフィーリングは、誤解を恐れずに言ってしまえば、すこし前のヨーロッパ系メーカーの高性能タイヤが好きな方は、きっと気に入ってくれるだろうなと思える、トータルバランスに優れたもの。あらゆるポイントが高得点で、カタログに「エコ・プレミアムスポーツタイヤ」を謳うだけのことはあるのです。

ちょっと褒めすぎなんじゃないかとも思いますが、とくに私のようなチョイ古の輸入セダン&ステーションワゴンには、ベストマッチなタイヤだと実感しています。
もしも上質な乗り心地で総合バランスに優れたコスパの良いタイヤを探していたり、高級セダンや高性能ツーリングカーでタイヤ選びに迷っている方、なかでもヨーロッパ系のどっしりとした車種のオーナーは、「ぜひ一度お試しあれ」のタイヤなのです。

約1万5000km走行したネクセン N'FERA SU1

なんやかんやで、日々のアシに使っているW203は、タイヤをネクセンのN'FERA SU1に履き替えてから、すでに1万5000キロ以上を走行しました。

感心したのは、ロードノイズもハンドリングも、初期からほとんど変化がないこと。さすがプレミアムクラスを狙ったタイヤだけのことはあります。特にロードノイズに関しては、安定の静粛性で、室内は快適性がいまだ保たれているのです。

タイヤ選びに失敗すると、ここらへんでタイヤの性格が豹変することもあるのですが、N'FERA SU1はそんな心配も一切なし。本当に長く付き合える、優れたタイヤなのでした。
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