ランエボ終了!スバル WRXの次なるライバルはポルシェ911?
更新日:2024.09.09
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安心感と走る楽しさを叶えてくれるスポーツセダンカー、スバル WRX。
これまでライバルであった三菱 ランサーエボリューションが生産を終了してしまった現在、WRXの明確なライバル関係にあるクルマはもう国内にはいない状況です。そんなWRXが新たにライバルに据えるのはなんと…ポルシェ 911!?パワーや価格帯では比較の対象にはならない両者ですが、なぜスバルはポルシェ911を新たなライバルとしたのでしょうか。
これまでライバルであった三菱 ランサーエボリューションが生産を終了してしまった現在、WRXの明確なライバル関係にあるクルマはもう国内にはいない状況です。そんなWRXが新たにライバルに据えるのはなんと…ポルシェ 911!?パワーや価格帯では比較の対象にはならない両者ですが、なぜスバルはポルシェ911を新たなライバルとしたのでしょうか。
ランエボに代わる新たなWRXのライバルは?
4代目となる新型WRXで「STi」に加え、「S4」が発売されたことでインプレッサからの独立を果たしたスバルWRX。
新型WRXの開発は「欧州のピュアスポーツカー」との比較をしながら行われました。そしてその「ピュアスポーツカー」こそがポルシェ911やケイマン、BMW Mモデルとのこと。
ランエボに代わる新たなライバルとして目指すポルシェ911とは、すでに互角に競える部分もあるようです。
新型WRXの開発は「欧州のピュアスポーツカー」との比較をしながら行われました。そしてその「ピュアスポーツカー」こそがポルシェ911やケイマン、BMW Mモデルとのこと。
ランエボに代わる新たなライバルとして目指すポルシェ911とは、すでに互角に競える部分もあるようです。
ポルシェ 911がハンドリングや走行安定性では互角!
まずは「ダブルレーンチェンジ通過速度テスト」。これは障害物を避け、またもとの車線に戻る際にどれだけの高スピードで走り抜けられるかを測定するテストです。
このテストでは、WRX STiが1位!僅差でポルシェ911カレラSが2位に続きました。
また、ハンドリング性能を試す俊敏性テストではWRX STi、WRX S4、ポルシェ911カレラSが同率1位。ドライバーがハンドルを切ってから車がその通りに反応するまでの所要時間は0.10秒とポルシェ911に匹敵するハンドリング性能の高さを証明しました。
このテストでは、WRX STiが1位!僅差でポルシェ911カレラSが2位に続きました。
また、ハンドリング性能を試す俊敏性テストではWRX STi、WRX S4、ポルシェ911カレラSが同率1位。ドライバーがハンドルを切ってから車がその通りに反応するまでの所要時間は0.10秒とポルシェ911に匹敵するハンドリング性能の高さを証明しました。
WRXとポルシェ ケイマンとの対決!勝ったのは…!?
こちらは911ではありませんがポルシェケイマンのスピード対決の動画です。
果たして勝ったのは?
今後WRXが目指すものは?
価格帯などは全く異なるにも関わらず、スバルがWRXのライバルとしてポルシェ911を据えるのにはわけがあります。
それは車を単なる交通手段としてではなく、「走る楽しみ」を与えてくれる味のある車にしたいというスバルらしい思い入れから。
スバルブランドを展開する富士重工は、「大きくはなくても強い特徴と質の高さをもつ企業」を目指すと宣言しました。
今後もWRXの改良を続け、世界で通用する車を作っていってほしいですね。
それは車を単なる交通手段としてではなく、「走る楽しみ」を与えてくれる味のある車にしたいというスバルらしい思い入れから。
スバルブランドを展開する富士重工は、「大きくはなくても強い特徴と質の高さをもつ企業」を目指すと宣言しました。
今後もWRXの改良を続け、世界で通用する車を作っていってほしいですね。
スバルWRX STiとはどんな車?
スバル WRX STiは、スバルが世界ラリー選手権に参戦するためのベース車両で、インプレッサとして1992年に誕生しました。現在は4代目まで進化を遂げ、2016年の秋には5代目が投入される予定です。
2011年より販売開始された現行モデルは、インプレッサの冠が外れ独立した車種として設定されました。そしてWRX STiの発売は、2014年8月25日。4ドアセダンのみのラインナップです。
4ドアセダンなので普段使いにも使いやすく、見た目からは想像が出来ないほどのハイスペックエンジンとWRCで培われた技術がふんだんに盛り込まれそのままサーキットや未舗装路に持っていても走れるようセッティングされており、その為か他の車両に比べると足回りは硬くゴツゴツした乗り心地になります。
グレード展開は2種類のみで、STiとSTi Type Sでそれぞれの新車価格は、以下の通りです。
2011年より販売開始された現行モデルは、インプレッサの冠が外れ独立した車種として設定されました。そしてWRX STiの発売は、2014年8月25日。4ドアセダンのみのラインナップです。
4ドアセダンなので普段使いにも使いやすく、見た目からは想像が出来ないほどのハイスペックエンジンとWRCで培われた技術がふんだんに盛り込まれそのままサーキットや未舗装路に持っていても走れるようセッティングされており、その為か他の車両に比べると足回りは硬くゴツゴツした乗り心地になります。
グレード展開は2種類のみで、STiとSTi Type Sでそれぞれの新車価格は、以下の通りです。
STi | STi Type S | |
新車価格(税込) | 3,790,800円 | 4,114,800円 |
車体サイズは、全長4,595mm×全幅1,795mm×全高1,47mmで、乗車定員は5名。トランスミッションは、6速マニュアルのみの設定です。
ポルシェ 911カレラSとはどんな車?
ポルシェ911カレラSとは、ポルシェの911カレラの上級モデルです。
911の歴史は古く、901型と呼ばれる初代モデルは1963年までさかのぼり今日に至るまで独特なポルシェフェイスを崩すことなく幾度もフルモデルチェンジがされエンジンや走行性能がその都度格段に向上してきました。
現行モデルのポルシェ911 カレラSは991型と呼ばれ2016年3月に販売開始され、2ドアクーペとRRのスタイルは初代より変わりなく受け継がれています。
グレード展開は、クローズボディのカレラSとオープンボディのカレラSカブリオレがあり、カレラSにはマニュアルトランスミッションとPDK、カレラSカブリオレにはPDKのみの設定です。
ちなみにPDKとは、ポルシェ・ドッペルクップルングの略語でデュアルクラッチ式のオートマチックトランスミッションでポルシェ独自の技術です。
ギアを選ぶシャフトが奇数段と偶数段にそれぞれ配置されているこのミッションは、ギアチェンジの際に次のギアがすでにスタンバイ状態になっています。そのため変速スピードが格段に向上しています。
それぞれのグレードの新車販売価格は、以下の通りです。
911の歴史は古く、901型と呼ばれる初代モデルは1963年までさかのぼり今日に至るまで独特なポルシェフェイスを崩すことなく幾度もフルモデルチェンジがされエンジンや走行性能がその都度格段に向上してきました。
現行モデルのポルシェ911 カレラSは991型と呼ばれ2016年3月に販売開始され、2ドアクーペとRRのスタイルは初代より変わりなく受け継がれています。
グレード展開は、クローズボディのカレラSとオープンボディのカレラSカブリオレがあり、カレラSにはマニュアルトランスミッションとPDK、カレラSカブリオレにはPDKのみの設定です。
ちなみにPDKとは、ポルシェ・ドッペルクップルングの略語でデュアルクラッチ式のオートマチックトランスミッションでポルシェ独自の技術です。
ギアを選ぶシャフトが奇数段と偶数段にそれぞれ配置されているこのミッションは、ギアチェンジの際に次のギアがすでにスタンバイ状態になっています。そのため変速スピードが格段に向上しています。
それぞれのグレードの新車販売価格は、以下の通りです。
911カレラS(MT) | 911カレラS(PDK) | 911カレラS カブリオレ | |
新車価格(税込) | 15,190,000円 | 15,841,000円 | 18,130,000円 |
車体サイズは、クーペ・オープンともに、全長4,505mm×全幅1,835mm×全高1,295mmで、乗車定員も4名です。
新型スバル WRX STiの走行性能は?
スバル WRXのエンジンは、スバル伝統の水平対向4気筒エンジンであるEJ20型エンジンを搭載しており、最高出力は308ps、最大トルクは422Nm。
ポルシェ911カレラSと比較すると、最大出力、最大トルク共に劣りますが、デュアルアクティブバルブコントロールシステムを搭載し、低回転時の高トルクと高回転時の高出力化をバランスよく両立させ、JC08モードで9.4km/Lとスポーツカーの中では優れた燃費性能を誇ります。
エンジン上部には、大型のインタークーラーが搭載され、高い冷却効率を持ち、エンジンの性能を最大限に発揮し、高い走行性能を実現させております。
トランスミッションは6速MTで、ハンドリングは圧倒的な安定性と高い回頭性を誇っています。
ポルシェ911カレラSと比較すると、最大出力、最大トルク共に劣りますが、デュアルアクティブバルブコントロールシステムを搭載し、低回転時の高トルクと高回転時の高出力化をバランスよく両立させ、JC08モードで9.4km/Lとスポーツカーの中では優れた燃費性能を誇ります。
エンジン上部には、大型のインタークーラーが搭載され、高い冷却効率を持ち、エンジンの性能を最大限に発揮し、高い走行性能を実現させております。
トランスミッションは6速MTで、ハンドリングは圧倒的な安定性と高い回頭性を誇っています。
ポルシェ 911カレラSの走行性能は?
2015年に発売されたポルシェ 911カレラSのエンジンは、新開発の3.0Lのライトサイジングターボエンジンが採用されており、最高出力は420ps、最大トルクは500Nmとなります。
トランスミッションは7速MTと、デュアルクラッチ式のPDKが採用され、より力強く、自分の足のように自在な運転ができるように進化。燃費性能は、JC08モードで7.2km/L~12.8km/Lとなります。
またポルシェ911カレラには、全てのモデルにPASMが標準装備されています。路面の状態や運転方法に応じて減衰力を変えるダンパーシステムにより、より柔軟に路面状態に応じた走行が可能となり、優れた走行性能を実現しています。
トランスミッションは7速MTと、デュアルクラッチ式のPDKが採用され、より力強く、自分の足のように自在な運転ができるように進化。燃費性能は、JC08モードで7.2km/L~12.8km/Lとなります。
またポルシェ911カレラには、全てのモデルにPASMが標準装備されています。路面の状態や運転方法に応じて減衰力を変えるダンパーシステムにより、より柔軟に路面状態に応じた走行が可能となり、優れた走行性能を実現しています。
ポルシェ 911カレラSとスバル WRX STiのエクステリア・内装
スバル WRX STiとポルシェ 911カレラSの中古価格は?
スバルWRX STi | ポルシェ911カレラS | |
最安値 | 35.8万円 | 162万円 |
最高値 | 474.1万円 | 6,850万円 |
平均価格 | 268.3万円 | 1,316万円 |
ポルシェ 911とスバル WRXの中古相場は、平均価格で比較すると1,000万円以上の開きがあり、圧倒的な価格の差があります。しかし、性能としては両車共にほぼ互角の走行性能です。
また、ポルシェ 911カレラSは、最安値でも162万円とかなり高額、一方スバル WRXは最安値で1995年モデル、走行距離8万kmで35.8万円と比較的手に入れることが容易な価格帯となっています。
ポルシェというブランドとトップクラスの走りにこだわりたいという方はカレラSを、比較的安い価格で一流の走りを実感したいという方はWRX STiの購入をお勧めいたします。
値引きに関しては、ポルシェ911カレラSの場合はそのブランド性を守るために1~3%の値引きに限定しているディーラーがほとんどで、大幅な値引き交渉をするのは、ほぼ不可能に近いと言えるでしょう。
スバルWRXの値引きについては、下取り価格の増額で15万円〜200万円程の値引きが期待できます。大幅に値引きをしたい場合は、お乗りの車の下取り価格を様々なディーラーから取り寄せ、書類をディーラーに持ち込む形で下取り価格の増額を狙いましょう。
また、2011年以降のモデルは型落ちにより、大幅値引きがしやすい傾向があるようです。しかし型落ちとは言えどもWRX。最高の走りを期待して良いでしょう。(2016年7月時点)
また、ポルシェ 911カレラSは、最安値でも162万円とかなり高額、一方スバル WRXは最安値で1995年モデル、走行距離8万kmで35.8万円と比較的手に入れることが容易な価格帯となっています。
ポルシェというブランドとトップクラスの走りにこだわりたいという方はカレラSを、比較的安い価格で一流の走りを実感したいという方はWRX STiの購入をお勧めいたします。
値引きに関しては、ポルシェ911カレラSの場合はそのブランド性を守るために1~3%の値引きに限定しているディーラーがほとんどで、大幅な値引き交渉をするのは、ほぼ不可能に近いと言えるでしょう。
スバルWRXの値引きについては、下取り価格の増額で15万円〜200万円程の値引きが期待できます。大幅に値引きをしたい場合は、お乗りの車の下取り価格を様々なディーラーから取り寄せ、書類をディーラーに持ち込む形で下取り価格の増額を狙いましょう。
また、2011年以降のモデルは型落ちにより、大幅値引きがしやすい傾向があるようです。しかし型落ちとは言えどもWRX。最高の走りを期待して良いでしょう。(2016年7月時点)
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