トヨタ 4代目プリウスのラゲッジルーム(荷室)を解説！ゴルフバッグが4つ積載できる?!(ZVW50/ZVW51/ZVW55型)

1997年に発売を開始した初代プリウスから幾度のモデルチェンジを重ね、2015年12月に販売されたのが4代目プリウスです。

トヨタのグローバル戦略の目玉であるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)によるプラットフォームが採用されていることが特徴で、乗り心地や走行性能に関しては先代を遥かに凌駕すると言われています。

安定した走りをイメージさせるダイナミックで伸びやかなシルエットと低重心ボディー、長時間のドライブでも疲れにくいよう人間工学に基づいて設計された車内空間や充実した安全装備の搭載など、さまざまな面において優秀なクルマといえます。

また、40.8km/L(JC08モード燃費)という低燃費ながらも抜群の走行性能と車内の快適性を誇り、初心者から高齢者まで幅広い世代に愛されているのもプリウスの特徴です。

まずは、4代目プリウスのラゲッジルームサイズを確認していきましょう。

フル乗車時のサイズは、ラゲッジルーム高715mm、ラゲッジルーム幅1,390mm、ラゲッジルーム長890mmとなっています。

2WD(2輪駆動)の容量は502Lと、9.5インチのゴルフバッグが4個積載できるほどに大きく、これほどまでに大容量のラゲッジルームを実現しているのは、内蔵されているハイブリッドバッテリーを小型化しリアシート下へ移動させたからこそなのです。

スペアタイヤ装着時とE-Fourの場合は、ラゲッジルーム高655mm、ラゲッジルーム幅1,410mm、ラゲッジルーム長865mmで、容量は457Lと、9.5インチのゴルフバッグが3個積載可能なサイズに変わるので注意しましょう。

また、プリウスのリアシート(後席)は6:4分割可倒式シートを採用しているので、リアシートを倒すことにより、ラゲッジルームをさらに広々と活用できるのがポイントです。

リアシートを倒せば奥行きは1,695mmまで広がるほか、リアシートを倒すことによって自転車などの長尺の荷物を縦向きに置くことも可能となり、アウトドア時や大人数の旅行・ドライブの際に大活躍するでしょう。

さらに、ラゲッジルームにはタイヤのパンク修理キットやちょっとした小物を収納する際に役立つデッキアンダートレイが装備されています。

ラゲッジルーム内右部にはラゲージフックが装備されており、紙袋や小さめの鞄などを掛けて積載することも可能です。

4代目プリウスのラゲッジルームは、車体後部のハッチバックからアクセスします。

ハッチバック中央にあるボタンを押すことで開けることができるほか、左右のガススプリングにより簡単に開閉が可能なので、両手が荷物で塞がっている場合でも、ボタンひとつで開閉できるのです。

これなら、買い物から帰宅する際に鍵を探したり、袋を地面に置く手間が省けそうです。

ラゲッジルームは開口部がかなり広くなっており、大型の荷物の積み下ろしもラクラク行うことができるなど、随所にトヨタの細やかな気遣いが感じられます。

こういったポイントがプリウスが幅広い世代に愛される所以なのでしょう。乗車人数やシートに応じた使い方ができるのも、プリウスの魅力です。

燃費性能だけではなく、走行性能や車内の快適性能も優秀な4代目プリウス。

洗練されたシャープなエクステリア(外装)からは想像できないほど、ラゲッジルームは大きく、使いやすくなっています。

会社の営業車としての使用や、週末のレジャーやドライブ、大人数での旅行などの荷物が多いシーンでも大活躍すること間違いなしです。

気になった方は、市場をチェックしてみるのも良いのではないでしょうか。

※2021年5月現在