トヨタ 2代目 bBには欠点はある?個性が強すぎ?

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今回は、トヨタ 2代目bB(QNC21-BHSGK/QNC20-BHSXK型)の欠点について紹介します。

2代目bBのネーミングはblack BOXに由来し、個性的な内外装をもちながらも実用性に優れた箱型ボディを採用しているのが特徴です。

クルマ型Music Playerとして、この価格帯では異例ともいえる高いオーディオ性能という特徴もあります。

どんな車種にも長所や欠点は必ずあるものですが、2代目bBではその特徴が欠点につながっていることが多いようです。
Chapter
トヨタ 2代目bBの欠点?①|個性的すぎるデザイン
トヨタ 2代目bBの欠点?②|シートアレンジを優先したシート設計
トヨタ 2代目bBの欠点?③|少ないラインアップ
トヨタ 2代目bBの欠点?④|つけてほしかったスライドドア

トヨタ 2代目bBの欠点?①|個性的すぎるデザイン

トヨタ 2代目bBのもつ特徴のひとつに、目を引くデザインの内外装があります。

2代目bBのエクステリア(外装)は、初代よりは多少丸みを帯びているものの、車名の由来でもある箱を強く印象づけるもので、どっしりとした存在感と極めた個性的なルックスが特徴です。ちょいワル感を感じさせるデザインは、遠くから見ても一目で2代目bBとわかります。

また、音・光・まったりをキーワードとしたインテリア(内装)も個性的で、オーディオと連動したイルミネーションは2代目bBの代名詞ともいえる特徴のひとつです。

2代目bBならではの内外装は見る人に強烈なインパクトを与えるもので、高い魅力を感じるファンも数多くいました。

一方そのデザインは好き嫌いがはっきりしているため、強い個性はオーナーを選ぶものでした。

トヨタ 2代目bBの欠点?②|シートアレンジを優先したシート設計

リクライニングやスライド機能のついた分割可倒式リヤシート(後席)やフロントシート(前席)のアレンジを組み合わせることで、室内を4つのモードに変形させることが可能です。

通常の使用形態としてのフル乗車モードに加え、ラゲッジルーム(荷室)の容量を拡大するフラットラゲッジモード・ロングラゲッジモードにより、快適な乗車と荷物の搭載機能を両立させています。

またフラットモードは、全てのシートをリクライニングさせゆったりと休憩をすることができます。さらにフロントシートの座面を沈み込ませる マッタリモードも駆使することで、外からの視線を気にせず、充分な休憩ができるでしょう。

一方、シート機能をアレンジ性に重点を置いた結果、乗用車用シートとしての性能は充分とはいえません。

フロントシートの形状はベンチシートで、リヤシートの座面にもあまり凹凸がありません。ソファのようにくつろぐには最適な形状ですが、ドライビングポジションが固定しにくいため、運転する際は若干物足りなさを感じてしまいます。

休憩時にゆったりくつろげても走行時には不満があるという意味において、2代目bBのシートはデメリットといえるかもしれません。

トヨタ 2代目bBの欠点?③|少ないラインアップ

トヨタ 2代目bBの残念な点としては、グレード数の少なさもあります。

2005年に登場した際は「S」「Z」「S Xバージョン」「Z Xバージョン」「Z Qバージョン」があり、その後 様々な派生グレードや特別仕様車が登場しました。

しかし2014年に一部改良した際にグレード整理も行われ、「S」「Z」「S煌(きらめき)」「Z煌(きらめき)」の4グレードに減ってしまいました。

またモデルライフ後半では、駆動方式の選択もできなくなりました。搭載されたパワートレインは1.3L及び1.5Lのガソリンエンジンで、最高出力はそれぞれ68kW(92PS)/6,000rpm、80kW(109PS)/6,000rpmです。

これに組み合わされるトランスミッションは4速ATで、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の駆動方式から選ぶことが可能でしたが、2014年の一部改良時に4WDモデルが廃止され、FF仕様だけにな りました。

トヨタ 2代目bBの欠点?④|つけてほしかったスライドドア

トヨタ 2代目bBはコンパクトなボディながら使い勝手に優れた一台ですが、今やコンパクトカーでも市民権を得ているスライドドアが採用されていません

スライドドアは開口部を広く取れるため、乗降性に優れるという特徴があります。

またドアを開ける時に必要なスペースが一般的なスイングドアよりも狭いため、駐車場などに停めた際に隣のクルマにぶつける心配が少なくてすみます。

さらに電動式になると運転席から開閉操作ができるの で、小さな子どもをリヤシートに乗車させるときも安心です。

スタイリッシュなボディと強い個性というコンセプトをもつ2代目bBですが、もしスライドドアが採用されていたら、その未来は違ったものになっていたかもしれません。
ここまで、トヨタ 2代目bBの欠点を紹介してきましたが、いずれも敢えて欠点として挙げるならというもので、それだけ好き嫌いの激しい個性が際だっているともいえます。

その個性を評価して購入するのであれば、思ったほど欠点とは感じないかもしれません。クルマ選びをする上で、長所や欠点の特徴をあらかじめ知っておくことは非常に重要です。

特に欠点は、説明文だけでは伝わりきらないところもあるため、2代目bBの購入を検討している方は販売店に足を運び、現車確認をしてみてはいかがでしょうか。

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