3気筒エンジンを搭載しているのに音や振動が少ない?!ダイハツ エッセの乗り心地はいかに

エッセ

ダイハツ 初代エッセ(L235S/L245S型)は2005年12月に販売開始され、2011年9月に生産・販売が終了になった軽自動車です。

軽自動車の価格が上がってきていた当時、軽自動車の本質とも言える経済性とコストパフォーマンスにこだわり抜いた名車となっています。

ただ、低価格の軽自動車ということで居住性・乗り心地の面では他の車種に劣るのではないかと感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、ダイハツ エッセの乗り心地について掘り下げていきます。

Chapter
ダイハツ エッセの居住空間はミニバンにも劣らない
ダイハツ エッセは乗降性と静粛性が高い
ダイハツ エッセは快適装備が充実している

ダイハツ エッセの居住空間はミニバンにも劣らない

ダイハツ エッセの室内空間の広さは、室内長1,795mm、室内幅1,300mm、室内高 1,225mmです。

2021年現在、主流となっているミニバンタイプの軽自動車は、軽自動車の規制ラインギリギリを狙って作られています。

車種によって細かな違いはありますが、室内長は2,000mm以上、室内高は1,400mm以上というケースが多いです。室内幅も1,330mm〜1,350mmという車種が多くなっています。

現在のミニバンタイプと比べると狭く感じられるかもしれませんが、実際に乗り込んでみると印象が変わるでしょう。

不思議と居住空間が広く感じられます。その理由の一端を担っているのが、シートの座面の低さです。着座位置が低いため頭上の空間をたっぷりと確保することができます。

さらに、フロントスクリーンとの距離が開いているため、顔の前方空間も広いです。センターメーター等も見やすく、上に出っ張った部分等も少ないため、視認性も良好。

数値では劣っていますが、感覚的にはミニバンタイプの軽自動車にも劣らないほど居心地が良いクルマです。

リアシート(後席)は固めになっていますが、長時間乗る際には座面が固いほうが疲れにくいため一長一短と言えるでしょう。背面は少し後ろに倒れ気味になっているため、大人でも頭上空間を気にせず乗りやすくなっています。

ダイハツ エッセは乗降性と静粛性が高い

ドアは約90度開くため、荷物を抱えながらでも楽に乗り込むことができます。小さな子どもを乗せやすく、子育て世帯でも安心です。さらに、フロントピラーの形状が角度を立たせたものとなって おり、ドアを90度近くまで開いた際、ほとんど邪魔になることがありません。

初代エッセに搭載されているのは、水冷直列3気筒DOHC12バルブエンジン。総排気量は658cc 、最高出力43kW(58PS)/7,200rpm、最大トルク65Nm(6.6kgm)/4,000rpmとなっています。

3気筒エンジンは、エンジンの音と振動がうるさくなることがあり、インテリアが簡素だとそれらの音が伝わりやすくなります。

しかしダイハツ エッセは、インテリアが簡素であるにも関わらず、走行中のエンジン音も振動も、ロードノイズすらも気になりません。

アイドリング時は多少の音と振動がありますが、納得できる範囲内でしょう。

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ダイハツ エッセは快適装備が充実している

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道