スバル初代R2には福祉車両もあった!!豊富なオプション装備の数々をご紹介

更新日：2022.12.16

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スバル初代R2(RC1/RC2型)は、スバルがかつて生産をしていた軽自動車です。

2003年に「新しいミニカーのカタチ」というキャッチコピーで発売が開始され、2010年まで生産されていました。

1969年に発売されたスバル R-2という軽自動車は、車名は似ているもののスバル R2の直接の先祖にはあたらないようです。

よってスバル R2はこのモデルが初代として一般的に扱われることが多く、この記事でもそれに習って取り扱います。

残念ながら既に生産を終了しているため、新車で購入することはできませんが、他にはない特徴的なデザインとしっかりとした乗り心地で、中古車市場でも隠れた人気がある車です。

今回は中古車を選ぶ際にチェックしておきたいオプション装備という視点から、初代R2についてご紹介します。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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Chapter: スバル初代R2は、軽自動車が大型化していく中で全高を低く抑えたデザインで登場; スバル初代R2のインパネ周りは非常にシンプル。お好みのカーナビやオーディオを入れることも可能; スバル初代R2には10種類以上のボディカラーや回転できる助手席も設定; スバル初代R2には積載性を補う多彩なオプションが用意されていた

R2の中古車一覧

スバル R2 i

本体価格

17.8万円
支払総額

24.8万円

年式：2004年
走行距離：6.9万km
車検：R.7年06月
あり

スバル R2 i 希少車◆キーレス

本体価格

23万円
支払総額

29.7万円

年式：2007年
走行距離：7.3万km
車検：車検整備付
なし

スバル R2 i ワンセグSDナビドラレコ ETC

本体価格

7.9万円
支払総額

20万円

年式：2004年
走行距離：5.3万km
車検：検なし
なし

スバル R2 カスタムタイプS R R6年9月車検付き! フル装備 WRブルーマイカ

本体価格

10万円
支払総額

13万円

年式：2005年
走行距離：19万km
車検：R.6年09月
なし

スバル R2 i 5速マニュアル車ナビ地デジ ETC

本体価格

30.8万円
支払総額

35.8万円

年式：2006年
走行距離：7万km
車検：R.7年03月
なし

スバル R2の中古車一覧を見る

スバル初代R2は、軽自動車が大型化していく中で全高を低く抑えたデザインで登場

初代R2が発売された2003年当時は、軽自動車の大型化が進んでおり、多くの軽自動車は四角いデザインで室内空間の広さをアピールしていました。

しかし初代R2は全高を低く抑えた卵型のデザインを採用しました。

積載量を売りにするクルマが多い中で、個性的で美しいデザイン、優れた燃費性能、しっかりとした走りを売りにして登場したのです。

滑らかなラインを持つデザイン性は高く評価され、2005年次にはRJCカー・オブ・ザ・イヤー特別賞ベスト軽乗用車を受賞しています。

基本情報を見てみますと、ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,520mmとなっており、全長と全幅は軽自動車規格の上限いっぱいのサイズでした。

スバル初代R2のインパネ周りは非常にシンプル。お好みのカーナビやオーディオを入れることも可能

インパネ周りは乗車時に操作をすることが多い部分なので、クルマを選ぶときには気になるポイント。

スバル初代R2のインパネは基本的にシンプルで使いやすいデザインになっています。

メーターは3つ窓で視認性が高く、シフトレバーはインパネ付近に設置されており、操作がしやすい設計になっています。

エアコンについては、マニュアルエアコンとオートエアコンの2種類の設定がありました。

オーディオ・カーナビについては、グレードによってはオーディオレスがありました。

その場合、2DINが入るスペースを確保していますので、後付けでお好みのカーナビやオーディオをすっきりと収めることが可能でした。

インパネ周りの純正キットとしては、インパネのカバーを変更するキットが存在しました。

ウッドタイプやクリーム、サテンシルバーなど複数色がありましたので、一風変わった個性的なクルマに出会えるかもしれません。

スバル初代R2には10種類以上のボディカラーや回転できる助手席も設定

スバル初代R2には、いくつかの特別グレードが設定されており、ボディカラーは特別グレード限定の色を含めると10種類以上のカラーがありました。

またグレードによっては、花粉対応フィルター付きのエアコンや、インパネとシートに限定カラーが採用されている場合がありました。

さらに初代R2は福祉車両としての設定もあり、トランスケアシリーズの車種としても数えられていました。福祉車両としての設定では、ウイングシートという助手席シートが付いていました。

ウイングシートは乗り降りの際に、楽に乗降ができるよう回転ができる助手席が装備されるというオプションで、手動式と電動式の2つが存在していました。

幅広いユーザーを支援するというメーカーの姿勢が感じられるオプションです。

スバル初代R2には積載性を補う多彩なオプションが用意されていた

スバル初代R2には他にも様々なオプションが用意されていました。

まずはスマートキーレスシステムです。

鍵を取り出さなくてもドアを開けられたり、自動で鍵がかかるという機能は、とても便利で1度経験すると手放せないものです。

また初代R2は積載性については決して余裕があるとは言えませんでしたが、収納関係のオプションが充実していました。

まず収納関係のオプションでおすすめなのが、ルーフの上に取り付けることができる、純正のキャリアです。

システムキャリアベースというベースキャリアに加えて、スキーやサーフィンなど様々なアタッチメントが存在し、多彩な組み合わせで、様々な荷物にも対応が可能でした。

頭上のスペースを利用したオーバーヘッドポケットは小物を収納できる純正オプションで、バックミラーの手前に視界を妨げることなく装着が可能でした。

シートの下にもシートアンダートレーもあり、決して余裕があるとは言えない積載性を十分に補えるオプションが揃っていました。