スバル 初代R2(RC1/RC2型)の特別仕様車を一挙紹介

スバル 初代R2

今回は、スバル 初代R2(RC1/RC2型)から登場した特別仕様車について紹介します。

初代R2はスバルから発売されていた軽自動車です。

1969年に発売されたスバル R-2という軽自動車は、車名は似ているもののスバル R2の直接の先祖にはあたらないようです。

よってスバル R2はこのモデルが初代として一般的に扱われることが多く、この記事でもそれに習って取り扱います。

個性的なデザインを大きな特徴とする初代R2ですが、モデルライフを通じ様々な特別仕様車が販売されていました。ここではそのうち、モデルライフ後半に発売された2つのグレードを取り上げます。

特別仕様車はルックスや装備などがカタロググレードと異なっていますが、具体的な違いを見ていきましょう。

Chapter
スバル 初代R2とはどのようなモデルなのか
スバル 初代R2「スマートセレクション」
スバル 初代R2「レフィ ビターセレクション」

スバル 初代R2とはどのようなモデルなのか

スバル 初代R2の特別仕様車を紹介する前に、初代R2とはどのようなモデルだったのかを簡単に説明します。

初代R2は、小さいクルマならではの個性的で美しいデザインや優れた燃費性能・衝突安全性能に加え、使いやすくキビキビとした走りが持ち味の軽乗用車です。

また初代R2は特徴的なアーチを描くワンモーションフォルムをもち、居住性よりもデザインを重視したスタイルを大きな特徴として、女性ユーザーを主なターゲットに想定していました。

初代R2に搭載されていたエンジンは、3種類のものがグレードにより使い分けられていました。最高出力34kW(46PS)/6,000rpmSOHC、最高出力40 kW(54PS)/6,800rpmDOHCという2種類のNAエンジンと、最高出力47kW(64PS)/6,000rpmを発生するインタークーラー付スーパーチャージャーエンジンです。

どれも2021年4月時点では軽自動車には採用されない4気筒エンジンという点が大きな特徴で、高回転域までスムーズに吹け上がるという4気筒エンジンならではの魅力は、多くの人々を惹きつけました。

走行性能にもこだわった初代R2は玄人から高い評価を受けましたが、全高の低いセダンタイプの軽自動車全般の売れ行きが低迷する中、初代R2もその例にもれず販売台数は伸び悩みました。そして2010年に惜しまれつつ、生産・販売を終了しました。

スバル 初代R2「スマートセレクション」

スバル 初代R2「スマートセレクション」は、初代R2の中でも特に高い実用性を誇る「Fプラス」をベースにした特別仕様車として、2009年から2010年3月14日受注分まで期間限定で発売されたモデルです。

「スマートセレクション」のインテリア(内装)は、シンプルながら洗練された印象を受けるブラックを基調とし、シートも黒地の素材が採用されています。加えて、フロスティパール色のインストルメント加飾が施されているのも特徴です。

また「スマートセレクション」には、花粉対応フィルター付きオートエアコンやスマートキーレスシステム・イグニッションキー照明など、様々な快適装備も追加されています。

アルミホイールが標準装備されないのは残念なところですが、14インチフルホイールキャップが装備されており、実用一辺倒のスチールホイールとは一線を画すデザイン性を備えています。

「スマートセレクション」に搭載されていたのは、最高出力34kW(46PS)/6,000rpmという最もベーシックなエンジンでしたが、実用性の高いエンジンとして日常的なアシ車という用途で困る場面はありません。

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スバル 初代R2「レフィ ビターセレクション」

吉田 恒道

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道