スズキ 初代パレット(MK21S型)の長所は?

スズキ 初代パレット

今回は、スズキ 初代パレット(MK21S型)の長所について紹介します。

初代パレットはスズキのスーパーハイトワゴンとして、2008年から2012年にかけて生産・販売されていました。同社を代表する軽乗用車であるスズキ ワゴンRの長所を活かしながら、より道具としての使い勝手が高められています。

2021年3月現在、スーパーハイトワゴンは軽自動車のスタンダード的存在として、各自動車メーカーから発売されていますが、初代パレットはその先駆け的存在です。軽自動車開発を得意とするスズキならではのこだわりや技術が、随所にちりばめられています。

初代パレットのもつ長所としてはどんな点があるのかを様々な角度から掘り下げ、その魅力を詳しく紹介していきます。

Chapter
スズキ 初代パレットの広々とした車内スペース
スズキ 初代パレットの両側スライドドアによる乗り降りのしやすさ
スズキ 初代パレットの充実した装備

スズキ 初代パレットの広々とした車内スペース

スズキ 初代パレットは、軽自動車ならではの使いやすさや経済性を活かしつつ、小さなクルマを大きく使う様々な工夫が盛り込まれており、最大の長所は圧倒的な広さを誇る車内です。

初代パレットのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mmという軽自動車規格ですが、全高は1,745mmと、同じ時期のワゴンRよりも約80mm高くなっている点が大きな特徴です。

車内スペースが上下方向に広がっているためシートの座面を高く設定することが可能で、前後方向にゆとりが出ます。2,400mmというロングホイールベースとも相まって、室内長2,025mmという軽自動車らしからぬスペースを確保しているのです。

また初代パレットは座面が高くされることで、車両見切りのよさも実現させています。ドライバーの視野が広がるため、より安全にドライブすることが可能になっています。

スズキ 初代パレットの両側スライドドアによる乗り降りのしやすさ

スズキ 初代パレットのリヤドアでは、両側にスライドドアが採用されています。

開閉時に占めるスペースが一般的なスイングドアよりも狭いため、駐車場などで誤って隣のクルマにぶつけてしまう危険がより少なくてすみます。一方スライドドアは、その重さがデメリットになりますが、上級グレードには電動スライドドアが採用されているため、ワンタッチで開閉ができるようになっています。

またスライドドアの採用は大きな開口部にもつながっており、一般的な乗用車と比べても、乗降性のしやすさははっきりとわかります。幼児も安全に乗り降りすることができるため、子ども連れのショッピングにも便利に使いこなせます。

初代パレットのスライドドアがもつ使い勝手のよさは、乗り降りだけでなく荷物の積み下ろし時にも感じることができ、積み下ろしをするときの負担も少なくてすむという特徴ももっています。

さらにダイブダウンシートの機能も駆使すれば低床フロアのメリットがより活かされるため、初代パレットを貨物車用途で使う際も多くの荷物を積んだ走行ができるのです。

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スズキ 初代パレットの充実した装備

吉田 恒道

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道