BMW 初代2シリーズの欠点は？

更新日：2022.12.27

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BMW 初代2シリーズ(DBA-2G30/DBA-2F20/3DA-7M20/DBA-6S15/LDA-2C20/DBA-6V15/LDA-2E20/DBA-2F20型)は「クーペ」、「カブリオレ」、「グランクーペ」のクーペタイプ3車種と、「アクティブツアラー」と「グランツアラー」のミニバンタイプの2種類、合計5種類から構成されています。

コンパクトサイズのBMW 1シリーズと主力モデルであるBMW 3シリーズの中間に位置する2シリーズには欠点はないのでしょうか？

この記事ではタイプが異なる初代2シリーズ5車種について個別に解説を行ないます。それぞれの車種に欠点があるのかどうか考察しますので、クルマ選びの参考にしてください。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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Chapter: BMW 初代2シリーズクーペの欠点は？; BMW 初代2シリーズカブリオレの欠点は？; BMW 初代2シリーズグランクーペの欠点は？; BMW 初代2シリーズアクティブツアラーの欠点は？; BMW 初代2シリーズグランツアラーの欠点は？

BMW 初代2シリーズクーペの欠点は？

BMW 初代2シリーズクーペはフロントエンジン・リヤドライブのFR(後輪駆動)であることが特徴の2ドアクーペです。洗練されたエクステリア(外装)が特徴的な1台で、走りを重視したユーザーから人気の車種といえます。全長4,470mm×全幅1,775㎜×全高1,410㎜で、初代2シリーズの中で最も小柄なタイプです。

初代2シリーズクーペの欠点は車内スペースが狭いことでしょう。最大4人乗りの2ドアクーペ且つFR車なので、特にリヤシート(後席)への乗り込みと乗り心地に不満を感じる人もいるかもしれません。

しかし、「クーペ」は走りを重視するユーザー向けで基本はフロントシート(前席)でドライブを楽しむ1台です。瞬発的な加速を味わうことができるのは、FR車ならではの醍醐味といえます。

BMW 初代2シリーズカブリオレの欠点は？

BMW 初代2シリーズカブリオレは全長4,470mm×全幅1,775㎜×全高1,415㎜と前述したクーペとほぼ同じサイズの2ドアクーペです。ルーフを開けてオープンカーとして使用できることが最大の特徴といえます。時速50kmまでであれば、走行中でもルーフの開閉が可能で、ルーフの開閉の為にわざわざ停車しなくても良いのが嬉しいポイントです。

初代2シリーズカブリオレの欠点は走行中に感じる風の回り込みです。これはオープンカー特有の問題で、「カブリオレ」に限った話ではありませんが、気になるポイントといえます。

初代2シリーズカブリオレにはウインド・ディフレクターという風よけがオプションで購入可能です。これを使用することで風の回り込みを抑えることができ、快適なドライブをすることが可能です。

BMW 初代2シリーズグランクーペの欠点は？

BMW 初代2シリーズグランクーペは全長4,535mm×全幅1,800㎜×全高1,430㎜の4ドアクーペです。前述した「クーペ」と「カブリオレ」は最大4人乗りでしたが、「グランクーペ」は最大5人まで乗ることが可能です。シャープなエクステリアと洗練されたインテリア(内装)から高級感溢れる1台といえます。

初代2シリーズグランクーペには欠点という欠点が見つからないのが正直なところです。あえて欠点を上げるとすれば、フロントエンジン・フロントドライブのFF(全輪駆動)車だということでしょう。FR車特有の瞬発的な加速力や走り心地を求めるユーザーは少し物足りなさを感じるかもしれません。

BMW 初代2シリーズアクティブツアラーの欠点は？

BMW 初代2シリーズアクティブツアラーは5人乗りのミニバンタイプです。サイズは全長4,375mm×全幅1,800㎜×全高1,550㎜であり、前述したクーペタイプ3台よりも背が高く設計されていることが特徴といえます。家族でのドライブに適した1台といえるでしょう。

初代2シリーズアクティブツアラーには、ガソリン・エンジン仕様とディーゼル・エンジン仕様があります。ディーゼル・エンジン仕様の場合、ガソリン・エンジン仕様と比べてエンジン音が大きくなるのが欠点です。ファミリー向けに作られている1台ですので、車内での騒音が気になるという人はガソリン・エンジン仕様を選ぶと良いでしょう。

BMW 初代2シリーズグランツアラーの欠点は？

BMW 初代2シリーズグランツアラーは全長4,585mm×全幅1,800㎜×全高1,640㎜とBMW 初代2シリーズの中で最大のサイズを誇ります。最大7人乗りのミニバンタイプであり、大人数でも快適に過ごすことができるように車内も広々と設計されています。

最大7人乗りのBMW 初代2シリーズグランツアラーの欠点は、やはり3列目リヤシートでの居住性です。大人の場合、足元のスペースが少し狭く感じるかもしれません。しかし、BMW 初代2シリーズグランツアラーには各座席にドリンクホルダーなどの収納機能が備わっており、狭い空間でも快適に過ごすことができる工夫が施されています。