ボルボ 2代目V60(ZB420TM/ZB420PT6/ZB420P)の6つのグレードの違いを徹底比較!注目の「B5 Inscription」はどんなメリットがある?
更新日:2024.09.09
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ボルボ V60はスウェーデン発のステーションワゴンです。ボルボが展開するV70、V50の中間に位置するモデルとして開発され、日本国内では初代 V60が2011年6月に発売、今回ご紹介するボルボ 2代目V60(ZB420TM/ZB420PT6/ZB420P)は2018年9月に発売されました。
そんなボルボ 2代目V60のグレード展開はどのようになっているのでしょうか。また、ラインナップの中でも特に注目度が高い「B5 Inscription」についてのメリットを解説していきます。
※ 2020年12月現在
そんなボルボ 2代目V60のグレード展開はどのようになっているのでしょうか。また、ラインナップの中でも特に注目度が高い「B5 Inscription」についてのメリットを解説していきます。
※ 2020年12月現在
ボルボ 2代目V60 B4 Momentum【499万円】
まずは最下位グレードに位置する「B4 Momentum」と、ボルボ 2代目V60の基本的な性能を見ていきましょう。
ボディサイズは全長4,760mm×全幅1,850mm×全高1,435mm。「SPA(Scalable Product Architecture)」と呼ばれるプラットフォームを用いることで、日本の狭い道路事情にも柔軟に対応できるコンパクトサイズとなっています。
小型化を図りつつも、その代償となりやすいラゲッジルーム(荷室)の容量は通常時で529L、後席を倒すと1,441Lと十分なスペースを実現。まさに街乗りにもアウトドアにも使いやすいオールラウンダーと言えるでしょう。
「B4 Momentum」のパワートレーンには48Vハイブリッドを搭載し、エンジンは2.0Lのターボエンジンを採用。最高出力145kW(197PS)/4,800-5,400rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,500~4,200rpmと、最下位グレードながら十分なパワーを秘めています。
価格は499万円となっており、最下位グレードから500万円に迫る価格設定となっています。
ボディサイズは全長4,760mm×全幅1,850mm×全高1,435mm。「SPA(Scalable Product Architecture)」と呼ばれるプラットフォームを用いることで、日本の狭い道路事情にも柔軟に対応できるコンパクトサイズとなっています。
小型化を図りつつも、その代償となりやすいラゲッジルーム(荷室)の容量は通常時で529L、後席を倒すと1,441Lと十分なスペースを実現。まさに街乗りにもアウトドアにも使いやすいオールラウンダーと言えるでしょう。
「B4 Momentum」のパワートレーンには48Vハイブリッドを搭載し、エンジンは2.0Lのターボエンジンを採用。最高出力145kW(197PS)/4,800-5,400rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,500~4,200rpmと、最下位グレードながら十分なパワーを秘めています。
価格は499万円となっており、最下位グレードから500万円に迫る価格設定となっています。
ボルボ 2代目V60 B5 Inscription【624万円】
次にご紹介するのは、冒頭でも触れた「B5 Inscription」です。B4からB5へと数字が上がり、グレードそのものがワンランクアップしていることが分かりますね。
ボディサイズ等の基本的なスペックに大きな差はありませんが、「B4 Momentum」と比較して、車両重量が1,710kgから1,760kgに、車両総重量が1,985kgから2,035kg程アップし、最小回転半径では5.5mだったのが5.7mになりやや小回りが効かなくなりました。
また、エンジンも2.0Lのターボエンジンと変わりませんが、スペックは最高出力184kW(250PS)/5,400-5,700rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,800~4,800rpmと大幅にアップし、上位グレードならではのより力強い走行を体感できます。
さらに、車間警告機能やヘッドアップディスプレイなど安全性能も充実し、助手席8ウェイパワーシートやフロント・シートヒーターといったあると嬉しい快適装備も標準装備と、生活におけるクルマとして、非常にバランスのとれたモデルとなっています。
ちなみに、「B4 Momentum」とこの後にご紹介する「B5 R-Design」には対応していないオプション装備で、ドライバーの好みによって乗り心地を細かく調整できるドライビングモード選択式FOUR-C アクティブパフォーマンスシャシーが用意されていることも「B5 Inscription」のポイントです。
価格は624万円と500万円の大台を超えて跳ね上がり、下位グレードの「B4 Momentum」と比較して125万円アップしています。
ボディサイズ等の基本的なスペックに大きな差はありませんが、「B4 Momentum」と比較して、車両重量が1,710kgから1,760kgに、車両総重量が1,985kgから2,035kg程アップし、最小回転半径では5.5mだったのが5.7mになりやや小回りが効かなくなりました。
また、エンジンも2.0Lのターボエンジンと変わりませんが、スペックは最高出力184kW(250PS)/5,400-5,700rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,800~4,800rpmと大幅にアップし、上位グレードならではのより力強い走行を体感できます。
さらに、車間警告機能やヘッドアップディスプレイなど安全性能も充実し、助手席8ウェイパワーシートやフロント・シートヒーターといったあると嬉しい快適装備も標準装備と、生活におけるクルマとして、非常にバランスのとれたモデルとなっています。
ちなみに、「B4 Momentum」とこの後にご紹介する「B5 R-Design」には対応していないオプション装備で、ドライバーの好みによって乗り心地を細かく調整できるドライビングモード選択式FOUR-C アクティブパフォーマンスシャシーが用意されていることも「B5 Inscription」のポイントです。
価格は624万円と500万円の大台を超えて跳ね上がり、下位グレードの「B4 Momentum」と比較して125万円アップしています。
ボルボ 2代目V60 B5 R-Design【624万円】
同じく「B5」グレードなのですが、こちらはR-Designと、Inscriptionとはまた異なったアプローチをみせるグレードとなっています。
ボディサイズやパワートレーンといった基本的なスペックは「B5 Inscription」変わりませんが、やはりR-Designという名だけあって、専用フロントグリルや専用グロッシーブラック・サイドウインドー・トリムおよびグロッシーブラック・ドアミラーカバーを採用するといったスポーティーなエクステリア(外装)へと生まれ変わりました。
インテリア(内装)を見ても、R-Design専用アルミニウム・スポーツペダル、R-Design専用本革巻シフトノブ、R-Design専用フロアマットなど、専用装備尽くしになっています。とことんスポーティーなデザインにこだわったグレードと言えます。
その他、ボルボ 2代目V60のグレード中、唯一スポーツシートとなっており、その素材にもR-Design専用オープングリッドテキスタイル/ファインナッパレザー・コンビネーションが採用され、デザインだけではなく、走行中の座り心地にも特化した仕様となっています。
価格は624万円となっており、これは「B5 Inscription」と同額です。バランスの取れた「B5 Inscription」か、スポーティーなデザインと走り心地が魅力の「B5 R-Design」を選ぶか悩ましいところです。
ボディサイズやパワートレーンといった基本的なスペックは「B5 Inscription」変わりませんが、やはりR-Designという名だけあって、専用フロントグリルや専用グロッシーブラック・サイドウインドー・トリムおよびグロッシーブラック・ドアミラーカバーを採用するといったスポーティーなエクステリア(外装)へと生まれ変わりました。
インテリア(内装)を見ても、R-Design専用アルミニウム・スポーツペダル、R-Design専用本革巻シフトノブ、R-Design専用フロアマットなど、専用装備尽くしになっています。とことんスポーティーなデザインにこだわったグレードと言えます。
その他、ボルボ 2代目V60のグレード中、唯一スポーツシートとなっており、その素材にもR-Design専用オープングリッドテキスタイル/ファインナッパレザー・コンビネーションが採用され、デザインだけではなく、走行中の座り心地にも特化した仕様となっています。
価格は624万円となっており、これは「B5 Inscription」と同額です。バランスの取れた「B5 Inscription」か、スポーティーなデザインと走り心地が魅力の「B5 R-Design」を選ぶか悩ましいところです。
ボルボ 2代目V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression【684万円】
ここからはさらにワンランクグレードアップした「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」を見ていきましょう。
やはり大きな違いは、48Vハイブリッドがプラグインハイブリッド搭載モデルへと変更されたことです。エネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気のみで走行できる距離が大幅にアップしました。その分B5が付いたグレードと比較して、車両重量が1,760kgから2,030kgへとさらに重くなりました。
しかし、その重量をものともしないパワフルなパワートレーンも、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」の大きな魅力です。スーパーチャージャーとターボチャージャーにより最高出力186kW(253PS)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,700~5,000rpmを実現しています。
その他、装備内容に関しては「B5 Inscription」とほぼ同じですが、プラグインハイブリッドモデル専用で、雨や雪、路面凍結時などの悪条件の際に、安定した走行に調整してくれる電子制御AWDシステムの搭載や、ボルボの純正で、専用設計であるハイパフォーマンス・オーディオシステムの採用が特筆すべき点でしょう。
価格は684万円となっており、下位の2モデルと比較して60万円アップしており、グレードの位置づけとしては、この後にご紹介する「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」の上級装備を除いたお買い得モデルとなっています。
やはり大きな違いは、48Vハイブリッドがプラグインハイブリッド搭載モデルへと変更されたことです。エネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気のみで走行できる距離が大幅にアップしました。その分B5が付いたグレードと比較して、車両重量が1,760kgから2,030kgへとさらに重くなりました。
しかし、その重量をものともしないパワフルなパワートレーンも、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」の大きな魅力です。スーパーチャージャーとターボチャージャーにより最高出力186kW(253PS)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,700~5,000rpmを実現しています。
その他、装備内容に関しては「B5 Inscription」とほぼ同じですが、プラグインハイブリッドモデル専用で、雨や雪、路面凍結時などの悪条件の際に、安定した走行に調整してくれる電子制御AWDシステムの搭載や、ボルボの純正で、専用設計であるハイパフォーマンス・オーディオシステムの採用が特筆すべき点でしょう。
価格は684万円となっており、下位の2モデルと比較して60万円アップしており、グレードの位置づけとしては、この後にご紹介する「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」の上級装備を除いたお買い得モデルとなっています。
ボルボ 2代目V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription【799万円】
特別仕様車を除くボルボ 2代目V60の中では最高価格となる「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」。
「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」と比較して、車両重量が2,030kgから2,050kg、車両総重量が2,305kgから2,325kgとややアップ。その他基本的な仕様は変わりません。
「B5 Inscription」で標準装備の車間警告機能、オプション装備となっていたドライビングモード選択式FOUR-C アクティブパフォーマンスシャシーが復活。
その他harman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムサブウーファー付や、オレフォス社製クリスタル・シフトノブといったハイグレードな装備も標準装備となり、プラグインハイブリッドと最高水準の装備を兼ね備えた最上位グレードの名にふさわしいモデルです。
価格は、799万円となっており、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」と比較して115万円アップしています。
「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」と比較して、車両重量が2,030kgから2,050kg、車両総重量が2,305kgから2,325kgとややアップ。その他基本的な仕様は変わりません。
「B5 Inscription」で標準装備の車間警告機能、オプション装備となっていたドライビングモード選択式FOUR-C アクティブパフォーマンスシャシーが復活。
その他harman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムサブウーファー付や、オレフォス社製クリスタル・シフトノブといったハイグレードな装備も標準装備となり、プラグインハイブリッドと最高水準の装備を兼ね備えた最上位グレードの名にふさわしいモデルです。
価格は、799万円となっており、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression」と比較して115万円アップしています。
ボルボ 2代目V60 T8 Polestar Engineered【919万円】
最大級のパフォーマンスを追求した特別仕様車「T8 Polestar Engineered」は、走行性能、デザイン性、安全性、どれをとっても特別仕様車の名に恥じない最高クラスの仕様となっています。
これまでのボルボ 2代目V60に搭載されていたT6を凌駕するT8 Polestar Engineeredエンジンを搭載し、高い最大出力と最高トルクを発揮。さらに専用Öhlins デュアル・フロー・バルブショックアブソーバーの採用により、よりドライバーの意思に近い直感的なドライビングを体感できます。
また、ホイールにはPolestar Engineered専用19インチ アルミホイール採用、リアにはPolestar Engineered エンブレムが施されるなど、随所に専用デザインがあしらわれることで、その高いデザイン性と特別感を演出しています。
価格は堂々の919万円となっており、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」と比較して120万円アップしています。ちなみに20台限定の発売となっています。
これまでのボルボ 2代目V60に搭載されていたT6を凌駕するT8 Polestar Engineeredエンジンを搭載し、高い最大出力と最高トルクを発揮。さらに専用Öhlins デュアル・フロー・バルブショックアブソーバーの採用により、よりドライバーの意思に近い直感的なドライビングを体感できます。
また、ホイールにはPolestar Engineered専用19インチ アルミホイール採用、リアにはPolestar Engineered エンブレムが施されるなど、随所に専用デザインがあしらわれることで、その高いデザイン性と特別感を演出しています。
価格は堂々の919万円となっており、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」と比較して120万円アップしています。ちなみに20台限定の発売となっています。
ハイブリッドカーとして高水準のスペックを備えつつも、コンパクトにまとまったボディで快適な走行と装備を両立させるボルボ 2代目V60。そんなオールラウンダーなモデルの中でもさらにバランスを持ち、幅広いドライバーに愛されるとすれば、やはり「B5 Inscription」となるでしょう。
もちろん2代目V60の魅力を最大限に味わうのであればプラグインハイブリッドモデルがオススメとなりますが、ユーザーによってはオーバースペックであったり、予算内に収まらないといったケースもあります。
とはいえ、最下位グレードの「B4 Momentum」では装備がやや不安で、もう少しモデルの水準を上げたいという方には、「B5 Inscription」一択と言っても過言ではありません。
※ 2020年12月現在
もちろん2代目V60の魅力を最大限に味わうのであればプラグインハイブリッドモデルがオススメとなりますが、ユーザーによってはオーバースペックであったり、予算内に収まらないといったケースもあります。
とはいえ、最下位グレードの「B4 Momentum」では装備がやや不安で、もう少しモデルの水準を上げたいという方には、「B5 Inscription」一択と言っても過言ではありません。
※ 2020年12月現在