スバル 新型レヴォーグ(VN5型)の後部座席(リアシート)の使い勝手は? リクライニングできる?

スバル 新型レヴォーグのリアシート

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今回は、2代目となるスバル 新型レヴォーグ(VN5型)のリアシート(後部座席)を紹介していきます。新型レヴォーグは、2020年10月15日に発売予定。

2020年8月22日より先行予約という形で発表になり、新しく開発されたエンジン、先を行く安全運転支援機能アイサイトX、それに11.6インチのセンターモニターやナビが表示できる12.3インチの液晶メーターパネルなどが話題の一台です。

ロングドライブでも疲れないというコンセプトでデザインされたインテリア(内装)の充実も目を見張るものがあり、フロントシートのみならず、リアシートの使い勝手にも目が行き届いています。さて、どのようなリアシートなのでしょうか。早速見てみましょう。

文・PBKK
Chapter
スバル 新型レヴォーグはどんなクルマ?
スバル 新型レヴォーグの後部座席は足元が広くなった!
スバル 新型レヴォーグのリアシートはリクライニング機能も!
スバル 新型レヴォーグのリアシートには便利な装備がある!
スバル 新型レヴォーグのリアドアはかなりの優等生!
スバル 新型レヴォーグのリアシート部分はラゲッジスペースにもなる!

スバル 新型レヴォーグはどんなクルマ?

スバル レヴォーグは2014年に初代が発売になったステーションワゴンで、スバルではツーリングワゴンという位置づけになっています。

スバル ツーリングワゴンの代表格としてはレガシー ツーリングワゴンがありましたが、初代レヴォーグは2013年当時の5代目レガシィ ツーリングワゴンより全長とホイールベースを100mm短くした、日本での取り回しがいいように開発されたクルマです。

初代レヴォーグ(VMG型)のパワートレインは1.6L 水平対向4気筒DOHC 直噴ターボと2.0L 水平対向4気筒DOHC 直噴ターボの2種類、全車4WD(スバル呼称はAWD)でした。また、レヴォーグ開発のもとになったレガシー ツーリングワゴンは初代レヴォーグの登場で、販売を終了となっています。
新型レヴォーグのサイズは、全長4,755mm×全幅1,795mm×全高1,500mmと初代レヴォーグよりほんのちょっと大きくなっています。パワートレインは1.6Lに代わって新開発された1.8L 水平対向DOHC直噴ターボが搭載され、2.0L車は姿を消しました。

全車AWDは変わらず、最高出力は130kW(177PS)/5,200~5,600rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,600~3,600rpmとなり、初代レヴォーグ1.6L車より最高出力、最大トルクとも増強され、新たなプラットフォーム、スバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造により、よりスポーティーさが増し、走りの質感が飛躍的に上がっています。
スバル 新型レヴォーグのグレードは、GTとGT-EX、GT-H、GT-H EX、STI Sport、STI Sport EXの6種類です。

GT、GT-H、STI Sportは、交差点での右左折や出会い頭の衝突回避サポートなどが進化した最新の運転支援システムのアイサイトを標準装備。GT-EX、GT-H EX、STI Sport EXには、さらに一定の条件を満たした自動車専用道路での自動運転支援機能を大幅に進化させた高度運転支援システムのアイサイトXが設定されています。

さらに、スバルが国内メーカーとしては初めて採用した歩行者保護エアバッグは全グレードに標準装備され、歩行者への安全対策も万全です。

スバル 新型レヴォーグの後部座席は足元が広くなった!

スバル 新型レヴォーグの室内空間は、室内長1,900mm×室内幅1,515mm×室内高1,205mmで、初代レヴォーグに比べ室内長が105mm短くなっていて、室内幅が25mm広がっています。

室内長が短くなっている分、新型レヴォーグはスペック上狭くなっているように見えますが、実際にはホイールベースの拡大やデザイン等の見直しで数センチですが初代より広くなっています。

リアシート(後部座席)は、平均的な男性が乗った場合でもフロントシートとの間に握りこぶし2個ほど空きがあり、さらに足下もフロントシートの下に入るのでかなりの広さが確保されています。室内高は初代レヴォーグと変わりませんが、こぶし2つ以上の開きがあり、圧迫感は全く感じません。
また、新型レヴォーグはフロントシートとリアシート両方のシート地が、グレードによって異なります。

スタンダードグレードのGTとGT-EXは、サイドにシルバーステッチが入っているトリコット、ハイグレードモデルGT-HとGT-H EXにはトリコットかつサイドにブルーステッチが入っているファブリックです。さらに、ハイグレードモデルのGT-H、GT-H EXはメーカーオプションで本革シートも選べます。

そして最上級スポーツモデルのSTI Sport、STI Sport EXでは本革でサイドにレッドステッチが入っています。

スバル 新型レヴォーグのリアシートはリクライニング機能も!

スバル 新型レヴォーグのリアシート(後部座席)は、素材的にはグレードによってフロンシートと同じ仕様ですが、誰もがくつろげる空間を目指してデザインされていることから、その座り心地と居心地は一級品です。

リアシートにはリクライニング機構がついていることに加えて座面も前部が少し高くなっているので、楽な姿勢でドライブが楽しめます。リクライニングでシートを倒すとフルフラットな状態にはなりませんが、仮眠を取る程度なら全く問題ありません。

そしてGT、GT-EX以外のグレードはリアシートにもシートヒーターが標準装備されているので、寒い日には本当に助かりますね。
次はリアシートの座面に注目してみましょう。リアシートの真ん中部分はカップホルダーが2個付いたアームレストにもなっています。アームレストは幅が広いので、スマホやおやつを置くのにぴったりです。

また、ゆったり足を伸ばして休むためのシートアレンジも用意。フロントシートヘッドレストを取り、リクライニングを完全に倒すと室内が広い空間に変貌します。フロントシートの形状でどうしても多少のデコボコができてしまいますが、それでもゆっくり足を伸ばしてくつろぐには十分です。

スバル 新型レヴォーグのリアシートには便利な装備がある!

スバル 新型レヴォーグのリアシート(後部座席)前にあるセンターコンソールには、リア用のエアコン吹き出し口が付いており、フロントエリアとほとんど同時にエアコンの恩恵を受けることができます。

新型レヴォーグのようなラゲッジスペースを含むと大きなリアエリアを持つクルマだと、エアコンが全体に効くまでには時間がかかるので、リア専用のエアコン吹き出し口は必須アイテムです。

エアコン吹き出し口の下部には2口のUSBインターフェイスが設置されていて、その下にはフラットな棚があるので、スマホやタブレットなどの充電もできます。USBインターフェイスはスマホ時代の現在、ないとあるのではリアシートの居心地が大きく違ってきます。
また、フロントシートのシートバックにはシートバックポケットが標準装備されています。2ヶ所のシートバックポケットに旅行雑誌やパンフレットを入れておけば、リアシート周りを整理整頓できるのでこれも意外にうれしい装備です。

さらに、リアシートの左右にはコートフックも設置されていて、上着やコードなどが掛けられます。上着などシートに置いておくとしわが気になりますが、フックがあれば安心です。

ルームランプはLEDが標準装備。白熱球より電気を使わなくていいので、バッテリーにも好影響です。リアシートに忘れ物をしたときに運転席に警報が出るリアシートリマインダーが全グレードに標準装備されているのも有り難い装備のひとつです。

スバル 新型レヴォーグのリアドアはかなりの優等生!

スバル 新型レヴォーグの最低地上高は145mmと低く、さらに両側リアドアは90度近く開き、開口部が大きくなっているので乗り降りが楽です。ドア内側のドアトリムやウインドウスイッチには銀メッキ加工が施されていてるのがオシャレかつ高級感も醸し出しています。

他車では大きいものが入らないことが多いドアポケットは、新型レヴォーグであれば両側とも厚みがあり、かなりの容量です。もちろん500mlのペットボトルが入るカップホルダーは両側に付いています。

また、リアウィンドウは枠いっぱいに開くのでドライブスルーでの商品受け取りもスムーズ。そしてリアウインドウをはじめリアクオーターとリアゲートのガラスにはUVカット機能付き濃色ガラスが使われていて、プライバシーが守られると同時に、太陽の光からのお肌が守られ、日差しが強い日のドライブでも安心です。

スバル 新型レヴォーグのリアシート部分はラゲッジスペースにもなる!

スバル 新型レヴォーグのコンセプトは、「荷物をいっぱい積めてロングドライブで疲れない」ということで、ラゲッジルームは最大561Lと大容量です。ラゲッジルームだけでもゴルフバッグを4個積むことができるし、キャンプ用品をフルに載せても、ドライバーの後方視界を邪魔しないほどの大きさになっています。

その大容量に加えてリアシートを前方に倒すとさらに大きなラゲッジスペースが現れます。ラゲッジルームとの床面がフラットな状態になり、使い勝手はバツグンです。

新型レヴォーグのリアシートは、日本車では多い6:4の2分割シートではなく、4:2:4の3分割が初代より継承されています。4:2:4だと荷物の形状や後部座席に乗る人の人数などによってさまざまにアレンジでき、特に真ん中部分だけが倒せるので、4人掛けでも釣り竿やスキー板など長い荷物を積み込むことができます。
スバル 新型レヴォーグのようなツーリングワゴンは、SUVのようにデコボコ道を走り回るほどハードではないにしろ、遊びにも使えるを想定して開発されることが多いです。

新型レヴォーグのロングドライブでも疲れず、考えられる便利装備を全て詰め込んだデザインコンセプトには、最先端を行く安全運転支援システムとともに、スバルの使う人をいちばん大切にするイデオロギーが貫き通されています。エクステリア(外観)や走りにも磨きがけられていて、ツーリングワゴンとしての熟成度が高い一台です。

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