ダイハツ タフトのインテリアコーディネートは雰囲気作りが完璧!ただしシート性能には課題あり【新型車インプレッション2/4】
更新日:2022.08.12

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2020年6月10日に発売開始した、新型の軽クロスオーバーSUV「ダイハツ タフト」が、大人気となっています。月販目標4000台に対し、発売1か月後の受注台数は4.5倍となる、約1万8000台に達したそう。すでに納期は3か月待ちとなっており、この新型タフトの勢いは、しばらく続くとみられます。
今回はこの新型タフトの運転席からの視界やシート性能といった、インテリア(内装)に関して紹介していきます。
文:自動車ジャーナリスト吉川賢一/写真:エムスリープロダクション鈴木祐子
今回はこの新型タフトの運転席からの視界やシート性能といった、インテリア(内装)に関して紹介していきます。
文:自動車ジャーナリスト吉川賢一/写真:エムスリープロダクション鈴木祐子
新型タフトのスカイフィールトップは抜群に良い!明るさと解放感に優れる
新型タフトに乗り込んで、まず驚くのは運転席周辺の明るさでしょう。サンルーフを持つクルマは多くありますが、新型タフトで全車標準装備となる「スカイフィールトップ」は別格。採光量が多いので、ブラック基調のインテリアながら、室内がとても明るく、頭上から光が注がれる感覚がとても気持ちがいいです。
使用されているガラスには、紫外線対策はもちろん、赤外線による室内温度の上昇を防ぐスーパーUV、IRカット機能も完備。切り立ったフロントウィンドウや、広い面積のサイドウィンドウからも光が多く差し込み、まるで、オープンルーフのクルマのような爽快感すら感じられます。
試乗日は大雨でしたが、遮音がよく効いているためルーフを打つ雨音は小さく、気になりませんでした。日差しが強いときにはシェードを半開きにすることで調節すれば、何の問題もありません。
試乗日は大雨でしたが、遮音がよく効いているためルーフを打つ雨音は小さく、気になりませんでした。日差しが強いときにはシェードを半開きにすることで調節すれば、何の問題もありません。
ルーフから視線を落とすと、太めのAピラーが目に入ります。加えて、ベースである「タント」同様、フロントウィンドウが随分と遠くに感じ、慣れていないと運転のしづらさを感じてしまいがちですが、新型タフトは、視界の良さでそれをカバーしています。
サイドミラーがドア付けとなっていることで隙間があることと、低めのウィンドウラインのおかげで、死角が少なく、不安を覚えることはありません。ただ、信号待ちで先頭になったときに、信号機が見えにくくなりがちなのは、気を付けないとなりません。
サイドミラーがドア付けとなっていることで隙間があることと、低めのウィンドウラインのおかげで、死角が少なく、不安を覚えることはありません。ただ、信号待ちで先頭になったときに、信号機が見えにくくなりがちなのは、気を付けないとなりません。
インテリアのオレンジ加飾は気分を高める!悩みドコロはディスプレイオーディオするか?純正ナビにするか?
さらに視線を落とすと、鮮やかに配色されたオレンジのメーターパネルや、エアコンの吹き出し口が目に入ります。塗装仕上げではありますが、新型タフトの世界観を作り上げている良いアクセントになっており、タフでアクティブな雰囲気を存分に感じられます。ステアリングホイールの太さ、大きさも適度なサイズで、本革の素材も手触りが良く、握りもいい形状です。
インパネ中央上段に位置するのは、ダイハツコネクトに対応したディーラーオプションの9インチスタイリッシュメモリーナビ(22万7766円~)。見やすい高さに配置されており、画面操作も簡単快適ですが、やや高額な点がネックとなります。
インパネ中央上段に位置するのは、ダイハツコネクトに対応したディーラーオプションの9インチスタイリッシュメモリーナビ(22万7766円~)。見やすい高さに配置されており、画面操作も簡単快適ですが、やや高額な点がネックとなります。
価格を抑えたい方には、メーカーオプションの9インチディスプレイオーディオ(8万2500円)がおススメ。スマホとの連携で、常に最新マップを使ったナビを使うことができます。
しかしながら、クルマに乗るたびにスマホをUSBケーブルでクルマへ繋がないとナビゲーションが使えないこと、クルマを上から俯瞰したパノラマモニター対応カメラ(3万3000円)は、純正ナビとの組み合わせのみとなるため、ディスプレイオーディオでは使用することができません。
最新技術によるサポートを受けたい方には、やはり純正ナビを選択されることをお勧めします。出費はかさみますが、その価値は十分にあります。
しかしながら、クルマに乗るたびにスマホをUSBケーブルでクルマへ繋がないとナビゲーションが使えないこと、クルマを上から俯瞰したパノラマモニター対応カメラ(3万3000円)は、純正ナビとの組み合わせのみとなるため、ディスプレイオーディオでは使用することができません。
最新技術によるサポートを受けたい方には、やはり純正ナビを選択されることをお勧めします。出費はかさみますが、その価値は十分にあります。
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