2代目トヨタ ヴェルファイアの3つのシートの違いと4つのシートアレンジについて詳しく解説!

トヨタ ヴェルファイア 萩原文博

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ヴェルファイアの多彩なシートアレンジに関して、実際どのようなものがあるのか紹介していきたいと思います。トヨタから発売されているヴェルファイアは、これまでのミニバンのイメージをくつがえす高級ミニバンとして、国内はもちろんアジア圏などでも人気を博しています。

洗練されたシャープなエクステリアと、ユーザーのことを徹底的に考えられて作り込まれたインテリアは、一味違ったものが欲しいクルマ好きにはたまらないものであること間違いありません。ヴェルファイアは、高級感もさることながら、役立つシートアレンジが多彩なクルマとしても知られており、大人数乗車にもピッタリなクルマになっているのも特徴です。

文・PBKK/写真・萩原 文博
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ヴェルファイアは7人・8人モデルによってシートが違う
ヴェルファイア 7人モデルのシートアレンジ例
ヴェルファイア 8人モデルのシートアレンジ
車中泊やお年寄りにも優しいヴェルファイア

ヴェルファイアは7人・8人モデルによってシートが違う

シートアレンジの紹介の前に、ヴェルファイアについて簡単におさらいしておきましょう。ヴェルファイアには7人乗り仕様と8人乗り仕様の2つが用意されており、それぞれグレードによってシートの種類も変わってきます。まず7人乗り仕様のシートは以下の3種類が用意されています。

・エグゼクティブラウンジシート
・エグゼクティブパワーシート
・リラックスキャプテンシート

7人乗り仕様のシートの場合は、セカンドシートがそれぞれ独立しており車内を広く快適に使うことができ、VIPの送迎などに最適なのが特徴です。ミニバンという大きめの車体を有するクルマを、セカンドシートは2人で使うことができるので、きゅうくつな思いをすることなく車内を使うことができるでしょう。

また、シートの種類によって、シートの素材なども変わります。自分の使用用途や普段何人で乗ることが多いのかなどによって決めることができるので、クルマ選びの際の選択肢が幅広くなるのも、ヴェルファイアの利点といえます。一方で、8人乗り仕様のシートの場合は以下のタイプが用意されています。

・6:4分割チップアップシート

8人乗り仕様のシートの場合は、すべてこの6:4分割チップアップシートというタイプのものになります。7人乗り仕様と違い、セカンドシートの独立がなくなり真ん中を繋げることで、8人でも乗車できるようになっているのが特徴です。

8人という大人数で乗れることと引き換えに、肘掛などがなくなってしまうので、ヴェルファイア特有の広々とした空間や高級感というのはいささか劣りますが、家族や大人数のお出かけには最適のクルマといえるでしょう。

もちろん、7人乗り仕様と同じく、シートはこだわりを持って作られたものを使用しているので、快適にクルマでの移動を楽しめることができるのは間違いありません。

ヴェルファイア 7人モデルのシートアレンジ例

ここからは実際にヴェルファイアの7人乗り仕様に関して、シートアレンジがどういったものがあるのかを紹介していきたいと思います。ヴェルファイアのシートアレンジとして考えられるのが以下の4種類です。

・2列目・3列目を倒して使用する場合
・1列目・2列目を倒して使用する場合
・2列目を広々と使う場合
・3列目を格納して荷物を収納する場合

まず1つ目の2列目・3列目を倒して使用する場合は、大きめの荷物を積み込むための買い物の際や、サーフィンやスノーボードなどの大きい荷物を積むアウトドアに出かける時などが考えられます。

2・3列目のシートを倒すことで、大きい車体を最大限活用することができ、家具や自転車などの大荷物はもちろんのこと、スノーボードなど縦に長い荷物まで入れることができるので、アウトドアによく行く方の使う頻度が多いシートアレンジといえるでしょう。

2つ目の1列目・2列目を倒して使用する場合のシートアレンジは、長距離での移動などで休憩したい時などに最適のものです。運転席・助手席とセカンドシートを倒して寝ることができるのはもちろんのこと、3列目には荷物を置きっぱなしにしたままにできるので、わざわざ荷物を動かしたりするなど余計な手間をかけることなく休むことができるのは良いところといえるでしょう。

3つ目の2列目を広々と使う場合のシートアレンジは、セカンドシートに座る同乗者が広々と快適にドライブを楽しむことができるのが特徴です。ヴェルファイアには、スーパーロングスライドシートという機能がついているタイプがあり、これはセカンドシートをサードシートのギリギリまでスライドして使うことができるというものになっています。

スライドを最大限活用すると、足を最大限伸ばしてもなお余裕のあるスペースができるので、長距離の移動や長時間の座る姿勢も楽になるのが特徴であり、余裕を持ってドライブを楽しむことができるでしょう。

もちろんこのシートアレンジでも、3列目のサードシートに荷物を置くことができるので、大荷物での移動でも問題なくヴェルファイアで対応することができます。

最後の3列目を格納して荷物を収納する場合のシートアレンジですが、これは単純にスーツケースやキャンプの際のテント・タープなどの大荷物を収納しなければいけない時に活用することができるシートアレンジです。

ヴェルファイアの3列目は折り畳みをして格納することができるので、アウトドアや引越し作業などの大荷物を運ぶ必要がある場合の移動の際には、大活躍してくれるシートアレンジといえるでしょう。

またシートは独立して折り畳みをすることができるので、3列目の片方だけを畳んで、もう一方には誰かが座るといった使用もできるので、家族の人数や荷物の多さによって柔軟に対応することができるのも、ヴェルファイアの便利なところといえます。

ヴェルファイア 8人モデルのシートアレンジ

それでは8人乗り仕様のヴェルファイアのシートアレンジの場合はどういったものがあるのでしょうか。

・2列目・3列目を倒して使用する場合
・1列目・2列目を倒して使用する場合
・2列目を広々と使う場合
・3列目を格納して荷物を収納する場合

ヴェルファイアの8人モデルの場合でも、基本的なシートアレンジは変わりません。7人モデルでできるような使い方はほぼ同様にできるので、どちらもあまり変わらないようにも思えます。

8人乗り仕様のヴェルファイアは、2列目のシートが7人乗り仕様と違って間が空いておらず、ベンチシートになっているので車内で寝る時や休む時などの際は、8人乗り仕様の方がシートを広く使うことができるという利点もあります。

また3列目を折りたたんで使用した時も、2列目には3人座って移動することができるので、荷物が多い引越しやキャンプなどのアウトドアに行く際も、5人で移動することができるのは8人乗り仕様のメリットということができます。

特に家族連れの方が利用するときは、5人で使用しても荷物を多く積み込んで利用することができ、それでもきゅうくつにならず広々と移動することが可能なので、そういった面では8人乗り仕様のヴェルファイアは特に家族連れの方におすすめといえるかもしれません。

また8人乗り仕様の場合は、2列目・3列目を畳んで荷物を入れるという使い方もでき、この場合は自転車が2台入るほどのスペースの余裕ができるので、親子や夫婦2人でサイクリングなどに出かけることができるのも、うれしい点といえるでしょう。

車中泊やお年寄りにも優しいヴェルファイア

今まで紹介してきたようにヴェルファイアのシートアレンジは多彩であり、使い方は様々なものがあるので、様々なシーンで大活躍してくれること間違いありません。例えばシートをすべて倒してフラットな状態にしてしまえば、車中泊ができるほどのスペースができるので、キャンプなどに出かけて泊まるところはクルマの中にすることもできます。

またヴェルファイアはお年寄りなどの足腰が弱い方にも配慮されたシートが用意されているのが特徴です。なぜならヴェルファイアには、サイドリフトアップチルトシートというのが用意されており、足腰の弱くなったご年配の方でも乗りやすい設計となっています。

リモコンのボタンを操作するだけで、簡単にクルマを乗り降りすることができるので、ご年配の方を多くのせる機会のあるドライバーの方には、とても便利なシートということができるでしょう。

ヴェルファイアの車内はとても広いので、チャイルドシートを乗せてクルマで出かける家族の方にも使いやすいものとなっています。2列目のシートの片方にチャイルドシートを乗せて、その隣にママやパパが乗ることができるので、赤ちゃんが泣いてしまったりしてもすぐ対応できるようになっており、家族で利用するには最適のクルマといえるのではないでしょうか。
今回はヴェルファイアの多彩なシートアレンジについて紹介してきました。特に家族連れの方やアウトドアなどの大荷物が必要なお出かけの際に大活躍すること間違いなしのシートアレンジが多く、大人数・大荷物で移動することの多いドライバーの方には嬉しい機能が多いのではないでしょうか。

もちろん機能性だけではなく、ヴェルファイアの最大の特徴でもある車内での過ごしやすさというのはまったく損なわれていないので、家族がいる方でクルマにもこだわりがある人はぜひ一度ヴェルファイアを検討してみてもよいかもしれません。
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