トヨタ ヴェルファイアの現行モデルとモデルチェンジ前の違い

日本が誇る企業、トヨタから発売されているヴェルファイアは、日本国内だけではなく世界中でも人気のクルマです。初代ヴェルファイアは、2008年にアルファードの兄弟車として発売され、瞬く間に国産LLサイズミニバンの中の売り上げで不動の地位を築きました。

ヴェルファイアは見た目・作り・使い勝手の良さや、走行性の高さなど様々な面から見てもハイクラス。同じカテゴリーのライバル車を寄せ付けないほどの性能を誇っているのも、大人気である理由の一つです。ヴェルファイアは2015年に初のフルモデルチェンジが加えられていますが、今回はフルモデルチェンジ前と後の違いについて詳しく解説していきます。

文・PBKK/写真・萩原 文博

Chapter
高級感を演出するエクステリア
安全運転技術がさらに進化
大型車にも関わらず簡単な取り回しを実現
高級かつ快適な車内空間
高級車にふさわしい走行性能

高級感を演出するエクステリア

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新しくなった2代目ヴェルファイア(AGH30W)では、フルモデルチェンジ前とは違いエクステリアに変更が加えられています。例えば、2代目ヴェルファイアにはトヨタの「ハリアー」などに搭載されていた「LEDランプ」が一部を除き標準搭載されており、ヘッドライトとテールランプのどちらもこの「LEDランプ」が施されているのが特徴です。

この「LEDランプ」はクルマの左右折時において、クルマの内側から外側へとライトが流れていくように点灯することで、視認性を向上させることに加えて他車に対しても分かりやすいものへと可能にしました。

また現在発売中の2代目ヴェルファイアには、ナンバープレート部分にも変更が加えられています。モデルチェンジ前のものとは違い、メッキ化が加えられており、フォグランプもシャープなものとなっているので、よりスマートな外見になっています。

安全運転技術がさらに進化

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新型モデルのヴェルファイアは、モデルチェンジが加えられたことによって安全運転技術がさらに向上しました。まず、高速道路のクルージングをサポートするために「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。

このLTA技術は、車線維持に必要なステアリング操作をアシストし、車線から外れた場合に警報を発することでドライバーの高速道路での運転を軽減することを実現しました。

また自転車や歩行者との衝突を回避するために、「プリクラッシュセーフィティ機能」を加えることで、夜間の視界が見えにくい状況でもぶつからないようにサポートすることで、さらに事故のリスクを軽減しています。

さらに現行モデルのヴェルファイアでは、クルマの前方のみではなく後方の安全確認も可能にする工夫が加えられているのが特徴です。車両後方カメラの映像をインナーミラー内に表示することで、ドライバーの視界を全く遮ることのない映像により後方確認をすることを実現。人や物に衝突するリスクを大きく減らしています。

車線変更時の後方確認もドアミラーでは確認できない後側面エリアに加えて、隣接する車線の60mm後方までモニタリングすることで、死角から接近してくる車両も検知することができるようになりました。

このように現行モデルのベルファイアでは、様々な安全運転技術が追加されることで、悲惨な交通事故のリスクを最小限まで引き下げることが可能です。

大型車にも関わらず簡単な取り回しを実現

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2代目ヴェルファイアでは、ミニバンという大型車ではつきものであるクルマの取り回しに関しても様々な機能を加えることで、クルマの運転に慣れていない方でも取り回しを容易にすることを実現しました。

例えば、ヴェルファイアのような大型車で一番ドライバーを悩ませるのは、駐車や発進時などの見通しのよくない場所や慣れない所でのクルマの取り回しです。車体が大きい分死角も大きいので、運転に慣れたドライバーでも駐車などの際には頭を悩ませます。

しかし現行モデルのヴェルファイアでは「インテリジェントパーキングアシスタント2」という機能を搭載することで、ドライバーの悩みを解決することに成功。この機能は、超音波センサーと車載カメラによってドライバーが駐車しようとするスペースを検知し、バックの際のステアリング操作を自動でアシスタントしてくれます。

この機能によってミニバンという大型のクルマでも安定した取り回しをすることができるようになります。運転に慣れないドライバーでもこの機能を活用することで、駐車の際の切り返しを最小限にでき、安心して運転をすることができるのも現行モデルのヴェルファイアの特徴でしょう。

また後方から接近する車両を検知して、衝突軽減に寄与する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」という機能もモデルチェンジによって加えられました。

この機能によって、駐車場などで後退する際に死角から接近してくるものをレーダーで検知することが可能になり、接触の危険がある場合に自動的にブレーキ制御がされるので、死角が多い場所でも衝突事故のリスクを軽減することができます。

現行モデルのヴェルファイアは、大型車の悩みを解決し運転に自身のないドライバーでも安心して運転できることが、モデルチェンジ前のものと比較しても良くなった点の一つといえるでしょう。

高級かつ快適な車内空間

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モデルチェンジ前でも高級感を感じる車内インテリアが特徴のヴェルファイアでしたが、現行モデルではさらに改良が加えられました。ヴェルファイアでは「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」のさらなる上級バージョンである「Executive Lounge Z」というモデルが追加されました。

このモデルは、トヨタの「細部までホスピタリティを追求する」というコンセプトのもとに仕立てられた車内空間が特徴であり、ブラックの本革表皮と木目調の加飾が内装の設定に加えられることで、高級かつモダンな車内の空間を演出することに成功しています。

また季節にも対応する作りとなっており、日差しが強い日でも紫外線に悩むことのないようにUVカットガラスを搭載することで、クルマのどこにいても紫外線や赤外線で気に悩むことがないような工夫が凝らされているのが特徴と言えるでしょう。こういった季節に対応するための工夫は、私たちが座るシートの部分にも施されています。

暑い日であっても快適に過ごすことができるように、シートの背もたれや座面から送風することで、汗や蒸れを防ぐことができるようになりました。シート部分は、センター通路をなくすことで、モデルチェンジ前よりも100mm拡大し、大人でも足をのばして座っても快適に過ごすことができます。

さらに、格納式のテーブルや伸縮機能が搭載されたシートは、他のクルマと比べても快適に過ごすことができ、まさに「細部までホスピタリティを追求する」というコンセプトにふさわしいクルマに仕上がっているといえるでしょう。

高級車にふさわしい走行性能

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フルモデルチェンジによって2代目ののヴェルファイアは走行性能が格段に上がりました。現行ヴェルファイアには、トヨタが独自の技術で開発している「V6 3.5L Dual VVT-iエンジン(2GR-FKS)」が新しく搭載されており、動力・燃費の両面が著しく改良されています。現行モデルとマイナーチェンジ前のエンジン性能を実際に比較してみました。

モデルチェンジ前
最高出力 280PS(206kW)
最大トルク 35.1kgf・m(344Nm)
燃費 9.5km/L
トランスミッション 6速AT

現行モデル
最高出力 301PS(221kW)
最大トルク 36.8kgf・m(361Nm)
燃費 10.6km/L  
トランスミッション 8速AT


ミニバンなどの比較的大きなクルマでは、家族や友人などの大人数を乗せた使用が想定され、それにも耐えうるエンジン性能や、走りの安定性が必要になります。新しく搭載されたエンジンは、低燃費でもあるにも関わらず走りの安定性も明らかに良くなっているのが特徴です。

特に燃費面では、10.6km/Lと10km超えの燃費の良さとなっており、家計に優しい仕様となっています。またボディ面をより剛性度をあげることで、走行時の衝撃や段差などを走行した際の振動を軽減することを可能にしたのも特徴です。

これによりカーブが多い道や悪路による走行でも、車体の揺れに悩まさられることもなく、ゆったりと上質な乗り心地を楽しめます。現行モデルのヴェルファイアは、ボディ面とエンジン面のあらゆる角度から改良を加えることで、高級車にふさわしい快適な走行を楽しむことができるので、クルマにこだわりがある方には満足のいく性能といえるでしょう。

トヨタ ヴェルファイア 萩原文博

今回は現行モデルのヴェルファイアのモデルチェンジ前との違いについて詳しく解説してきました。ミニバンの中でも一番人気と言っても過言ではないほどの売り上げを誇るヴェルファイアですが、そこには安全性や走行性能など納得のいく性能が備え付けられており、人気であることにも頷く事ができる仕様となっております。