日産 マーチの車内空間の広さと使い勝手は?

日産 マーチは、キュートなエクステリアデザインと小回りの利く操縦性、さらに低燃費で低価格と、沢山の魅力が詰め込まれた日産を代表するコンパクトカーです。初代モデルの発売以来からボディサイズはキープし、クルマづくりの元となる基本性能やファッショナブルなデザイン性に焦点をあてられ、進化し続けてきました。

近年では軽自動車のバリエーションも豊かとなり、ハイトワゴンのような広々とした室内を実現しているモデルも多く存在します。コンパクトカーであるマーチは、運転のしやすさとシンプルながらも実用的な機能が装備されていますが、車内はどのような空間になっているのでしょうか。

文・PBKK

Chapter
おしゃれなコンパクトボディが魅力の日産 マーチ
大人4名の乗車で快適な室内空間
マーチの荷室は広い?
コンパクトな車内ながらも優れた居住空間

おしゃれなコンパクトボディが魅力の日産 マーチ

日産 マーチ

日産のマーチは1982年に初代モデルが登場。当時コンパクトカーの人気が高まるヨーロッパ市場を意識し、世界に通用するようなハッチバック型のグローバルコンパクトカーとして開発されました。

国内でもマーチを筆頭にコンパクトカー市場が活性化し、他社からもあらゆるニーズに合わせたコンパクトカーが多く投入されました。海外市場では「マイクラ」という車名で販売され、2011年に世界累計販売台数600万台を突破しています。

初代モデルの発売以来から数度の改良を重ね、日本車では珍しく平均10年ごとにフルモデルチェンジが行われています。直近では2010年にフルモデルチェンジが果たされ、現行モデルである4代目の環境性能が向上されました。

新プラットフォームを採用したことにより室内空間を広げ、重量も軽量化を実現。パワートレインの面も充実し、新開発の「HR12DEエンジン」を搭載したことにより燃費も向上され、低燃費を実現しています。

またマーチの特徴の1つともいえる個性的なボディデザイン。マーチの2代目であるK11型は「通商産業省選定グッドデザイン賞」を受賞しています。その洗練されたデザインは、初代モデルから現行モデルである4代目までDNAが残り、時代に合わせたファッション性を取り入れています。

現行モデルのマーチは、女性をターゲットにした新色の「ナデシコピンク」を設定し、日本女性の肌に合うカラーを採用しました。カラーバリエーションは全11色とし、お気に入りの1色が必ず見つかる幅広いラインアップとなっています。

大人4名の乗車で快適な室内空間

日産 マーチ

2010年のフルモデルチェンジに伴い、軽量の新プラットフォームが採用されました。これによりマーチの室内は、わずかに広くなり、過ごしやすい居住空間が確保されています。

車体寸法
全長3,780mm×全幅1,665mm×全高1,530mm
室内寸法
室内長1,905mm×後席室内幅1,245mm×室内高1,270mm

車体は先代モデルに比べ、全長は61mm長く、全幅は5mm広げられ、全高は10mm低くなりました。それにより室内寸法も広がり、大人4人で乗車してもゆったりとくつろげる室内空間を実現しています。

マーチの室内幅は前後席で寸法が異なり、後席の室内幅1,245mmに比べ、前席は室内幅1,350mmと約100mmも広げられています。運転席と助手席の間にギアとサイドブレーキを配置することにより、圧迫感のない間隔が自然に生まれているのもポイントです。

足元にゆったりと伸ばせる空間を確保し、ワイドで水平基調のインパネ効果も加わり、ドライバーが運転しやすい環境に仕上げられています。運転のしやすさが詰まった前席に比べて、後席はどうでしょうか。後席は前席に比べてややコンパクトな印象です。しかし、上質なシートの効果もあってか、ラグジュアリーな空間が広がっています。

足元にも余裕を持たせ、ヘッドクリアランスも握りこぶし2つ分ほどの空間を確保することで、室内寸法の数値よりも広く感じます。マーチは定員5名ですが、後席に大人3名が乗車すると窮屈に感じる可能性もあるので、大人2名もしくは大人2名子供1名の乗車がベストです。

マーチは、大人数が乗り込める室内やアウトドアで大活躍するようなモデルではありません。しかし、日常の街乗りや近場などへの小旅行には最適です。シンプルに、必要なものと家族や友人など気心知れた人たちを乗せ、軽やかな旅へ連れて行ってくれます。

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マーチの荷室は広い?