日産 4代目マーチ(K13/K13改型)のグレード間の違いを徹底比較!おすすめはNISMOグレード!?

日産 マーチ

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1982年の登場以来、日産 マーチは優れた実用性と手頃な価格設定から幅広い年齢層から支持を集めるヒット車種となりました。現在は初代から数えて4代目にあたる日産 4代目マーチ(K13/K13改型)となり、日産を代表するコンパクトカーの1つとして人気を集めています。

なかには専用エンジンが搭載され走行性能を向上させた「NISMO」や、クラシカルなエクステリア(外装)をまとった「ボレロ」など個性的なグレードも設定されています。

そんな4代目マーチにはどのようなグレードがラインナップされているのか、今回はその詳細を紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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マーチのグレード:S【128万9,200円】
マーチのグレード:S プラムインテリア【142万7,800円】
マーチのグレード: X Vセレクション【148万5,000円】
マーチのグレード: X Vセレクション パーソナライゼーション【151万8,000円】
マーチのグレード: G【166万9,800円】
マーチのグレード: G パーソナライゼーション【170万2,800円】
マーチのグレード: ボレロ【170万5,000円】
マーチのグレード: NISMO【163万3,500円】
マーチのグレード: NISMO S【187万6,600円】

マーチのグレード:S【128万9,200円】

マーチの中でもっともシンプルなモデルが「S」です。

装備も必要最低限となっていますが、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時の加速抑制機能、車線逸脱警報などを採用し「サポカーSワイド」に対応している点は見逃せません。

エンジンは他のグレードと同じく排気量1.2L 直列3気筒のHR12DE型を搭載し、最高出力58kW(79PS)/6,000rpm、最大トルク106Nm(10.8kgfm)/4,400rpmを発揮。トランスミッションは伝達効率に優れたCVTを組み合わせ、変速ショックのないスムーズな走行を実現しています。

価格は全グレードの中でもっとも低く、128万9,200円となっています。

マーチのグレード:S プラムインテリア【142万7,800円】

「S プラムインテリア」は、「S」をベースに内外装の質感を高めたモデルです。

エクステリアではフロントバンパー、ドアハンドルなどがメッキ加飾され、インテリア(内装)では、ステアリング、シフトノブ、エアコン吹き出し口、シフトベース、フロントパワーウインドウスイッチベースがシルバーフィニッシャーに変更されています。

リヤシート(後席)も「S」がベンチタイプの可倒式に対し、「S プライムインテリア」では6:4分割式の可倒を採用し使い勝手も向上しています。

価格は142万7,800円と、「S」より13万8,600円高くなっています。

マーチのグレード: X Vセレクション【148万5,000円】

「XVセレクション」は、日産 4代目マーチの標準的なグレードに当たるモデルで、各種標準装備が充実しています。

下位グレードとの違いはアイドリングストップ機能に加えて、電動格納式リモコンカラードドアミラー、プッシュエンジンスターター、インテリジェントキー、エンジンイモビライザーの追加や、運転席サンバイザーの裏側にあるバニティミラーなどの快適装備が挙げられます。

また、メーカーオプションでSRSカーテンエアバッグが選択可能となり、安全装備も充実させることが可能です。

価格は148万5,000円と最廉価の「S」より19万5,800円高くなるものの「Sプラムインテリア」からは5万7,200円の価格差にとどまっています。

マーチのグレード: X Vセレクション パーソナライゼーション【151万8,000円】

「X Vエレクションパーソナライゼーション」は、「X Vセレクション」をベースとしつつ、プレミアムホライズンオレンジ、スプリンググリーンなどの専用ボディーカラーを含む4色が設定されたグレードとなっています。

それに伴いドアミラー、アウターサイドドアハンドルもパーソナライゼーション専用色となるほか、ホイールカバーも専用色が奢られ、「X Vセレクション」よりも個性を強調したグレードとなっています。

価格は151万8,000円と、「X Vセレクション」より3万3,000円アップしています。

マーチのグレード: G【166万9,800円】

「G」は、日産 4代目マーチの上級グレードにあたるモデルです。

下位グレードには無い装備として、燃費表示や、サービスインターバル、タイヤアングルインジケーター、半ドアポジションインジケーターなどの機能が盛り込まれた運転席メーター内ディスプレイが追加され、リヤシートも使いやすい6:4分割可倒式を標準装備。さらに、シート生地がエンボススエード調トリコット生地に変わり高級感が増しています。

また、「G」からはオートエアコンが選択可能となり、乗用車としての実用性も高められています。

価格は、166万9,800円と、最廉価グレードの「S」から38万600円高くなっています。

マーチのグレード: G パーソナライゼーション【170万2,800円】

「Gパーソナライゼーション」 は、「G」ベースに専用ボディーカラーなどを追加したモデルです。

下位グレードの「X Vセレクション パーソナライゼーション」では全4色の専用色が設定されていましたが、「G」では3色のみに。一方で、内装の質感は高められ、シート素材も「G」と同様のエンボススエード調トリコット生地となっています。

価格は170万2,800円と、「G」より3万3,000円アップとなっています。

マーチのグレード: ボレロ【170万5,000円】

「ボレロ」は、レトロなエクステリアをまとったグレードです。

ボレロ専用装備として、エクステリアには、メッキモールやメッシュメッキグリルといった光沢加飾が散りばめられつつも、どこか懐かしい雰囲気を感じさせる仕上がりとなっています。

インテリアデザインも、専用本革巻3本スポーツステアリングをはじめ、専用センタークラスターフィニッシャー、シルバーフィニッシャー。フロントパワーウインドウスイッチベースを採用。さらに、「ボレロ」にはナチュラルグレーブラックの2種類の内装色が設定されています。

価格はナチュラルグレー、ブラックともに170万5,000円となっています。

マーチのグレード: NISMO【163万3,500円】

「NISMO」は、「XVセレクション」をベースにスポーティーさを演出するカスタムを加えたモデルです。

エクステリアではフロントバンパー、リアバンパー、サイドシルプロテクター、フロントグリルが専用形状に変更され、インテリアもレッドセンターマークとレッドステッチ付の専用本革巻3本スポークステアリングが奢られ、スポーツマインドくすぐる仕様となっています。

価格は163万3,500円で、ベースとなっている「XVセレクション」より14万8,500円高い価格設定となっています。

マーチのグレード: NISMO S【187万6,600円】

「NISMO S」は、「NISMO」からさらに走行性能を向上させたスポーツモデルです。

他グレードとの大きな違いは、排気量が拡大された専用エンジンを搭載していることで、排気量1.5L 直列4気筒のHR15DE型は最高出力85kW(116PS)/6,000rpm、最大トルク156Nm(15.9kgm)/3,600rpmを誇り、トランスミッションはマーチのなかで唯一5速MT(マニュアルトランスミッション)が組み合わされています。

また、ボディーサイズも拡大され、全長3,870mm×全幅1,690mm×全高1,495mmとなり、他グレードに比べて全長は45mm、全幅は25mm拡大され、全高は20mm低く、ロー&ワイドなスポーツカーらしいスタイリングに。

サスペンションにも専用のチューニングが施され、「NISMO S」専用スプリング、ショックアブソーバー、スタビライザーが装備されるほか、専用ブレーキ、専用エキゾーストシステム、専用チューニングコンピューターによって出力とボディーの剛性が強化されています。
インテリアではNISMOのロゴが刻まれた220km/hスケール専用コンビメーターや、専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル、フットレスト、専用スポーツシート、レッドステッチ付の専用シフトノブ&シフトブーツなどが奢られ、下位グレードとも言える「NISMO」がエクステリアやインテリアをスポーティー仕様としていたのに対して、「NISMO S」はエンジンやサスペンションを含めたクルマ全体に手を加えた本格的なスポーツ仕様と言えるでしょう。

価格は187万6,600円とマーチの全グレードで一番高価となりますが、その価格に恥じない性能を備えていると言えます。
4代目マーチはコンパクトカーとして高い実用性を備えつつ、リーズナブルな新車車両本体価格が魅力的なクルマで、もっとも高いモデルでも200万円を切るお買い得な値段設定となっています。一方で、「NISMO」や「NISMO S」などのスポーティーなグレードも設定されている点は見逃せません。

なかでも「NISMO S」は現在では希少なMTが設定され、専用パーツが奢られていることから、おすすめのグレードと言えるでしょう。

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