ゼブラを走ると違反になる!?

横断歩道

後を絶たない痛ましい交通事故。これを防ぐために各メーカー、安全装備を拡充させていますが、やはり現状は運転する人間の意識を変えていく、というのが重要な手段。

そんな中、千葉県で興味深い取り組みが行われております。

YOSHIT

しがない古物商。中古車をたまに販売。愛車遍歴は、いすゞPAネロ、ホンダZ360、ランチア・デルタ・インテグラーレ16V、アルピーヌ・ルノーV6ターボ等々、一貫性もなく。現在はルノー・ルーテシア(CLIO4 120TCe)、KTM RC250(2輪)が愛車。旧車、ラテン車に目がないオッサンです。

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ゼブラ・ストップ作戦実施中!の千葉県
交通死亡事故がワースト2位の千葉県…
90%以上のクルマが横断歩道で停車をしていない…これは違反!?
事故を減らすにはドライバーのモラルが重要

ゼブラ・ストップ作戦実施中!の千葉県

現在、千葉県では「ゼブラ・ストップ活動」を展開しています。これは、平成29年度より「3・ライト運動」に代って千葉県安全運転管理協会の年間主要事業として実施しているものでもあります。

この活動は、横断歩道等における歩行者等の優先義務を運転者に徹底し、横断歩道上における歩行者等の保護を強化する事を目的に実施するもので、横断歩道の和製語であるゼブラゾーンの「ゼブラ」にかけて、「前方」「ブレーキ」「ライト」をドライバーに強く意識させ、横断歩道手前での確実な「ストップ(一時停止)」を徹底することにより、交通事故を「ストップ」させるものです。
※ 千葉県HP参照

信号機の無い横断歩道に差し掛かった際に歩行者がいた場合、一時停止は義務付けられています。しかし改めてこうした呼びかけを行った背景にはどういった事情があったのでしょうか!?

交通死亡事故がワースト2位の千葉県…

こうした取り組みを千葉県が行った事情を、千葉県警に聞いてみました。

「千葉県は交通死亡事故が非常に多く(全国ワースト2位)、その内訳は、歩行者の事故という事実があります。死亡者数の内訳の約3割が歩行者であり、こうした事故を防ぐためにスタートした経緯があります」とのことでした。

また千葉県警の調査でも、65歳以上の高齢者は、歩行中や自転車乗車中に事故に遭われるケースが多く、特に歩行中は道路横断中、自転車乗車中は交差点での死亡事故が多く発生している、とのこと。

つまり、こうした犠牲を防ぐための施策、ということなのです。

90%以上のクルマが横断歩道で停車をしていない…これは違反!?

JAFが行った「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査 2018年」をチェックしてみると、90%以上のドライバーが一時停止をしていない、という結果がでています。
(停車する、と答えたドライバーの全国平均はわずか8.6% ※JAF調べ)

前述しましたが、信号機のない横断歩道では一時停止が義務付けられています。

道路交通法第38条第六節の二「横断歩行者等の保護のための通行方法」には…
① 歩行者の有無を確認できなければ、横断歩道の停止位置で止まれるような速度で進行する。
② 横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をする。
③ 横断歩道内およびその手前30mは追い越しや追い抜きが禁止。などが規定され、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、ドライバーは横断歩道の直前でクルマを一時停止させ、通行を妨げない。

といったように義務付けています。当然、これを守らない場合には、反則金や違反点数が科せられ、この場合には、「横断歩行者等妨害等違反」となり、減点2、反則金9,000円(普通車)といった処分になります。

事故を減らすにはドライバーのモラルが重要

もちろん、違反になるから停車する…のではなく、ドライバーは歩行者を保護することが義務付けられるわけです。

千葉県のみならず、全国的に歩行者が巻き込まれる痛ましい事故が多発しているのが事実。高齢ドライバーの踏み間違え、といった事件もメディアで大きく報道されていますが、それと同様に、横断歩道で一時停止しないために起きる事故、ということも多いのです。

安全装備が充実してきた昨今とはいえ、それもまだ完全なものではありませんし、装着されていないクルマも多く走っています。事故を減らす・なくしていくためには、私たちドライバーの心持ち・モラルにかかっているのはいうまでもありません。

Source:
www.police.pref.chiba.jp
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