クルマで走ると音楽が聞こえる「メロディーロード」とは?

メロディーロードをご存知でしょうか? 車で走行することでメロディーが聞こえる不思議な道路のことで、日本全国に約30ヶ所存在しています。どれも違ったメロディーが採用されており、楽しみながらドライブができることでも有名です。メロディーロードの仕組みや楽しむコツなどをご紹介します。

文・PBKK

Chapter
メロディーロードの仕組みと概要
有名なメロディーロードをご紹介
1.石川県七尾市穴水町:のと里山街道(1,200m)
2.群馬県吾妻郡草津町:国道292号(300m)
3.和歌山県海草郡紀美野町:国道370号(320m)
道路

メロディーロードの仕組みと概要

道路2

メロディーロードは、2004年に北海道標津町で実験的に設置されたのが始まりです。アスファルトやコンクリートの舗装路面の横断方向に無数に刻まれた溝があり、その上を走行することで生じたタイヤの摩擦による接触走行音がメロディーとして聞こえます。

溝と溝の間隔や深さを調整することで音階が決まり、切削幅を変えることで音の大小を調整しています。このメロディーロードには、下記のような効果があるとされています。

・運転速度の抑制
メロディーロードは綿密に計算された設計により、設定された速度で走行することで適切な音程やリズムでメロディーが聞こえます。速度が速すぎても遅すぎてもリズムが合わないため、自然と速度が抑制されます。

・ドライバーの眠気防止
メロディーロードを通過中はタイヤを通して車内に直接音楽が響き渡ります。平時の走行音とは異なる音がドライバーの耳にもハッキリと聞こえるため、眠気防止も期待できます。

・排水効果
道路に無数の溝が掘られているメロディーロードは、雨水の排水効果をもたらしています。
水が溜まりにくいことからハイドロプレーニング現象の抑制効果もあり、事故防止も期待されています。

・観光客の集客
日本には30近いメロディーロードが存在していますが、その珍しさに各地から人々が訪れます。地域に経済効果をもたらしてくれるため、貴重な観光資源として積極的に進めている自治体もあるようです。

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