ガソリンの安い地域トップ5!!「製油所が近い=安い」は間違い!?
更新日:2024.09.09

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ガソリンに限らず輸送費が掛かる地域や場所は、それだけ価格に転嫁されることが多いと考えていいだろう。基本的には、ガソリンも同様と考えていいはずだが、原油から製油所(コンビナート)で精製されるガソリンの場合はどうなのだろうか。
文・塚田 勝弘
文・塚田 勝弘
ガソリン価格を決める最大の要素は、原油価格と競争の程度
ガソリン価格を左右するのは…
・原油価格
・原油関税
・石油税
・貯蔵費
・輸送費(2〜3次まである)
・精製費
・油槽所の費用
・ガソリン税
・消費税
などだ。軽油の場合も同様に、軽油原価、軽油税などもある。
そして、消費者が支払うガソリン価格を決める最大の要素は、原油価格と、どれだけ激しい競争が繰り広げられているかによる。国道などの大きな街道沿いで、数百mおきにガソリンスタンドがある場合では、当然ながら価格競争により安くなる傾向にある。
さらに、クルマが欠かせない地域と、クルマがなくても生活できる都市部(都心部など)では価格差が出る可能性もある。もちろん、物価の違いにより価格差も出ていて、東京の都心部などでは割高なのは常識だ。
一方、山間部などの郊外でガソリンスタンドが1軒しかないような地域では、競争原理は働きにくく、高めで固定化されていそうだ。また、「製油所が近いからガソリンが安い」という定説もあるが、正しいとも間違っているとも断言はできない。
・原油価格
・原油関税
・石油税
・貯蔵費
・輸送費(2〜3次まである)
・精製費
・油槽所の費用
・ガソリン税
・消費税
などだ。軽油の場合も同様に、軽油原価、軽油税などもある。
そして、消費者が支払うガソリン価格を決める最大の要素は、原油価格と、どれだけ激しい競争が繰り広げられているかによる。国道などの大きな街道沿いで、数百mおきにガソリンスタンドがある場合では、当然ながら価格競争により安くなる傾向にある。
さらに、クルマが欠かせない地域と、クルマがなくても生活できる都市部(都心部など)では価格差が出る可能性もある。もちろん、物価の違いにより価格差も出ていて、東京の都心部などでは割高なのは常識だ。
一方、山間部などの郊外でガソリンスタンドが1軒しかないような地域では、競争原理は働きにくく、高めで固定化されていそうだ。また、「製油所が近いからガソリンが安い」という定説もあるが、正しいとも間違っているとも断言はできない。
製油所はどこにある?
日本の製油所は…
・宮城県
・茨城県
・千葉県
・神奈川県
・和歌山県
・大阪府
・岡山県
・山口県
・大分県
にある。製油所から近くて、競争が激しい地域であれば、輸送費が抑制され、さらに競争原理が働くため、基本的には安くなるはず。一方、製油所から近くても山間部や限界集落のような地域では、先述したように競争が少ないため割高というケースもあるだろう。
・宮城県
・茨城県
・千葉県
・神奈川県
・和歌山県
・大阪府
・岡山県
・山口県
・大分県
にある。製油所から近くて、競争が激しい地域であれば、輸送費が抑制され、さらに競争原理が働くため、基本的には安くなるはず。一方、製油所から近くても山間部や限界集落のような地域では、先述したように競争が少ないため割高というケースもあるだろう。
ガソリン価格が安い地域は?
ガソリン価格が安い地域は、いくつかある専用ウェブサイトで確認できる。2019年8月末時点の某サイトでは…
1位:千葉県
2位:埼玉県
3位:三重県
4位:奈良県
5位:石川県
となっている。また、別のウェブサイトでは…
1位:石川県
2位:岩手県
3位:奈良県
4位:三重県
5位:東京都
となっている。上位5位に入っている都道府県を見てみると、岩手県・石川県・埼玉県・東京都・三重県には製油所はない(隣県にある場合もあるが)。さらに、大阪府・岡山県・山口県・大分県は製油所がある都道府県なのにベスト5には入っていない。
1位:千葉県
2位:埼玉県
3位:三重県
4位:奈良県
5位:石川県
となっている。また、別のウェブサイトでは…
1位:石川県
2位:岩手県
3位:奈良県
4位:三重県
5位:東京都
となっている。上位5位に入っている都道府県を見てみると、岩手県・石川県・埼玉県・東京都・三重県には製油所はない(隣県にある場合もあるが)。さらに、大阪府・岡山県・山口県・大分県は製油所がある都道府県なのにベスト5には入っていない。
まとめてみると、上記のベスト5は、元売りや小売りの経営統廃合や戦略などに加えて、製油所の統廃合などにより価格の変動が起こりうる。それでも、安い地域と高い地域は、概ね固定化されていると考えていいだろう。