水抜き剤は入れた方がいいの?その効果は?
更新日:2024.09.09
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以前は、ガソリンスタンドでの給油時に店員さんから「一緒に水抜き剤も補充しておきましょうか?」と尋ねられることがよくありました。ガソリンスタンドで薦める商品なので、それほど悪いものではないはずなのですが、セルフ式スタンドが増えて店員さんとのコミュニケーションが減ったことで、水抜き剤は忘れられた存在になりました。そんな水抜き剤には、どんな効果があったのでしょうか?
文・CarMe編集部
文・CarMe編集部
- Chapter
- 水抜き剤とは?
- 最近の自動車は水抜き剤が不必要か
- 水抜き剤を入れるタイミング
水抜き剤とは?
ガソリンタンクの燃料が減ったとき、タンク内にはそれまでガソリンがあった場所が空間になっています。そのままにしておくと、タンク内で結露を起こし、水分が溜まります。
この水分は、金属製のガソリンタンクを腐食させてしまうだけでなく、ガソリンをエンジンに送る燃料パイプを腐食させたり、目詰まりを起こさせる原因になります。そんなガソリンタンクに溜まった水分を除去してくれるのが、水抜き剤です。
燃料は油、水分は水なのでそのままにしておけば混じることはありません。しかし水抜き剤を入れると、その主成分であるイソプロピルアルコールによってガソリンと水分が混ざり合います。水分が溶解したガソリンを強制燃焼させて水分を除去できることが、水抜き剤の効果です。
この水分は、金属製のガソリンタンクを腐食させてしまうだけでなく、ガソリンをエンジンに送る燃料パイプを腐食させたり、目詰まりを起こさせる原因になります。そんなガソリンタンクに溜まった水分を除去してくれるのが、水抜き剤です。
燃料は油、水分は水なのでそのままにしておけば混じることはありません。しかし水抜き剤を入れると、その主成分であるイソプロピルアルコールによってガソリンと水分が混ざり合います。水分が溶解したガソリンを強制燃焼させて水分を除去できることが、水抜き剤の効果です。
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●成分:イソプロピルアルコール、防錆剤
●内容量:180ml
●使用方法:ガソリン50~70Lに1本の割合で、よく振ってから燃料タンクに注入してください。
最近の自動車は水抜き剤が不必要か
燃料タンクに水が溜まることを防ぐ、水抜き剤ですが、最近は、樹脂製のガソリンタンクを使用している車種が増えており、金属製のタンクでも内側に防錆処理を施しているものが多いので、腐食の心配はほとんどありません。
また複雑な構造の給油口により密閉性も極めて高く、タンク内が燃料の揮発した成分で満たされることで空気が入ってくる余地がなくなるため結露そのものが起こりにくくなっています。
そのような工夫や構造の結果として、昔のようにタンク内に水が溜まること自体が少なくなっています。もちろんこれはあくまで現行車の場合であり、ひと世代前の自動車では水が溜まる心配も十分に考えられるので、そのような場合では水抜き剤は効果があるといえるでしょう。
また複雑な構造の給油口により密閉性も極めて高く、タンク内が燃料の揮発した成分で満たされることで空気が入ってくる余地がなくなるため結露そのものが起こりにくくなっています。
そのような工夫や構造の結果として、昔のようにタンク内に水が溜まること自体が少なくなっています。もちろんこれはあくまで現行車の場合であり、ひと世代前の自動車では水が溜まる心配も十分に考えられるので、そのような場合では水抜き剤は効果があるといえるでしょう。
水抜き剤を入れるタイミング
梅雨など湿気の多い季節や、冬場のように昼夜の寒暖差により結露が発生しやすい時期は、シーズン終盤に水抜き剤を入れると効果的です。
効果を期待して満タン時に何本も注入してしまうと、水抜き剤そのものがエンジンに不具合を生じさせてしまう可能性もあります。給油時にボトル1本注入というのが定番ですが、各製品に記載されている量を守ることが肝心です。
注入するタイミングは、水抜き剤を先に入れてから給油した方がガソリンと水抜き剤が攪拌しやすいのでおすすめです。
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注入するタイミングは、水抜き剤を先に入れてから給油した方がガソリンと水抜き剤が攪拌しやすいのでおすすめです。
水抜き剤の必要性ついて、世間では意見がわかれています。とはいえ、クルマの年式、使用頻度、ガソリンタンクの素材などなど、さまざまな要因が絡みあっており、どちらが正しいと言い切ることはできません。
水抜き剤の主成分は、イソプロピルアルコールがほんどで添加剤としては決して高いものではないので、自分の愛車の状態を考え、投入を検討してみてはいかがでしょうか?
水抜き剤の主成分は、イソプロピルアルコールがほんどで添加剤としては決して高いものではないので、自分の愛車の状態を考え、投入を検討してみてはいかがでしょうか?