高速道路の出口を間違えて通り過ぎたらどうする?特別転回という裏ワザとは

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ゴールデンウィークやお盆休みといった長期休暇、出張などで高速道路を利用される方は多いですよね。しかしうっかり目的のインターチェンジを通り過ぎた結果、余計に料金を払って転回してしまった経験はありませんか?

高速道路は有料なので、なるべく料金を節約したいという気持ちはあると思います。だからといって高速道路で無理やり転回するのは大事故のもとになるので、絶対やってはいけません。しかし「特別転回」という裏ワザを使えば、余計な料金を支払わずに安全な転回が可能です。今回は高速道路を利用する機会が多いという方向けに、特別転回についてご紹介します。

文・PBKK
Chapter
特別転回とは
特別転回利用時の注意点

特別転回とは

特別転回とは、高速道路を管理するNEXCOが用意している特別な制度です。インターチェンジの降り忘れなど、高速道路で道を間違えた場合にドライバーを救済する目的で用意されており、手順を踏めば誰でも利用可能です。

1.最寄りのインターチェンジまで移動する
2.インターチェンジで一般レーンを利用し、特別転回利用の意思を示す
3.特別転回証明書を交付してもらい、指示を受けた場所で転回する
4.再び一般レーンを利用し、ゲートを上げてもらい移動する

まずは最寄りのインターチェンジまでそのまま走行を続けます。この際に、ETCカードは外しておいてください。次にインターチェンジで一般レーンに入り、係員に特別転回利用の意思を示します。通り過ぎてしまったインターチェンジ名などを、係員の指示に従って説明しましょう。

係員がその場にいないときは呼び出しボタンを押して、係員を呼んでください。ちなみに無人インターチェンジなど、一部特別転回を利用できないインターチェンジもあるので注意しましょう。

その後は「特別転回証明書(特別転回承認の印が入った券)」が交付されるので、その場で係員から受け取ってください。そして指示があった場所で安全を確認して、転回を行います。

指示があった場所では、他の自動車が通行していないのを見計らって安全に転回してください。早く目的のインターチェンジに行きたいからと言って慌てて転回すると、事故になってしまいます。

最後に転回後再び一般レーンに入り、特別転回証明書を係員に見せてゲートを開けてもらいます。そして目的のインターチェンジへ向かえばOKです。ここまで済めば抜いていたETCカードを入れても問題ありません。

特別転回利用時の注意点

特別転回を利用するときは、次の点に注意してください。

・係員の指示に必ず従う
・一部利用できないインターチェンジもある
・必ず規定を守って利用する

特別転回を利用するときは、本来利用したかったインターチェンジなどを質問されます。そういった質問にはきっちり答えましょう。

また転回時に指示される場所は入り口付近から信号あたりなど、インターチェンジによって変わります。特別転回許可を受けたからと言って、自分で場所を指定して無理やり転回する行為は違反になるのでやめましょう。

また、特別転回はどこでも利用できるわけではありません。無人インターチェンジや首都高速道路など、利用できないインターチェンジもあります。最寄りのインターチェンジで特別転回できない場合、一度高速道路を降りて再びインターチェンジへ乗る手間と料金がかかってしまうので注意しましょう。

例えば特別転回後、目的のインターチェンジで降りないケースなども考えられます。しかし、自動車のナンバーは一般レーン利用時に控えられており、カメラなどで自動車の特徴はすべて記録されています。結局料金は精算しないといけなくなるので、特別転回を利用する際は不正がないよう注意してください。
今回はインターチェンジを降り損ねた場合などに使える、特別転回についてご紹介してきました。特別転回を知っていれば、インターチェンジを乗り降りして目的のインターチェンジへ向かい直す手間と時間を節約できます。

ただし利用できないインターチェンジもあるので、気になる場合は高速道路利用前に特別転回が利用できるかチェックしておくとよいかもしれません。ぜひ特別転回を有効に使って、有意義にドライブしましょう。
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