ロータリー?水平対向?意外と知らないエンジンの種類

クルマ好きなら絶対知っておきたいロータリーエンジンや水平対向エンジンといったワードですが、詳しく説明をできる方はあまり多くないのではないでしょうか。今回は、意外と知らないエンジンの仕組みを学びましょう。

Chapter
基本のキホン、レシプロエンジンを知ろう
マツダの魂、ロータリーエンジンってなに?
スバルの特徴?水平対向エンジンってなに?

基本のキホン、レシプロエンジンを知ろう

水平対向6気筒

自動車に搭載されるエンジンの種類は、レシプロエンジンロータリーエンジンの2タイプに分類されます。その中でもレシプロエンジンは、シリンダー内で燃料を燃焼させ、その力でピストンを動かし、その往復運動が動力となるタイプのエンジンです。現在のほとんどの自動車がこの構造を採用しており、最もポピュラーなエンジン構造といえます。

また、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンといったカテゴリは、燃料の違いによる分類です。そのため、これらはすべてレシプロエンジンと組み合わせることができます。例えば、レシプロエンジンで燃料がガソリンの場合は「レシプロガソリンエンジン」となり、燃料が軽油などの場合は「レシプロディーゼルエンジン」に分類されます。では次に、ロータリーエンジンについて詳しく学んでみましょう。

マツダの魂、ロータリーエンジンってなに?

無題

ロータリーエンジンは、レシプロエンジンにあるようなピストンを使用せず、熱エネルギーでローターを回転させることにより動力を生み出すエンジンです。1950年代にドイツの技術者ヴァンケルによって開発され、小さいスペースで高出力かつ騒音や振動が少ないといったメリットを持ちます。

日本ではマツダが採用・開発しRX-7やコスモスポーツといった名車を世に送り出しましたが、吸排気効率や燃費の面でレシプロエンジンに劣り、2012年の段階でガソリンを燃料とするロータリーエンジンは生産終了となりました。しかし、今なおファンにより復活が熱望されており、エンジンとしての人気や知名度は衰えません。

スバルの特徴?水平対向エンジンってなに?

水平対向エンジン

スバルが採用していることで有名な”レシプロエンジン”の形式のひとつである、水平対向エンジンですが、このエンジンを詳しく知るためには「シリンダー配列」の理解が重要です。レシプロエンジンで使用されているシリンダーは「気筒」とも呼ばれており、シリンダーの数がそのまま気筒数となります。複数の気筒を備えたエンジンを多気筒エンジンといい、乗用車では3、4、6、8、10、12気筒などがあります。

そしてこのシリンダーの並べ方はシリンダー配列と呼ばれており、「直列」や「V型」などが存在します。シリンダー配列はエンジンサイズや重心などに影響を与える部分ですが、その中に「水平対向型」という配列があります。エンジンの重心が低く、バランスの良さがメリットです。日本ではスバル、輸入車ではドイツのポルシェが採用していることで有名です。

デザインや車種名に関する豆知識もさることながら、エンジンをより詳しく知ることで、クルマがもっと楽しくなります。今回、紹介した知識をもとに、ぜひ一度身近なクルマを分析してみましょう。