ランボルギーニにも?日本製パーツが使われたスーパーカーたち

ケーニセグ 2019

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世界各地で販売されている日本車。そんな日本車のパーツが使われている外国のスーパーカーがあるのをご存知ですか?実は外装パーツなどそのままのデザインで使われているパーツが多くあります。見比べてみると「ああ!これか!」となるかも?今回はそんなパーツたちをご紹介。

文・西川 昇吾
Chapter
ケーニグセグ CCX【マツダ RX-7(FD3S型)のバックランプ】
ロータス エスプリ【トヨタ カローラレビン(AE86型)のテールランプ】
オートガレージNOMAD
ランボルギーニ ディアブロ【日産 フェアレディZ(Z32型)のヘッドライト】
実物を見る機会があればチェックしてみよう!

ケーニグセグ CCX【マツダ RX-7(FD3S型)のバックランプ】

スウェーデンのスーパーカーメーカーケーニグセグ。1994年創立の新興メーカーですが、市販車における最高速レコードを争うメーカーの一つです。そんなケーニグセグが2006年から2010年まで生産していたのがCCXシリーズです。性能を始め商品へのこだわりが強く、多くのパーツを自社開発するケーニグセグですが、このCCXのバックランプには日本のマツダRX-7のものが使われています。

クルマ好きの方が見ると「もしかして…?」と思うかもしれませんが、そうでない人が見たら専用パーツかと見間違えるほどエクステリアデザインにマッチしています。なお、余談ですがこのCCXシリーズの後継モデル、アゲーラ以降のケーニグセグは今まで提供を受けていたエンジンまでも自社生産しています。このように他車のパーツを流用するのはCCXが最後かもしれません。

ロータス エスプリ【トヨタ カローラレビン(AE86型)のテールランプ】

オートガレージNOMAD

オートガレージ NOMAD様より提供
続いてご紹介するのはイギリスのスポーツカーメーカーロータスが1976年から2004年まで生産していた「エスプリ」。エスプリは28年間というスポーツカーにしては長きに渡り生産されたため、全ての世代においてカローラレビンのテールランプが採用されていた訳ではありません。

カローラレビンの登場は1983年になりますので、採用されたのはエスプリが大幅なマイナーチェンジを受け、俗に言う「ニューシェイプ」となった1987年以降となります。なお、エスプリのラストを飾る2004年の「V8アニバーサリー」では自社製の丸型テールランプが採用されています。

思えば「丸型テールランプ」の軽量スポーツカーのエリーゼを発売し、新生ロータスとして新たなスタートを切ったのが1995年のこと。以降ロータスは丸型テールランプを多くの車種に採用しています。最後のエスプリであるV8アニバーサリーに丸型テールランプを採用したのは、そのようなロータス社のメッセージが込められているのかもしれませんね。

ランボルギーニ ディアブロ【日産 フェアレディZ(Z32型)のヘッドライト】

スーパーカーの代名詞ともいえるメーカーのランボルギーニ。そのランボルギーニが1990年から2001年まで生産していたのがディアブロです。スーパーカーブームの人気の中心にいたカウンタックの後継モデルであるディアブロは、ランボルギーニの伝統であるV12ミッドシップレイアウトを採用しつつ、オープンボディやAWD化などにチャレンジしたモデルでもあります。

1999年にランボルギーニはディアブロにフェイスリフトを施します。その際に採用されたのがZ32型フェアレディZのヘッドライトです。元々リトラクタブルヘッドを採用していたディアブロは、各国の道路交通法の規制が変わっていく中で、リトラクタブルヘッドから固定式ヘッドライトへの変更を迫られていました。

そんな中ランボルギーニは日本のユーザーたちが行っていたZ32型フェアレディZのヘッドライト流用での固定化に目をつけ、フェイスリフトでこれを採用します。ディアブロでフェアレディZのヘッドライトが純正採用されたのは、ユーザーのカスタムがそのままメーカーに「真似された」珍しい例なのです。(実際にはパーツに表示されたNISSANのロゴを隠すためアイラインのようなものが取り付けられています)

実物を見る機会があればチェックしてみよう!

実際にこれらのスーパーカーを目にすることは難しいですが、もし実物を見ることができたら今回紹介したパーツたちに注目してみてください。またスーパーカーに限らず今回紹介した以外にも他社製品がそのまま純正流用されているという車種はあるので、様々な実車をよく観察すると思わぬ発見に出会えるかもしれません。
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