道路交通法グレーゾーンの運転危険行為5選を紹介!これって運転の妨げになる?

喫煙車

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「ながらスマホ」が危険なことは自明だ。スマートフォンが便利になるほど「ながら」で運転するドライバーが増えて社会問題化したことで、道路交通法で明確に禁止されている。しかし、道路交通法などには明記されていないものの危険につながる行為はある。そうしたグレーゾーンの危うい行為をいくつかピックアップしてみた。これを参考に、運転リスクを見直してもらえれば幸いだ。

文・山本晋也
Chapter
咥えタバコはいろいろな意味でリスキー
サングラスを掛けっぱなしにしていると…
目深に帽子をかぶっていると信号が見えづらい
パーカーのフードは集中力を増すらしいが…
オーディオを大音量で鳴らすのはNG行為

咥えタバコはいろいろな意味でリスキー

2018年7月、東北大学が『喫煙者は交通事故死亡のリスクが高い傾向』というプレスリリースを発表した。

結論からいうと、毎日20本以上のタバコを吸う喫煙者は交通事故で死亡するリスクを高めるのだという。喫煙していると死亡に繋がる重大な交通事故を起こしやすいというのは、ようは咥えタバコで運転することのリスクが想像以上に大きいということだ。

たしかに喫煙のゾーニングが進んでいることから、心おきなくタバコを吸えるのは愛車の中だけという状況だが、運転しながらタバコに火をつけたり、灰皿に灰を落としたりという喫煙行為をするというのは考えてみればリスキーだ。ことによっては、運転中の喫煙は社会問題化するかもしれない。

サングラスを掛けっぱなしにしていると…

運転するときにサングラスをかけるというドライバーもいるだろう。とくに西日が強い夕方にはサングラスが手放せない。ただ、そのまま流れでサングラスをかけっぱなしにしていると徐々に日が沈んで暗くなっているのに気付きづらく、結果として視界が悪くなっているケースもある。

なお、夜間や雨天といった状況で視界をクリアにする偏光レンズのサングラスもあるので、すべてのサングラスが危ういということではなく、状況に応じた適切なものを使おうという話だ。

目深に帽子をかぶっていると信号が見えづらい

また、太陽光が眩しいときに帽子を目深にかぶって対応することもあるが、ここで注意したいのは信号や標識など上方向の視界が遮られること。

信号待ちで先頭になったときなど前の信号が見えづらいからといって横の信号を参考にタイミングを計ると、対向車線が時差式信号だったりすることもあるので、顎をあげるカタチになるだろうが、しっかり目前の信号を確認したい、当たり前の話だが。

とはいえ、サンバイザーを展開したり格納したりを繰り返すよりは運転への影響は少ないともいえるので、キャップを常備しておくのも悪くはないだろう。

パーカーのフードは集中力を増すらしいが…

最近、SNSで「パーカーのフードをかぶっていると集中力が増す」といったライフハックが話題となったのを知っているだろうか。運転という行為に集中するためにもフードをかぶってみようと思うかもしれないが、実際にフードをかぶると左右の視界が狭まる(それが集中力に繋がるのかもしれない)。

クルマを運転しているときというのは無意識に広い視野で周囲の状況を把握しようとしているし、それが安全運転につながるので、フードをかぶるというのは避けたほうがいいだろう。耳をおおってしまうので音も聞こえづらい。

オーディオを大音量で鳴らすのはNG行為

運転中には周囲の音にも気を配っておきたい。音によってバイクの接近に気付いたりすることもある。もちろん、救急車やパトカーなどの緊急車両の接近を知るのもサイレン音によるところが大きい。そのため周囲の音が聞こえないほどカーオーディオの音量を大きくしてしまうのはNG行為だ。

オーディオ音量次第では、グレー行為ではなく道路交通法によって違反とされてしまうこともある。なお、運転中に両耳にイヤホンをつけて音楽などを聴くのも明確な違反行為。大好きな音楽をカーオーディオで流すときは、ほどほどの音量で楽しむようにしたい。

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