軽自動車も?流れるウインカーを標準装備している国産車たち
更新日:2024.09.09
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流れるウインカーは、光が連続的に流れるように点滅するため、シーケンシャルウインカーやシーケンシャルフラッシャーなどと呼ばれている。シーケンシャルは「連続的な」という意味。輸入車やダンプカーではお馴染みだったが、2014年10月の「装置型式指定規則」および「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の一部改正を受けて連鎖式点灯(シーケンシャル点灯)が認められたことで、採用車種が拡大している。ここでは、シーケンシャルウインカーを採用している現行車種をピックアップしてみよう。
文・塚田勝弘
文・塚田勝弘
流れるウインカーの国産車について①|2014年10月の保安基準の一部改正が採用の契機
シーケンシャルウインカーの世界初は、いつなのか、車種も定かではない。この手の世界初は、「世界初の自動車」に諸説あるように、というと言い過ぎかもしれないが裏を取るのは難しい。
ただし、先述したように、保安基準の一部改正以前からも採用する動きはドイツ勢などにあったが、急速に増えたのは2014年10月以降で間違いない。日本では、1968年10月に発売された日産ブルーバード・クーペが初とされているが、本当なのか定かではない。
さて、現在ではレクサス勢をはじめ、多くのシーケンシャルウインカーが採用されている。ここでは現行モデルの国産車をピックアップした。
ただし、先述したように、保安基準の一部改正以前からも採用する動きはドイツ勢などにあったが、急速に増えたのは2014年10月以降で間違いない。日本では、1968年10月に発売された日産ブルーバード・クーペが初とされているが、本当なのか定かではない。
さて、現在ではレクサス勢をはじめ、多くのシーケンシャルウインカーが採用されている。ここでは現行モデルの国産車をピックアップした。
流れるウインカーの国産車について②|レクサスは、先代LSから採用
先代LSに続き、現行レクサスLSには、LEDシーケンシャルターンシグナルランプのネーミングで流れるウインカーが標準装備されている。なお、レクサスでは先代LSに初めて同機構が用意され、それ以来採用が拡大している。
レクサスRXは全車標準でないものの、上位グレードにLEDシーケンシャルターンシグナルランプ(前後)を標準、エントリーグレードにオプション設定している。
ほかにも、新しい車種では、レクサスESやUXの上位グレードにLEDシーケンシャルターンシグナルランプ(フロント)を標準装備するなど、多くのレクサス車が採用している。
レクサスRXは全車標準でないものの、上位グレードにLEDシーケンシャルターンシグナルランプ(前後)を標準、エントリーグレードにオプション設定している。
ほかにも、新しい車種では、レクサスESやUXの上位グレードにLEDシーケンシャルターンシグナルランプ(フロント)を標準装備するなど、多くのレクサス車が採用している。
流れるウインカーの国産車について③|トヨタ ハリアー、アルファード/ヴェルファイアにも用意
LEDシーケンシャルターンランプ(フロント)のネーミングで採用するトヨタ・ハリアーは、エントリーグレードを除き、同装備を標準装備している。ほかにも、トヨタC-HRにもLEDシーケンシャルターンランプ(フロント)の名でエントリーグレードを除き標準装備。
ミニバンでは、アルファード/ヴェルファイアの最上級グレードの「エグゼクティ・ブラウンジ」系にLEDシーケンシャルターンランプ(フロント/リヤ)を標準装備している。さらに、セダンでは現行クラウンの「RS」系の前後にLEDシーケンシャルターンランプが標準化されている。
ミニバンでは、アルファード/ヴェルファイアの最上級グレードの「エグゼクティ・ブラウンジ」系にLEDシーケンシャルターンランプ(フロント/リヤ)を標準装備している。さらに、セダンでは現行クラウンの「RS」系の前後にLEDシーケンシャルターンランプが標準化されている。
流れるウインカーの国産車について④|軽自動車のホンダN-BOXカスタムにも標準
ホンダではより身近な軽自動車のホンダN-BOXカスタムに、「シーケンシャルターンシグナルランプ」のネーミングで全車に標準装備。N-BOXカスタムは最上級グレードだとコミコミ250万円級になるが、高級SUVにふさわしい充実ぶりだ。
見た目の先進性、高級感を強調するシーケンシャルウインカーは、非視認性の高さも期待できる。LEDのヘッドライト、リヤコンビランプがほとんどといえるため、高級車が中心だが、N-BOXカスタムにも標準化されたように、採用車種はさらに増えるだろう。
見た目の先進性、高級感を強調するシーケンシャルウインカーは、非視認性の高さも期待できる。LEDのヘッドライト、リヤコンビランプがほとんどといえるため、高級車が中心だが、N-BOXカスタムにも標準化されたように、採用車種はさらに増えるだろう。
塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。