シートアクセサリーの種類が色々あった!そういえば最近見かけないシートカバー3種
更新日:2024.09.09
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シートの色や素材は、インテリアの雰囲気を決定づける大事な要素。最近では、レザーとファブリックを組み合わせたものや、ステッチのパターンや色でアクセントをつけたものなど、さまざまなタイプが存在していますが、それでもさらにオリジナリティを求めてレザー調のシートカバーを装着する人もいますよね。しかし、シートを自身でドレスアップする文化は、むしろ昔の方がありました。今回は、昔よく見かけたシートアクセサリーを3つ、ご紹介しましょう。
文・木谷宗義
文・木谷宗義
昭和後期のシートアクセサリー①|多種類の布製シートカバー
肩口から上に装着するレースのシートカバーは今もタクシーやハイヤーで見かけることがありますし、レザーシート風にドレスアップするフルシートカバーは定番のひとつとなっていますが、一方で布製のフルシートカバーはほとんど見なくなりました。
1980年前後から1990年ごろまでのクルマのオプションカタログには、ベーシックタイプから高級タイプまで複数のシートカバーが載っており、特にファミリー層のユーザーがよく装着していたものです。
こうした布製のフルシートカバーが廃れていった裏には、素材やデザインの多様化や防汚素材の登場、そしてインテリアの価値観の変化があるのでしょう。
1980年前後から1990年ごろまでのクルマのオプションカタログには、ベーシックタイプから高級タイプまで複数のシートカバーが載っており、特にファミリー層のユーザーがよく装着していたものです。
こうした布製のフルシートカバーが廃れていった裏には、素材やデザインの多様化や防汚素材の登場、そしてインテリアの価値観の変化があるのでしょう。
昭和後期のシートアクセサリー②|木製ビーズクッション
機能性を重視する人たちの間でよく使われていたのが、木でできた大粒のビーズを編んだ木製ビーズクッションです。通気性に優れていることから、タクシードライバーなど仕事でクルマに乗る人たちが愛用していました。
エアコン装着車が少なかった時代、通気性のよさは夏場の快適性に直結したわけです。また、イボイボサンダル(こちらも見なくなりました)と同じように、ビーズのつぶつぶがマッサージ効果を持っていたとかいないとか。
画像は「Zone Tech 天然木ビーズシートクッション」
エアコン装着車が少なかった時代、通気性のよさは夏場の快適性に直結したわけです。また、イボイボサンダル(こちらも見なくなりました)と同じように、ビーズのつぶつぶがマッサージ効果を持っていたとかいないとか。
画像は「Zone Tech 天然木ビーズシートクッション」
昭和後期のシートアクセサリー③|Tシャツ&バンダナ
シートカバーが定番だった1980年代ごろ、より手軽にオリジナリティを表現できることから、シートにTシャツを着せるファッションが当時の若者を中心に流行しました。
好きなキャラクターを選ぶもよし、ブランドロゴが入ったものを装着するもよし、さらにヘッドレストにバンダナを巻いて自分だけのコーディネートを楽しむのが、当時のお洒落。
もちろん、クラウンのような高級セダンにTシャツを着せる人はいませんでしたが、当時流行っていたマツダ ファミリアや三菱 ミラージュといった若者向けハッチバック車の車内を覗くと、Tシャツ&バンダナの組み合わせがよく見られたものです。
80年代ファッションがちょっとしたブームになっている今、Tシャツ&バンダナを装着してみるのもおもしろそう!?
好きなキャラクターを選ぶもよし、ブランドロゴが入ったものを装着するもよし、さらにヘッドレストにバンダナを巻いて自分だけのコーディネートを楽しむのが、当時のお洒落。
もちろん、クラウンのような高級セダンにTシャツを着せる人はいませんでしたが、当時流行っていたマツダ ファミリアや三菱 ミラージュといった若者向けハッチバック車の車内を覗くと、Tシャツ&バンダナの組み合わせがよく見られたものです。
80年代ファッションがちょっとしたブームになっている今、Tシャツ&バンダナを装着してみるのもおもしろそう!?
木谷宗義│きたに むねよし
車メディアとSNSの編集者。編集者として企業メディアやSNSのコンテンツ制作を手がける、自身もライターとして年間約100本の記事を執筆する。自動車の歴史から機能解説、ドライブデートまでその幅は広いが、その主軸はひとりの自動車ユーザーとして「役に立つこと」。1981年、神奈川県生まれ。