【ジャパンキャンピングカーショー2019】注目の軽キャンパー3台は?

【ジャパンキャンピングカーショー2019】軽キャン

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今年も大盛況だった「ジャパンキャンピングカーショー」。大勢の来場者が、ニューモデルに熱い視線を投げかけていました。なかでも相変わらず人気が高いのが軽キャンパーですが、今回は特に注目の3台をご紹介します。

文・山崎友貴
Chapter
ATV群馬の「ブギーライダー」
トイファクトリーの「テントカー」
ステージ21の「バスキング for Nバン」

ATV群馬の「ブギーライダー」

コンパクトなので駐車場所などに困らず、日常の使い勝手も普通の軽自動車と変わらない軽キャンパー。東日本大震災以来、世間から注目されているカテゴリーですが、今回のキャンピングカーショーでも多くの来場者が群がっていました。

まず紹介するのが、その外観のキュートさでも大人気だった、ATV群馬の「ブギーライダー」。アメリカンなドレスアップで定評のある「BLOW」とコラボして作った同モデルは、軽キャンパー=軽バンという従来のイメージを払拭するものです。アメリカのスクールバスをイメージしたエクステリアは、普段使いも楽しくしてくれそうです。
もちろん中は、快適車中泊を可能にした仕様に。標準装備である182cm長のベッドマットをはじめ、ウッディな収納キャビネットや中でも外でも使えるテーブルなど多様なオプションも準備されています。

ブギーライダーは日産クリッパー2WD・4ATをベースにしたモデルであり、標準装備の状態で299.6万円。外観のデザインにもこだわりたい人にオススメです。

トイファクトリーの「テントカー」

昨年の登場前から大評判となり、未だ納車まで長い期間を要すると言われているのがジムニー。そのジムニーをベースに、大手ビルダーのトイファクトリーが造ったのが「テントカー」です。

テントカーはコンプリトカーではなく、ジムニー&ジムニーシエラですぐに使えるベッドキットです。ベッドはシートをフルフラットにした状態で敷くことで、ダッシュボードから車両後部まで余すところなくスペースを使えるのが魅力。ベッドサイズはフルサイズで1840×1290㎜、1人用のハーフサイズもあります。
このベッドキットの特徴は、なんと言っても寝心地。厚さ60㎜のコンフォートマットを使用しているため、家庭用のベッドに寝ているのと変わらない快適性を実現しています。オプションのテーブルを使えば、車内で食事をしたり、身の回りの物を置いたりすることもできます。

ジムニーユーザーはアクティブな人が多いので、こうしたベッドキットが重宝するはず。車内を改造する必要がなく、すぐに使えるのも、このベッドキットの魅力です。テントカーの価格はフルサイズで9万8000円、ハーフサイズ4万9800円となっています。
ちなみにスマイルファクトリーというビルダーも、「オフタイムCROSS ROAD」というジムニーベースのキャンピングカーを造っています。こちらは後部に電源や冷蔵庫を備えていますが、ベッドフレームをインストールするため、若干天地が狭くなります。

このモデルはジムニーのXC・4ATをベースにした場合、287万3000円となっています。

ステージ21の「バスキング for Nバン」

大ヒットとなったNバンをべースにしたキャンピングカーも、今回多く展示されていました。その中で、価格と装備の充実度で来場者の注目を集めていたのが、ステージ21の「バスキング for Nバン」です。

車内の一部にベッドフレームを組み、その上にベッドマットを展開するタイプの同モデルは、215×115cmという広い就寝スペースを確保。ベッドの厚みは65㎜もあり、快適な寝心地を実現しています。
同モデルが驚きなのは、電子レンジ、低電力クーリングシステム、TV、カーナビ、サブバッテリー、ソーラー充電システムなどがすべて標準装備であること。Nバン・+スタイルファンをベースにしたバスキングの価格は、237万4000円。ベース車両プラス約90万円で、充実装備の軽キャンパーが買えるのも驚きです。

日本独自の軽自動車規格を活かした軽キャンパーは、サイズや価格、日常性といった点で、手が出しやすいカテゴリーです。ベース車両の納車期間という問題がありますが、今後もジムニーやNバンをベースにしたキットが続々と各社から登場するのではないでしょうか。


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