メルセデス・ベンツGクラス史上もっとも低燃費!G350dはどう進化した?
更新日:2024.09.09
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2018年にフルモデルチェンジを行なったメルセデス・ベンツ Gクラスのエンジンラインナップは、最高出力310kWを発生する4.0L V8ガソリンターボのみで、それまでラインナップされていたディーゼルモデルを待ち望む声があったのも事実です。そんな期待に答えるディーゼルモデルが2018年末に発表され、欧州では間もなくデリバリーが開始されようとしています。新しいG350dはどのような進化を遂げたのでしょう。
文・西山昭智
文・西山昭智
世界的にも希少な存在
2013年9月に、以前のW463型Gクラスに追加されたGクラスのディーゼルモデル。当時、メルセデスではディーゼルモデルを○○dではなく、エンジンの愛称を付けて、G350 BlueTEC(ブルーテック)と呼んでおり、G350dという名称は2016年のMC以降のモデルになります。
搭載された3.0L V型6気筒 BlueTECエンジンは、ピエゾインジェクターによるコモンレールダイレクトインジェクションやVNTターボチャージャーによって、最高出力155kW(211ps)/3,400rpm、最大トルク540Nm/1,600-2,400rpmを発生。
給油口には燃料補給口とともに排出ガスをクリーンにするための尿素水溶液の補給口も備えられていました。
発売当時の価格は989万円。世界的にも希少な右ハンドル&クリーンディーゼルエンジン搭載のGクラスとして注目されていました。
搭載された3.0L V型6気筒 BlueTECエンジンは、ピエゾインジェクターによるコモンレールダイレクトインジェクションやVNTターボチャージャーによって、最高出力155kW(211ps)/3,400rpm、最大トルク540Nm/1,600-2,400rpmを発生。
給油口には燃料補給口とともに排出ガスをクリーンにするための尿素水溶液の補給口も備えられていました。
発売当時の価格は989万円。世界的にも希少な右ハンドル&クリーンディーゼルエンジン搭載のGクラスとして注目されていました。
限定モデルも数多く登場
G350ブルーテックには、これまでにいくつかの特別モデルが販売されています。まず2014年には、Gクラス誕生35周年を記念した35thアニバーサリーエディション(1050万円)、2015年には内外装をモノトーンでコーディネートしたエディション ゼブラ(1180万円)。
2017年には豪華な内装が奢られるデジーノマヌファクトゥーアエディション(1269万円)、2018年にはGクラス史上で人気の高かったボディカラーを用意したヘリテージエディション(1190万円)と、毎年のように用意されました。
2017年には豪華な内装が奢られるデジーノマヌファクトゥーアエディション(1269万円)、2018年にはGクラス史上で人気の高かったボディカラーを用意したヘリテージエディション(1190万円)と、毎年のように用意されました。
G350d designo manufaktur Edition
新型350dはGクラス史上もっとも低燃費!
2018年のモデルチェンジで、ラインナップから消えたディーゼルモデルですが、年末になってようやく復活しました。
新型G350dは先代と同様の3.0L 直6ディーゼルターボを搭載し、最高出力210kW(286ps)、最大トルク600Nm(61.2kgm)を発生すると同時に、Gクラス史上もっとも低燃費を実現しているモデルとしても話題を集めています。
日本発売は未定ですが、日本に上陸するのはいつごろになるのでしょう。その際、かつてのG350dと同様に右ハンドル仕様になっていれば、ふたたび日本市場で台風の目になることは間違いありません。
新型G350dは先代と同様の3.0L 直6ディーゼルターボを搭載し、最高出力210kW(286ps)、最大トルク600Nm(61.2kgm)を発生すると同時に、Gクラス史上もっとも低燃費を実現しているモデルとしても話題を集めています。
日本発売は未定ですが、日本に上陸するのはいつごろになるのでしょう。その際、かつてのG350dと同様に右ハンドル仕様になっていれば、ふたたび日本市場で台風の目になることは間違いありません。
新型G350d
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。