ガス欠になったらどうすべき?5つの対処法を紹介

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ガソリンや軽油を燃料とする車を運転している場合、燃料の残りをチェックしておかないとガス欠に見舞われることがあります。JAFの出動件数でもトップ10(高速道路では2番目)に入るほど多いトラブルですから、案外他人事ではないのです。そこで今回は、ガス欠時の対処法を5つ紹介します。
Chapter
ガス欠は、渋滞で起こりやすい
1、ロードサービス・JAFを利用
2、ガソリンスタンドまで車を押していく
3、ガソリンを配達してもらう
4、近くのガソリンスタンドで携行缶を借りる
5、牽引してもらう

ガス欠は、渋滞で起こりやすい

車の燃料計には、通常、残量警告ランプが装備されており、残り数リッターになると点灯します。このとき、残量が何リッターなのかを事前に知っておけば、自車の燃費と掛け合わせて、あとどれくらい走行可能かが大まかにわかります。

残量警告ランプが点灯してから走れる距離はメーカーや車種によっても異なりますが、平均的な走行状態なら約50kmは走れるよう設定されています。

しかし、お盆や年末年始の大渋滞では、極端に燃費が悪化するので、その限りではありません。本来、あと50kmは走れるはずでも、渋滞で燃料を消費しているうちに、もっと短い距離でガス欠になってしまうのです。

また、地方の高速道路では、ガソリンスタンドを設置しているSA間の距離が100km以上というところもあり、その途中でガス欠に気づいたら高速道路を降りてスタンドを探さないと、ガス欠になってしまいます。

ガス欠になった車は、パワステやブレーキのアシストが切れて危険なので、兆候を感じたら、すぐに路肩に寄せて車を止めましょう。

では、もしもガス欠になってしまった場合、どんな対処法があるのでしょうか?

1、ロードサービス・JAFを利用

高速道路や自動車専用道路上でガス欠になってしまったら、JAFなどのロードサービスを利用しなければなりません。

JAF会員なら燃料代を除いて無料でロードサービスを受けられます。非会員の場合、8,230円の基本料が発生します。JAFに入会していない場合は、ご自身の自動車保険をチェックしてください。保険に付帯されているロードサービスにガス欠の項目が入っていれば、ガソリンや軽油を運んでもらうことができます。

ただし、これらのロードサービスは、道路状況などで到着までに1時間以上かかることが多いので気を付けましょう。

2、ガソリンスタンドまで車を押していく

一般道でのガス欠であれば、ガソリンスタンドまで車を押していくことも可能です。

しかし、車の重量は1トンを超えるものが多く、押して移動させることはそれほど簡単ではありませんし、よほどの力持ちでないかぎり1人でハンドル、ときにはブレーキを操作しながら道路上を動かすのは、かえって渋滞の原因をつくることにもなりかねません。

また、軽量な車なら2人で押すことも可能ですが、ミニバンのような重たい車ならもっと人手が必要です。いずれにして、車を人力で押すのは、数百メートルが限界。この方法が使えるのは、車が止まった場所から、見える範囲にガソリンスタンドがある場合だけですね。

3、ガソリンを配達してもらう

携帯の電波があるところでガス欠になってしまったら、近くのガソリンスタンドを検索して、ガソリンを配達してもらうという手があります。

セルフのガソリンスタンドでは、人件費削減で人手が少なく難しそうですが、人手のあるガソリンスタンドであればガソリンを配達してくれることがあります。その場合、油種(軽油・ガソリン・ハイオク)を確実に伝えましょう。

4、近くのガソリンスタンドで携行缶を借りる

スマホの検索などで近くにガソリンスタンドがあることがわかったら、そこまで自分の足で歩いていき、携行缶を借りて給油する方法もあります。ガソリンスタンドの人手が足りないと言われたときでも、この方法なら燃料を調達してガス欠車に給油することができるのです。

ガソリンスタンドに頼めば携行缶を借りることができるそうですが、電話などで事前に確認しましょう。なんらかの方法で最寄りのガソリンスタンドまで行くこととガス欠地点まで戻らなければならず、場合によってはかなり時間がかかる点がデメリットです。

5、牽引してもらう

2台以上でまとまって走っているときにガス欠になっても、幸いそのうちの1台が牽引ロープを車載していたら、牽引してもらうことができます。その場ですぐ対応することができるだけでなく、そのまま最寄りのガソリンスタンドへ向かえば給油して問題解決できます。

その際は、牽引ロープが必要。ガス欠になった車は、ステアリングもブレーキも重たくなっていて操作が難しいので、牽引するドライバーともども注意が必要です。

以上のような対処法を取らなくてもよいように、遠出の際はもちろんのこと常日頃から燃料の残量をチェックして早めの給油を心がけましょう。

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