4ドアクーペと2ドアセダンはどう違うの?

トヨタ カローラ 初代

私たちは普段、”クーペは2ドア”、”セダンは4ドア”と勝手に紐づけしています。ところが、そこには明確なルールがないということをご存知でしょうか。実際に、2ドアのセダンや4ドアのクーペは存在していました。これらが生まれた理由を、クーペとセダンの違いを交えて紹介していきます。

文・吉川賢一

4ドアクーペはなぜ生まれたのか?

4ドアクーペとはその名の通り、クーペのルックスでドアが4枚あるクルマのことをいいます。

走行性、デザイン性を重視した2ドアクーペには、小さな後部座席があるクルマもありますが、乗り降りが大変という実用性にやや欠ける面があります。こうした使いにくさと、昨今のデザインよりも実用性を求める風潮から、それまで多くあった2ドアの需要が減り、2000年ごろから登場したスタイルが、4ドアクーペでした。

流麗なクーペルックのボディに、後部座席用のドアを備え、乗り降りや荷物の積み替えを楽に行える4ドアクーペは、数年で新しいボディスタイルとして定着しました。

2ドアのセダンはあったのか?

セダンの歴史は古く、1960年代ごろから市販されており、日本では2ドアタイプが主流でした。

国産車の代表ともいえるトヨタ カローラは、1966年に発売された初代は2ドアセダンのみで、その後も4代目まで2ドアセダンをラインナップしていましたし、同じトヨタのパブリカ、日産 サニー、いすゞ ベレットなど、1960年代後半から70年代に発売された多く車種に2ドアセダンがラインナップされていました。
 
現代ほどクルマを所有する人が多くなかった時代に、2ドアが多かった理由は、ドアをたくさんつける技術と、それにともなうコスト、ボディの安全性などで課題があったため、といわれています。

クルマの需要が高まり、実用性が求められるようになったころから、2ドアセダンの需要が急激に減少し、4ドアセダンが主流となりました。


ちょっと昔のクーペと言えば、そのほとんどが2ドアでしたが、現在では実用性を備えた4ドアボディも選ぶことができます。さまざまなボディスタイルのなかから、好きなクルマを選ぶことが出来るのは、現代のカーライフの醍醐味ですね。