ホンダ N-VANを徹底解説!車中泊派に大注目のニューモデル
更新日:2024.09.09
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2018年夏に発表されることが、公式HPで告知されたホンダの新型商用車「N-VAN(エヌ バン)」。日本一売れている軽自動車“N-BOX”シリーズの派生型になるわけですが、いやが応にも期待が高まります。今回はN-VANへの期待を込めて、どんな車になるのかをお伝えしたいと思います。
文・山崎友貴
文・山崎友貴
遅れてやって来た大型新人「N-VAN」
N-BOXが新型にスイッチしてから約1年。新型N-BOXは、新車販売台数7ヶ月連続トップ(自販連と全軽自協の発表より)となり、いま日本一売れている車として、市場を賑わせています。
ですが、モデルチェンジからわずか1年で、レジャー派大注目のニューカマーが登場します。それが「N-VAN」です。先日、ホンダの公式HPにおいても専用ページが開設されて、ユーザーや業界関係者の注目を集めています。
このHPを見る限りで分かることは、3つ。まずはN-BOXと異なり、運転席側がBピラーレスになったことです。これにより、N-BOXでは後部ハッチから出し入れするしかなかった長尺物を、サイドからも出し入れできるようになりました。
次に、完全フルフラットになるということです。写真では運転席が残っていますが、その辺のことは後ほどお伝えしたいと思います。そして、3つめはハイルーフ車の設定があるということです。同社の商用車「ホビオ」のようなキャラクターを目指しているのでしょうか。
この3つの特徴だけでも、軽ワンボックス&トールワゴンファンとしては大注目なのですが、どうももっと魅力的なポイントがあるようなのです。特に車中泊派には絶対に見逃せないモデルになりそうです。
ですが、モデルチェンジからわずか1年で、レジャー派大注目のニューカマーが登場します。それが「N-VAN」です。先日、ホンダの公式HPにおいても専用ページが開設されて、ユーザーや業界関係者の注目を集めています。
このHPを見る限りで分かることは、3つ。まずはN-BOXと異なり、運転席側がBピラーレスになったことです。これにより、N-BOXでは後部ハッチから出し入れするしかなかった長尺物を、サイドからも出し入れできるようになりました。
次に、完全フルフラットになるということです。写真では運転席が残っていますが、その辺のことは後ほどお伝えしたいと思います。そして、3つめはハイルーフ車の設定があるということです。同社の商用車「ホビオ」のようなキャラクターを目指しているのでしょうか。
この3つの特徴だけでも、軽ワンボックス&トールワゴンファンとしては大注目なのですが、どうももっと魅力的なポイントがあるようなのです。特に車中泊派には絶対に見逃せないモデルになりそうです。
N-BOXは車中泊派には魅力がイマイチ?
N-BOXには「ベンチシート仕様」「スーパースライド仕様」「スロープ仕様」の3タイプがあります。どれも使いやすさを備えていますが、一方で車中泊という点から考えると、ある理由でイマイチに見えてしまいます。
それは、シートのフルフラット機能です。どのタイプでもシートを倒しても凹凸が残り、フラットになるスロープ仕様は運転席・助手席が残り前後方向の長さが足りません。
僕自身は、車中泊を積極的に行うほうですので、現行型が出るのが分かっていた昨年春に、あえて先代の「N-BOX+」を購入しました。マルチボードを使えば、身長180cmでも十分に寝ることができるからです。現行型N-BOXが登場した時は、「やはり判断は間違っていなかった」と思ったものです。
ですが、同時に“これでホンダが終わらせるわけがない…”と感じたのも事実。ホンダはレジャーユースへの対応力が高く、車、純正アクセサリーも含めて他社を抜きん出ているメーカーです。必ず、後から車中泊仕様を出してくると思っていたら、やはりN-VANという新型車を投入してきました。
公式HPでは、いかにも商用車然とした内装、そして運転席が残るフラット状態を発表しています。これだと“ちょっと…”と思ってしまう人も多いはず。ここからは、現在で分かっている情報と予想でお伝えします。
まず運転席は床に収納できて、前後方向180㎝以上の寸法を持つ、広いスペースを確保できるようです。これは車中泊にとって、最大の魅力。わざわざフラットにするベッドマットを買う必要がないのです。キャンプマットでも敷いておけば、快適な就寝スペースが完成、というわけです。
メーカーも昨今注目されているキャンピングカー市場を意識しているようで、どうもホンダアクセスからオートキャンプ用のアクセサリーが発売されるのではないでしょうか。
ホンダアクセスは、大手キャンピングカービルダーの「ホワイトハウス」とコラボレーションして、愛犬家用のキャンピングカー仕様を発売した実績もあるので、経験豊富なオブザーバーが商品企画をサポートするはずです。
ハイルーフ仕様が存在するというのも、レジャー派にはうれしいポイントです。当然、室内高を利用したロッドホルダーや網棚などがオプションで用意されるでしょう。もしかするとポップアップテントもある!? と思うのは、飛躍しすぎでしょうか。
それは、シートのフルフラット機能です。どのタイプでもシートを倒しても凹凸が残り、フラットになるスロープ仕様は運転席・助手席が残り前後方向の長さが足りません。
僕自身は、車中泊を積極的に行うほうですので、現行型が出るのが分かっていた昨年春に、あえて先代の「N-BOX+」を購入しました。マルチボードを使えば、身長180cmでも十分に寝ることができるからです。現行型N-BOXが登場した時は、「やはり判断は間違っていなかった」と思ったものです。
ですが、同時に“これでホンダが終わらせるわけがない…”と感じたのも事実。ホンダはレジャーユースへの対応力が高く、車、純正アクセサリーも含めて他社を抜きん出ているメーカーです。必ず、後から車中泊仕様を出してくると思っていたら、やはりN-VANという新型車を投入してきました。
公式HPでは、いかにも商用車然とした内装、そして運転席が残るフラット状態を発表しています。これだと“ちょっと…”と思ってしまう人も多いはず。ここからは、現在で分かっている情報と予想でお伝えします。
まず運転席は床に収納できて、前後方向180㎝以上の寸法を持つ、広いスペースを確保できるようです。これは車中泊にとって、最大の魅力。わざわざフラットにするベッドマットを買う必要がないのです。キャンプマットでも敷いておけば、快適な就寝スペースが完成、というわけです。
メーカーも昨今注目されているキャンピングカー市場を意識しているようで、どうもホンダアクセスからオートキャンプ用のアクセサリーが発売されるのではないでしょうか。
ホンダアクセスは、大手キャンピングカービルダーの「ホワイトハウス」とコラボレーションして、愛犬家用のキャンピングカー仕様を発売した実績もあるので、経験豊富なオブザーバーが商品企画をサポートするはずです。
ハイルーフ仕様が存在するというのも、レジャー派にはうれしいポイントです。当然、室内高を利用したロッドホルダーや網棚などがオプションで用意されるでしょう。もしかするとポップアップテントもある!? と思うのは、飛躍しすぎでしょうか。
N-VAN、4ナンバーでも豪華仕様が用意されている
さて、公式HPの写真では、その内装は非常に質素。いかにも商用バンといったトリムです。しかも、後部座席はヘッドレストのない簡易タイプ。どうもリクライニングもできなさそう…。車中泊派は自分で改装するユーザーが少なくないと思いますが、そういうのが面倒な人はやはりワゴンタイプのインテリアを望むはずです。
その辺は、メーカーもぬかりなく、N-VANには複数のグレードが存在し、上位グレードは内装のトリムがN-BOXなみのようです。ちょうど、バモスに対してのホビオという位置づけでしょうか。外装もバンには見えないように、ホイールなどが差別化されているのではないかと考えます。もちろん、上位グレードには電動スライドドアも装備してくるでしょう。
バリエーションとしては、ハイルーフと標準ルーフ、FFと4WDが設定されていることが濃厚です。また噂では、NAエンジンの他に最上級グレードにはターボエンジンが設定されているんだとか。これは長距離移動をするユーザーにはうれしいポイントではないでしょうか。HPでは、上位グレードにホンダセンシングが標準装備される旨が謳われているので、安全性能という点でも万全です。
まとめると、N-VANにはHPには見られないレジャー仕様が存在するはずです。N-VANは4ナンバーの商用車枠ですので、新車登録でも2年おきの車検になりますが、自動車税はN-BOXの約半額。そしてフルフラット、Bピラーレス、N-BOXと同等のインテリアとなれば、これは大注目と言わざるを得ません。
全容が分かるのは今年の夏、こうご期待です。
その辺は、メーカーもぬかりなく、N-VANには複数のグレードが存在し、上位グレードは内装のトリムがN-BOXなみのようです。ちょうど、バモスに対してのホビオという位置づけでしょうか。外装もバンには見えないように、ホイールなどが差別化されているのではないかと考えます。もちろん、上位グレードには電動スライドドアも装備してくるでしょう。
バリエーションとしては、ハイルーフと標準ルーフ、FFと4WDが設定されていることが濃厚です。また噂では、NAエンジンの他に最上級グレードにはターボエンジンが設定されているんだとか。これは長距離移動をするユーザーにはうれしいポイントではないでしょうか。HPでは、上位グレードにホンダセンシングが標準装備される旨が謳われているので、安全性能という点でも万全です。
まとめると、N-VANにはHPには見られないレジャー仕様が存在するはずです。N-VANは4ナンバーの商用車枠ですので、新車登録でも2年おきの車検になりますが、自動車税はN-BOXの約半額。そしてフルフラット、Bピラーレス、N-BOXと同等のインテリアとなれば、これは大注目と言わざるを得ません。
全容が分かるのは今年の夏、こうご期待です。
山崎友貴|Yamazaki Tomotaka
四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。