新型フォレスター発表。注目すべきは、進化した中身
更新日:2024.09.09
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スバルは、先のニューヨーク国際自動車ショーで、フルモデルチェンジした新型「フォレスター」を発表しました。第4世代の旧型フォレスターのデザインを踏襲しつつ、現行型「インプレッサ」から導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、カテゴリでトップクラスの衝突安全性能、危険回避性能、ハンドリング、乗心地、ノイズを獲得した、第5世代フォレスターの特徴とは、どんなものなのでしょうか。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
北米市場、コンパクトSUVが大流行中
フォレスターの主戦場である北米市場でも、コンパクトSUVというジャンルが大流行しています。
このカテゴリーには、フォード エスケープ、ヒュンダイ ツーソン/サンタフェ、ジープ チェロキー、キア スポルテージ、ホンダ CR-V、マツダ CX-5、トヨタ RAV4、ニッサン ローグといった、多くのメーカーがしのぎを削っています。
なかでもスバルは、"シンメトリカルAWD"、"日本製”といった価値観からブランドへの信頼度が非常に高く、北米で売られている日本メーカーのなかでも、絶大な影響力をもっています。
このカテゴリーには、フォード エスケープ、ヒュンダイ ツーソン/サンタフェ、ジープ チェロキー、キア スポルテージ、ホンダ CR-V、マツダ CX-5、トヨタ RAV4、ニッサン ローグといった、多くのメーカーがしのぎを削っています。
なかでもスバルは、"シンメトリカルAWD"、"日本製”といった価値観からブランドへの信頼度が非常に高く、北米で売られている日本メーカーのなかでも、絶大な影響力をもっています。
新型フォレスター、トレンドを織り込み進化
新型フォレスターで注目すべき点、それは『ドライバーモニタリングシステム』です。
「マルチファンクションディスプレイ(MFD)」上部に搭載したカメラで、ドライバーの目、鼻、口をセンシングしてドライバーを識別することで、あらかじめ登録したシートポジション、ドアミラー角度、メーター表示、エアコン設定、MFDの表示画面などを切り替えてくれる、まさに”おもてなし”の技術です。スマートフォンなどに搭載されている顔認識技術を応用したもので、最大で5名分まで登録ができます。
また、居眠りやわき見運転を検知する機能も搭載されています。インフォテインメント/ナビゲーションは、現在主流となりつつあるApple CarPlayとAndroid Autoの双方に対応しています。
「マルチファンクションディスプレイ(MFD)」上部に搭載したカメラで、ドライバーの目、鼻、口をセンシングしてドライバーを識別することで、あらかじめ登録したシートポジション、ドアミラー角度、メーター表示、エアコン設定、MFDの表示画面などを切り替えてくれる、まさに”おもてなし”の技術です。スマートフォンなどに搭載されている顔認識技術を応用したもので、最大で5名分まで登録ができます。
また、居眠りやわき見運転を検知する機能も搭載されています。インフォテインメント/ナビゲーションは、現在主流となりつつあるApple CarPlayとAndroid Autoの双方に対応しています。
デザインはキープコンセプト?
”スバルのデザインフィロソフィー"DYNAMIC×SOLID"を大原則に、「愉しさ」を感じさせるダイナミックな躍動感と、「安心」をイメージさせるソリッドな塊感を融合した、SUVらしいボディスタイルを目指した”というスバル フォレスター。とはいえ、4代目フォレスターとどこが違うかと言われると、取り上げることができるポイントは少ない、と感じるのは筆者だけではないはず。
キープコンセプト、キープスタイルによって、顧客がフォレスターに抱くイメージを崩さずに、最新技術、安全性能、IoTのトレンドをうまく織り込んでいるためと考えられます。
キープコンセプト、キープスタイルによって、顧客がフォレスターに抱くイメージを崩さずに、最新技術、安全性能、IoTのトレンドをうまく織り込んでいるためと考えられます。
パワートレインのポイントは?
米国仕様の新型フォレスターには、2.5L水平対向4気筒直噴エンジンが採用されます。これまでスバルが持っていた2.5Lエンジンから、約90%の部品を新設計し、パフォーマンスと環境性能を高い次元で両立しています。
日本仕様には、以前からターボエンジンが望まれていましたが、2018年4月時点では2.0Lマイルドハイブリッドが搭載される予定です。
日本仕様には、以前からターボエンジンが望まれていましたが、2018年4月時点では2.0Lマイルドハイブリッドが搭載される予定です。
トランスミッションは、パドルシフト付7速マニュアルモードを備えた「リニアトロニック」CVTを採用。
「シンメトリカルAWD」は全車に搭載され、「X-MODE」という、エンジン・トランスミッション・ブレーキをコントロールする最適化制御によって、雪道などの悪路で、高い走破性を発揮し、安心感のある走りが実現できるようです。
ちなみにモード切り替えは、ダイアルによってNORMAL、SNOW DIRT、D SNOW MUDのいずれかが選択できます。
「シンメトリカルAWD」は全車に搭載され、「X-MODE」という、エンジン・トランスミッション・ブレーキをコントロールする最適化制御によって、雪道などの悪路で、高い走破性を発揮し、安心感のある走りが実現できるようです。
ちなみにモード切り替えは、ダイアルによってNORMAL、SNOW DIRT、D SNOW MUDのいずれかが選択できます。
エクステリア
インテリア
国内で販売される新型フォレスターには、現在レヴォーグなどに搭載されている最新の「アイサイト・ツーリングアシスト(ステアリングアシストも含む)」が搭載される予定。ただし、北米で販売される車両に関しては、ひとつ前のアイサイトになる可能性があります。
国内発売は、夏頃が濃厚。いまから楽しみです。
国内発売は、夏頃が濃厚。いまから楽しみです。
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吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。