オンナにとってクルマとは Vol.72 BMW vs メルセデス
更新日:2024.09.09
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有料駐車場などを運営するパーク24が、タイムズクラブ会員の男女8,236名に回答を得たアンケート、「一度は乗ってみたい憧れのクルマメーカーは?」の結果が興味深い。男女別の順位で、女性の1位に輝いたのはBMW(18%)。
text: まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.166 2016年9月号]
text: まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.166 2016年9月号]
- Chapter
- Vol.72 BMW vs メルセデス
Vol.72 BMW vs メルセデス
2位がメルセデス・ベンツ(12%)、3位アウディ(10%)とドイツ車勢が全体の4割を占めている。
BMWは年代別の順位でも、20代以下、30代、50代で1位を獲得。メルセデス・ベンツが1位となるのは60代以上のみで、BMWが若い世代に強いことがわかる。男女合計の1位もBMW(16%)となり、圧勝という印象だ。
そんなBMWが、7月に国内最大規模となる体験型販売拠点、「BMW GROUP Tokyo Bay」をお台場にオープンした。
BMWとMINIのショールームのほか、全モデルの試乗や基礎的な運転トレーニングができるドライビングエリア、一般貸し出しOKの国際会議ホールなどが集まる複合施設で、ゆったりとくつろげそうなカフェ、グッズショップ、往年の名車などBMWの歴史や最新技術が体感できる展示スペースもある。取材での短時間では物足りず、今度はプライベートでじっくりと訪れてみたいと思った場所だ。
この時に感じたのは、メルセデス・ベンツとはちがう方向性だということ。メルセデス・ベンツは東京と大阪にカフェ&レストランをメインとしたブランド発信基地「メルセデス・ベンツ コネクション」をオープンし、羽田空港にも同様のコンセプトで「メルセデスme」を開設している。
私も公私問わずよく利用していたが、美味しい料理やコーヒーを楽しみながら、展示されたクルマたちが自然と目に入り、気になるモデルがあれば試乗もできるステキな場所だ。こちらはあくまで、クルマに興味がない人でも食事の目的で気軽に訪れることができる。
でもBMWの新拠点は、クルマをもっと知りたいと思った人が、より様々な角度から深く、納得するまでBMWの世界を体感するための場所だと感じた。
女性にとって、どちらがよりフレンドリーかと言えば、やっぱりメルセデス・ベンツのやり方。でもそれは、本気でクルマを買おうと思った時には、変わってくる。クルマ選びは旦那選びなどと言われるように、結婚してから「こんな人だと思わなかった」なんて後悔したくない。
その人がどんな場所で生まれ育ち、どんな人生を歩んできたのかを知りたいし、性格や好みや特技なども把握しておきたいと思うはず。そんな欲求を満たしてくれるのは、きっとBMWの方だ。
女性が憧れるメーカー1位と2位の戦略のちがいは、数年後にどんな結果を導き出すのか。今後も注目していきたいと思う。
BMWは年代別の順位でも、20代以下、30代、50代で1位を獲得。メルセデス・ベンツが1位となるのは60代以上のみで、BMWが若い世代に強いことがわかる。男女合計の1位もBMW(16%)となり、圧勝という印象だ。
そんなBMWが、7月に国内最大規模となる体験型販売拠点、「BMW GROUP Tokyo Bay」をお台場にオープンした。
BMWとMINIのショールームのほか、全モデルの試乗や基礎的な運転トレーニングができるドライビングエリア、一般貸し出しOKの国際会議ホールなどが集まる複合施設で、ゆったりとくつろげそうなカフェ、グッズショップ、往年の名車などBMWの歴史や最新技術が体感できる展示スペースもある。取材での短時間では物足りず、今度はプライベートでじっくりと訪れてみたいと思った場所だ。
この時に感じたのは、メルセデス・ベンツとはちがう方向性だということ。メルセデス・ベンツは東京と大阪にカフェ&レストランをメインとしたブランド発信基地「メルセデス・ベンツ コネクション」をオープンし、羽田空港にも同様のコンセプトで「メルセデスme」を開設している。
私も公私問わずよく利用していたが、美味しい料理やコーヒーを楽しみながら、展示されたクルマたちが自然と目に入り、気になるモデルがあれば試乗もできるステキな場所だ。こちらはあくまで、クルマに興味がない人でも食事の目的で気軽に訪れることができる。
でもBMWの新拠点は、クルマをもっと知りたいと思った人が、より様々な角度から深く、納得するまでBMWの世界を体感するための場所だと感じた。
女性にとって、どちらがよりフレンドリーかと言えば、やっぱりメルセデス・ベンツのやり方。でもそれは、本気でクルマを買おうと思った時には、変わってくる。クルマ選びは旦那選びなどと言われるように、結婚してから「こんな人だと思わなかった」なんて後悔したくない。
その人がどんな場所で生まれ育ち、どんな人生を歩んできたのかを知りたいし、性格や好みや特技なども把握しておきたいと思うはず。そんな欲求を満たしてくれるのは、きっとBMWの方だ。
女性が憧れるメーカー1位と2位の戦略のちがいは、数年後にどんな結果を導き出すのか。今後も注目していきたいと思う。
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text : まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。
ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。
text : まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。
ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。