ディーゼルという賢い選択

アヘッド ディーゼル車

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実は我が家には1台、クリーンディーゼル車があります。それは「マツダ CX-5」。発売早々、弟夫婦が購入しました。弟は以前からクルマ好きで、昔は私もクルマを購入する際に弟に相談していたぐらい。しかし、CX-5の購入は弟よりも奥さんの意見だったとか。

text:吉田由美 [aheadアーカイブス vol.166 2016年9月号]
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ディーゼルという賢い選択

ディーゼルという賢い選択



私はまだ家庭を持っていないのでわかりませんが、やはりクルマの購入でお財布の紐を握っているのは奥様。その奥様からのリクエストと聞き、私は「弟の嫁、やるなぁ〜」と思いました。

なぜならば私は仕事柄、いろいろなクルマの情報もあるし、たくさんの車種にも乗っていて、クリーンディーゼルが低燃費で低コスト、それにトルクもあって長距離運転でも疲れにくいということを知っていますが、それを弟の奥さんが知っていて、チョイスをしたとは…。私の中ではすっかり「賢い嫁」と評価がうなぎ上り。

ディーゼル車というと1999年に石原元東京都知事が行ったディーゼル車のネガティブパフォーマンス&ディーゼル規制で一気に日本から姿を消しましたが、欧州では半数以上がディーゼル車という人気ぶり。

と言っても、以前の“いわゆる”「ディーゼル車」ではなく、進化して排ガスもクリーンになり、ススも出なくなった「クリーンディーゼル車」です。

日本ではいち早くメルセデス・ベンツが「クリーンディーゼル車」を導入し、さまざまなキャンペーンを実施。BMWも少し遅れて2012年にモデル数を充実させて日本で販売を始めました。この2012年が日本におけるクリーンディーゼル車の転機で、マツダからは「CX-5」が発売。

デザインやボディカラーのインパクトもありますが、このクルマに搭載された「スカイアクティブD」のお陰で、ガソリン車と差額がほとんどないリーズナブルな価格でクリーンディーゼル車を手に入れることができるようになりました。

そこからじわじわとクリーンディーゼル車の波が日本へもやってきました。2014年にはボルボがモデル数を揃えて導入。マツダもその後、クリーンディーゼル専用車「CX-3」を発売し、今やマツダは新車の半数以上がクリーンディーゼル車です。

そして今年、ジャガーとプジョー&シトロエンが立て続けにクリーンディーゼルモデルを発売し、気が付いたらクリーンディーゼルのモデル数はかなり充実。もはやクリーンディーゼル車は「特別なクルマ」では無くなっているようです。

●ジャガー XE
車両本体価格:¥5,070,000(20d PURE、税込)
エンジン:2.0リッター 4気筒 180PS ターボチャージドクリーンディーゼル
排気量:1,999cc
最高出力:132kW(180ps)/4,000rpm
最大トルク:430Nm/1,750-2,500rpm
JC08モード燃費:17.1㎞/ℓ
●シトロエン C4
車両本体価格:¥2,790,000(FEEL BlueHDi、税込)
エンジン:ターボチャージャー付 直列4気筒 SOHCディーゼル
排気量:1,560cc
最高出力:88kW(120ps)/3,500rpm
最大トルク:300Nm/1,750rpm
JC08モード燃費:20.2㎞/ℓ
●MINI Cooper SD
車両本体価格:¥3,640,000(3 DOOR、税込)
エンジン:直列4気筒 DOHC 2.0ℓディーゼル ターボ
排気量:1,995cc
最高出力:125kW(170ps)/4,000rpm
最大トルク:360Nm/1,500-2,750rpm
JC08モード燃費:23.8㎞/ℓ

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text : 吉田由美/Yumi Yoshida
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て、カーライフ・エッセイストに転身。独自の視点で自動車雑誌を中心に、TV、ラジオ、Web、女性誌など広く活躍中。ブログ「なんちゃってセレブなカーライフ」は、1日約20万アクセスの人気を誇る。
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