ADO E-BIKE

まるでオートマeバイク!? 自転車という枠を超えた「ADO Air 20 pro」に乗ってみた【徹底試乗レポート】

ADO Air 20 pro レビュー記事 大城様撮影
eバイク(電動アシスト自転車)は、近年の技術革新により新たな移動手段として花ひらきつつあります。 

今回注目するADO Air 20 proもそのひとつ。

高い走行性能やバッテリー性能など、これまでのDNAを引き継ぎながら、新たに自動変速機能を搭載

これにより、意識せずとも心地良く快走できる乗り物へブラッシュアップされました。 
 
eバイクの固定観念を打ち破るような「ADO Air 20 pro」という乗り物を大解剖してみましょう。 

文/写真・大城 実結

※この記事には広告が含まれます
Chapter
動アシスト自転車ブランド「ADO」とは
筆者が注目したADO Air 20 proのポイント5つ
1.まるでオートマ!? 自動変速機能で手動シフトチェンジいらず
2.油圧ディスクブレーキ+油圧サスペンションで快適に
3.とうとうウィンカーが付いた!
4.スポーツモードでもっと楽な走行へ
5.フロントとリアの泥よけで汚れ知らず
ADO Air 20 proに乗ってみた
【結論】自転車でもバイクでもない「eバイク」という新しい乗り物
購入前に気を付けておきたい修理・メンテナンスについて
ADO Air 20 proで移動に喜びを

動アシスト自転車ブランド「ADO」とは

ADO(A DECE OASIS)は、eバイク専門メーカーとして独自の進化を遂げています。

スマートなフォルムや、メンテナンスも楽なベルトチェーン、高性能な液晶ディスプレイとアプリ連動など、乗りやすさ・使いやすさに特化した自転車を開発・販売しています。 

筆者が注目したADO Air 20 proのポイント5つ

今回、大幅なブラッシュアップを経て誕生した「ADO Air 20 pro」。

ここでは特に筆者が注目した5つの機能をご紹介します。

1.まるでオートマ!? 自動変速機能で手動シフトチェンジいらず

自転車はこれまで、マニュアル車のように自分でシフトチェンジするのが一般的でした。

ADO Air 20 proが着目したのは、当たり前とされてきた手動での変速機能。当モデルに搭載された自動の変速機能によって、とうとう全自動でのシフトチェンジが可能となりました。 

電動ユニットを製造開発するBAFANG社のモーターを内蔵ギアシステムに搭載し、速度が18-19㎞/hに達すると、自動的に2速に切り替わる仕組みとなっています。 

例えば、漕ぎ出しからある程度の速度域に達するとき、平坦から坂道に差し掛かるときなど、これまでギアチェンジしていたシーンも、自転車に任せておけばOK。

よりシンプルで気軽に乗れる自転車に進化しました。 

2.油圧ディスクブレーキ+油圧サスペンションで快適に

制動性に長けた油圧ディスクブレーキを採用。長い下り道やスリッピーな雨の日でも安心して乗りこなせます。 
加えてADO Air 20 proは、衝撃を吸収する油圧サスペンションをフロントに搭載

路面からの衝撃をサスペンションが受け止めるため、滑らかな走行を楽しめます。

もちろん、サスペンションが不要なときはロックも可能です。 

いつもの通勤路や、広々とした河川敷、さらにはアドベンチャーなグラベルロードまで、日常から趣味まで幅広くカバーします。 

3.とうとうウィンカーが付いた!

筆者が特に感動したのが、このウィンカー機能

自転車は原則車道を走るように決められていますが、クルマを運転していると少々気を遣う存在でもあります。

特に交差点の信号待ちでは、前にいる自転車の動きが読めずに不安に感じることもありました。 

ここで役立つのがウィンカー機能です。

左ハンドルに付いた赤色のスイッチを右に押し込むと右ウィンカーが、左に押し込むと左ウィンカーが点灯します。

これにより、以前よりもクルマと自転車が接触するリスクを減らせるのではないでしょうか。 
細かい部分ではあるものの、長年自転車やクルマに乗ってきた筆者としては嬉しく感じるディテールでした。 

4.スポーツモードでもっと楽な走行へ

ADO Air 20 proはアシストモードとして、エコモードスポーツモードの2種類から選択できます。

さらにアシストレベルをそれぞれ3段階に調整できるため、その日の走行距離や地形、気候に合わせて最適なアシストを選べるのもポイントです。 

前モデルと比較し、特にスポーツモードをブラッシュアップ。

さらにパワフルな走りを実現しました。 

5.フロントとリアの泥よけで汚れ知らず

雨の日に泥よけ(フェンダー)の付いていない自転車に乗り、お尻がびちょびちょに濡れてしまった……。そんな経験はありませんか? 

ADO Air 20 proは前後に泥よけを標準装備

ぬかるんだ道や水たまりを臆することなく走り抜けられます。

リアにはキャリアが付いているため、荷物を積載できるのも良いところです。 

ADO Air 20 proに乗ってみた

さて、筆者も実際に乗ってみることに。

寄り添うようなアシストとローギアのおかげで、漕ぎ出しも滑らかです。

そこからグングン加速していき、15km/h程度の心地良い速度域に達します。 

これまでロードバイクに乗ってきた筆者としては、この間にも数段階シフトチェンジして足を回し続けていますが、ADO Air 20 proは固定ギアのまま。

少々物足りなさを感じつつも、すぐに気にしなくてもよいことに気付きます。

というのも、漕げば労力なく速度回復できるから。

ある程度の速度域に達したら、肩の力を抜きつつ足を止めて慣性で進み続ける。

減速してきたら足を回す。体力的にも非常に楽に、のんびりとしたサイクリングができるのです。 
下り基調となり速度は18km/h後半へ。

すると「カチャ」と小さな音と共にトップギアに入りました。一気にペダルが重くなり、漕ぎやすさも増します。

ただ、日本では24km/hでアシストが切れるように設定されているため、徐々にアシストパワーも弱くなっていくことを感じました。

乗っていて心地良かったのが17km/h〜21km/hの速度域。

移りゆく景色を楽しく感じられる速さでした。 

【結論】自転車でもバイクでもない「eバイク」という新しい乗り物

試乗してみて最も印象に残っているのが、ストップ&ゴーの気軽さでした。

通常、静止状態からの発進は非常にパワーを使う場面ですが、ADO Air 20 proは程よいアシストで発進をサポートしてくれます。

特に、スポーツモードだと立ち上がりが非常に楽

信号待ちからの発進、カーブ減速からの立ち上がりなど、本来ならばパワーを必要とするシーンでグングン加速できたのがグッドでした

旧来のeバイクであるあると言われていた「急激なアシストでバランスを崩す」こともなく、一般的な自転車に乗る感覚で走り出せるのも好印象です。

ただ、他のeバイクと同様に一定の速度に達するとアシスト機能が切れてしまうよう設計されているため、20km/hを超えると少々重く感じてしまいます。

そのためスピード重視で駆け抜けたい人にとっては、依然としてロードバイクに軍配が上がるようです。 

ADO Air 20 proをはじめ、日本でのeバイクはあくまでもサイクリングの速度域で楽しむ乗り物だと改めて感じました。 
また今回より新搭載された自動変速機能が、eバイクを新たな次元へ押し上げたようにも感じます。

例えばこれまでのeバイクは、「アシストレベルを選んで、シフトチェンジして……」と、できることがたくさんあるゆえ、かえって面倒に感じることも多々ありました。

ADO Air 20 proはあえて、手動でのシフトチェンジを省くことで、よりシンプルな走行を実現しています。 

これまでスポーツバイクに乗っており、自身の適切なケイデンスをキープしたい人にとっては、少々扱いづらさを感じるかもしれませんが、自転車初心者の人や気軽な移動手段がほしい人にとっては最適な乗り物といえるでしょう

購入前に気を付けておきたい修理・メンテナンスについて

実際に試乗して、グッドな乗り心地だったADO Air 20 proですが、購入を検討する前に注意しておきたいことがあります。 

2024年現在、ADOの各種自転車は実店舗による販売店がなく、公式WEBサイトより直接購入するのが一般的な購入方法です。

ただ、自転車にトラブルが発生してしまったときは、メーカーのオンライン修理カウンセリングに加え、東京、大阪、福岡、神奈川のメンテナンススポットで修理が可能です。
モーターなど電子部品についてはメーカーによる修理方法がベストですが、特に初心者の人はタイヤのパンクやブレーキパットの交換、メンテナンスについては、近所の自転車屋さんにお願いできた方がより良いと筆者は思います。

そのため近くに公式のメンテナンススポットがない人や、メカトラを不安に感じる人は、購入前に予め近所の自転車屋さんにて持ち込みでメンテナンスをお願いできるかを確認しておくと安心でしょう。 
 
気軽に走れるのが魅力の自転車ですが、安全面も非常に大切です。

ネットで購入したとしても、定期的なメンテナンスやプロの目で点検してもらうなど、心がけるようにしましょうね。

ADO Air 20 proで移動に喜びを

自転車という枠を超えた「ADO Air 20 pro」という乗り物は、日常のさまざまなシーンに溶け込みます。例えば平日は通勤用として、休日は趣味の幅を広げる遊び道具として。

リアキャリアに重い荷物を積んでも、電動パワーで楽々進めるのも嬉しいポイントです。キャンプや釣りなどと組み合わせれば、よりその真価を発揮するでしょう。
 
颯爽と風を切って走る喜びをもっと気軽に。

ADO Air 20 proと一緒に走り出してみませんか。

ADO

ADO Air 20 Pro 電動アシスト自転車

¥218,000

ラクに楽しく走りたい方におすすめ!

日本初の自動変速を搭載した電動折りたたみ自転車です。

BAFANGモーターを搭載し、適切なケイデンスを維持しながら、様々な地形にも対応。モーター効率を30%向上させました。

油圧式ディスクブレーキは、どんな天候でも強力な制動力を発揮しますので、雨の日や滑りやすい坂道でも安全に運転が可能です。

疲れを感じさせないスムーズな乗り心地が特徴で、都市通勤やレジャー旅行などに最適な一台です。

最大航続距離
100km
モーター出力
250W
最大アシスト速度
24km
タイヤサイズ
20インチ
耐荷重
120kg
対応身長
145〜200cm
折りたたみ最大サイズ
約680×860mm
‎重量
約18kg

ADO E-BIKE

ADOブランドはドイツで起業し、ヨーロッパで徐々に消費者から愛される電動アシスト自転車ブランドへと成長しました。
2024年には正式に日本市場へ進出し、日本の消費者にお目にかかります。

我々は、日本のユーザーに向けて、ファッション性、技術性、高品質を兼ね備えた電動アシスト自転車製品と、信頼できるローカライズされたアフターサービスを提供することに尽力致します。

弊社は既に東京にてアフターサービスセンターとローカル倉庫を設立しており、2024年にはさらに力を入れ、サービス範囲拡大と品質向上を目指し、日本のユーザーの生活をより豊かにすることを目標として掲げています。
ADOは、環境への配慮と卓越した製品品質に焦点を当て、持続可能な未来の実現に貢献しています。
ADOは若いブランドではありますが、電動アシスト自転車の品質において、他社に引けを取らない自信がございます。

【特徴と強み】
・豊富な経験と実績:ADO(エーディーオー)は電動アシスト自転車分野において、数百、数千の信頼性実験データに基づく一連の専門的な実験設備を持ち、技術面では多くの画期的な特許を蓄積しています。 その結果、製品の品質においては、多くの競争相手よりも優位を保っています。ADOはこれまでの実績を元に、革新的な技術と高品質な製品により市場での地位を確立しています。

・独自のブランド哲学:ADOはECOな環境を重視し、その価値観を製品に反映させています。 私たちは持続可能な製造プロセスと素材の選定に努め、環境にやさしいアプローチを追求しています。

・自信をもって挑む品質:ADOは若いブランドでありながら、電動アシスト自転車の品質について自信を持っています。 競争相手に負けない高品質な製品を提供することをお約束いたします。

ADO電動アシスト自転車は、常に進化し続ける市場で、革新的な製品と共にお客様の期待に応えることをお約束いたします。
私たちは将来のモビリティにおいて積極的な役割を果たし、お客様に価値あるライフスタイルを提供してまいります。

ADO E-BIKE
商品詳細