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ターボ車のマフラー交換によって期待できるパワーアップ効果とは?

ターボ車のマフラー交換による特性の変化…

ご存じのように、ターボ車は排気を使って「タービン」を廻し、吸気量を増やす構造となっています。そうすると、マフラーを変更して排気抵抗が少なくなれば、理屈の上ではタービンの動きもノーマルよりスムースになり、吸気量も一気に増やせる、といえるでしょう。

実際にマフラーを交換して「出力特性が大幅に変化した!」というケースと、「少し変わったくらいかな」とうケースもあろうと思います。これはまずもってマフラーの仕様によって異なります。

レーシング仕様のような排気抵抗の少ないマフラーであれば、非常に抜けがよくなるので、排気効率も向上、結果として「ブーストが上がる」ため、大幅なパワー向上の可能性があります。一方で、吸気量が増えてもエアクリがノーマルのままでは吸気抵抗が大きい為、交換した方がよりポテンシャルを発揮できるといえます。

ブーストアップ時に注意すべきポイントも…

ただし、注意しなければならないのが、排圧が低下する為にブーストの立ち上がりが鈍くなり、低速トルクが細くなるというケースもあるということ。他方でブーストのかかり自体は大きくなりますから、踏み込んで使うピーキーな特性になるともいえますね。そうすると乗り方次第で燃費も悪くなる、と言えます。

吸排気の抵抗が減少する為に、過給圧の立ち上がりが、ECU設定の上限を超えてしまい「オーバーシュート現象」になる可能性があります。

こうなるとECUがエンジン保護をする為に「燃料カット」というような介入をしてくるので、エンジンが一瞬停止するような状況になります。これが頻出するとエンジンブローにも繋がりますから、ECUのチューニングやブーストコントローラーでオーバーシュートを防ぐ必要があります。

と、極端な例を挙げましたが、車検対応のマフラーなど純正と構造があまり変わらないタイプのものであれば、そこまで大きな特性変化というのはないと言えます。とはいえ、サウンドを含めたフィーリングの変化等は充分に楽しめると考えます。

「モア・パワー」を競ったかつてのターボ車…

80年代~90年代のターボ車は現在の「ダウンサイジングターボ」と設計思想が異なります。まさに「モアパワー」の為のターボでした。ですので、自主規制280馬力に無理やり押さえこんでいるものも多く存在します(GT-Rは勿論、GTO、スープラ等3.0Lクラスのターボ車)。

これは吸気量等を押さえることでパワーを落としているわけですから、こうしたマシンに関しては、マフラー交換、エアクリ交換だけで相当パワーが上がります。「本来の力を取り戻す」というべきでしょうか。つまりマフラー交換でも効果が大きく現れる、といえるでしょう。

対して現在のターボ車は「高効率」という設計思想で作られています。勿論、吸排気効率が上がればパワーアップするのは当然同様ですが、レスポンス重視の小径タービンを利用しているケースが多いので、かつてのスポーツカーのような「ガツン」とくるパワーアップまではいかないかもしれませんね。勿論、タービンを大径に換装までしてしまえば「モアパワー」を得る事は出来ますが、トータルバランスは著しく崩れると言えます…。


吸排気をカスタムするだけでパワーアップ効果が高まるのが「タービン」を利用したターボ車の特性。バランスを取るためにも、交換の際は、マフラーの性質もチェックしてのカスタムが望ましいといえそうですね。

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