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頭文字Dの86にも搭載の「ワタナベホイール」…かつてアルミホイールはどんな存在だった?

アドミレイション AMISTADホイール

「定番」と呼ばれたワタナベホイール

足回りのチューニングの定番といえるは、サスペンションは勿論のこと、「アルミホイール」でしょう。鉄ホイールより軽いアルミホイールを履かせる事は「バネ下重量」の軽減に繋がり、これは運動性能の向上にも繋がるとされており、定番のカスタムといえます。また同時に「ファッション性」の向上という部分もあり、そのチョイスはオーナーのセンスが問われるともいえますね。

今では旧車の定番、といわれるほど「ワタナベホイール」は人気があります。無骨な6本~8本の太めのスポークで仕上げられたデザイン。ノスタルジーもあるとは思いますが、現代の感覚でも「素晴らしい」と思わせる魅力があります。これはデザインの妙と言えますが、同時に「必要に迫られた」デザインだったともされています。

必然性からのデザインだったワタナベホイール

現在のアルミホイールは様々なデザインがあります、「細い」スポークで仕上げられたものも多く見受けられます。これはアルミホイールの製造技術が向上した為、デザイン性も確保しながら強度も担保出来るようになった為です。

アルミニウムは鉄よりも強度が小さく、また疲労特性も異なります。それ故に強度に余裕をもって設計しなければなりませんでした。ましてやワタナベホイールがリリースされた1960年代後半頃であればなおさらの事です。

その為、強度を確保するために、円状のデザインの太目のスポークを配した、というのがワタナベのデザインに繋がっているとされています。結果的にデザイン性も伴っていた為、今日に至るまで「定番」となっていると言えます。

モータリゼーションの発展と共にあったアルミホイール

日本においては、1966年に遠州軽金属(エンケイ)が初めて輸出用にアルミホイールの生産したといわれています。

また1967年にはかの「トヨタ・2000GT」が発売、市販車初の「マグネシウムホイール」が採用されており、この時期に軽合金ホイールに対する羨望が巻き起こったといえます。
時代背景としても、1965年の名神高速開通、1969年の東名全線開通と、モータリゼーションが飛躍的な速度で進歩していった事実がありますね。

クルマを所有する、そしてカスタムする…。そうした文化の勃興期といえるのでしょう。その時期に現れたのが、今回紹介した「RSワタナベ」であり、「ハヤシレーシング」、「ヒーローズレーシング」といえます。

他車との差別化に重要な意味合いのあった「アルミホイール」

今ではメーカー純正アルミホイールのないクルマの方が珍しい時代ですが、1960年代においては「アルミホイール」は大きなステイタスがあったといえます。いうなれば、当時は「レースカー」しか履いていなかった軽合金ホイールを履く、というのは非常に特別なドレスアップの意味合いがあったのです。

その中で輝きを放っていたのが「ワタナベホイール」であったといえましょう。ワタナベの8本スポークのデザインは不朽の魅力を現在でも放っております。人気の定番だった故に、「模倣品」も多く見られるのも事実。購入を検討する方はお気を付けくださいね。

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