運転席からの視界や価格の安さなど…昔の自動車の良かったところは?

昔のクルマは、斜め前の視界が良かった

ランドクルーザー200 運転 車内 ドライブ

現在のクルマは、転倒時の乗員保護のため、そして燃費向上のための空力効果を上げる形をしています。それが顕著に表れるのが、車の屋根を支える何本かの柱のうちのひとつ、「Aピラー」です。

屋根を支える柱は前から順番にAピラー、Bピラー、Cピラーと続いて、多いクルマだとDピラーやEピラーまであります。その一番前、運転席と助手席左右前方にあるのが「Aピラー」と言われます。

30年以上前から転倒時の乗員保護のため太くされてきたAピラーですが、15年ほど前からはそれに加え、空力を改善して燃費を向上させる「ワンモーションフォルム」が取り入れられました。

しかし、ハイブリッドカーをはじめ、現在の低燃費をうたう車のほとんどが採用したことで、燃費は向上したものの、車のデザインがどれも似たようなものに…。そのため、各社とも差別化を行うために、フロントグリルやヘッドライトの装飾を過剰にして、視線を集めざるをえないデザイン上の制約という功罪の元になっています。

また、ドライバーの視点からすると、太く長く伸びたAピラーが左右斜め前方の視界を塞ぎ、その方向から近づく車や歩行者の識別が困難となることも。その上で、きつい角度のついたAピラーの強度を増すために三角窓上の支柱をつけたので、余計に視界は悪化したと言えるかもしれません。昔の車は視界が良く運転しやすかったのです。

後続車から前がよく見えた

渋滞

もう20年ほど前になりますが、それまでカー用品店などで売っているだけだったリアウィンドウに貼るフィルムが、いつしか「プライバシーガラス」として純正採用されるようになりました。

クロカン4WD、そしてミニバンブームときて車高の高い車が増えていたことに加えて、プライバシーガラスの登場で、後続車からは前の車の先が、ほとんど見えなくなってしまったのです。それ以前はドライバーからは数台前の車のブレーキランプを確認する事さえ容易でした。

結果として、前の車が突然ブレーキを踏んだように感じ、強めのブレーキを踏む機会が増えたのではないでしょうか。

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