見た目はオシャレ、走りは本格!スズキの軽スポーツ「カプチーノ」とはどんな車?

スズキ カプチーノの由来は?

名前の由来は皆さんご存知のあのカプチーノです。
「小さなカップに入ったちょっとクセのあるお洒落な飲物と、この小さなオープンカーのイメージを重ねた」とのこと。(スズキHP 車名の由来より)

カプチーノの特徴と言えば、4つのスタイルが楽しめるルーフです。「フルオープン」、「ハードトップ」、「タルガトップ」、「Tトップ」の4種類から天気や気分に合わせて選択可能。ルーフのパーツは取り外してトランクに収納することができます。

ライバル車に勝つために!

1987年に開発が始まったカプチーノはコードネーム「U.L.W P-89(ウルトラ・ライト・ウェイト・スポーツ プロジェクト89)」としてスタートしました。

開発時の目標として設定した重量は450kg!ケータハム スーパーセブンの490kgですら驚異的な数値なのに、更にその上をいく軽さです。

なぜここまで「軽量」を重視したのでしょうか?それはライバル車であった、マツダ オートザムAZ-1に理由があります。

オートザムAZ-1の特徴は軽自動車にもかかわらず、ガルウィングドアを採用しています。同じ軽スポーツという土俵で戦うには、よっぽどインパクトのある「何か」が必要だったのです。

そして、スズキやマツダが軽スポーツを開発することを耳にしたホンダはビートを開発。軽スポーツの領域で3社が火花を散らします!

販売されたカプチーノの重量は?

スズキ カプチーノ

カーボンのような軽量パーツや組立ての手法を突き詰めることで、プロトタイプは480kgを達成することに成功しました!雑誌「カーグラフィック」に開発模様が掲載され、前評判はどんどん高まります。

しかし、販売されたカプチーノの重量は700kg…その差、220kgはなぜ生まれたのでしょうか?

答えはコストの問題です。プロトタイプ通りに480kgで出すためには、とんでもないコストがかかることが分かったため、市販化に際して仕様を変更しました。スチールモノコック方式を採用し、パーツの一部をアルミニウム製にした結果、700kgで販売することに。

しかし、700kgも他の車と比較すると相当軽量です。

こうして販売されたカプチーノは軽スポーツ「ABCトリオ」の一角として一時代を築き上げました。そして、現在ネットや一部の雑誌ではカプチーノ復活が噂されています。コペン、S660が話題となっている今、充分にあり得そうな話ですね。

エクステリア・インテリアギャラリー

カプチーノのラゲッジスペースは軽自動車規格に収めるためにとても狭く、多くの荷物を収納することができません。

さらにオープンにした際のルーフの収納場所でもあるので、オープンにした場合はクローズ状態よりもさらにラゲッジスペースは狭くなります。

シートは軽量化の為か軽く硬いものが採用され長時間のドライブになると少し辛いかもしれませんが、スポーツ走行する際のホールド性は優れています。

カプチーノの口コミ・評価について

実際にカプチーノに乗っている方々の評価や口コミを見てみましょう。
生の声を聞くことでその車の特徴がよりよくわかります、良い点と悪い点が良く見えてきます。

・良い点
軽量FRスポーツカーはハンドリング、ブレーキング、加速どれをとってもストレスなく運転する楽しさが味わえる。
軽自動車なので年間維持費が低く抑えられる。
オープンカーはクローズドボディーの車では味わえない爽快感がある。

良い点で目立った評価は、運転する楽しさが味わえるといった声が一番多くあり、軽量コンパクトな車両は乗ってみないと分からない楽しさがあります。

・悪い点
軽量化が図られオープンボディが相まって剛性が弱く、乗っていて不安になることがある。
トランクが狭く、特にオープンにしたときに荷室が狭くなり荷物が乗らない。
販売より年数が経っているためか、雨漏りや錆びが目立つ。

カプチーノに乗っている方々は割り切っているようですが、コンパクトな車両な故に荷物がほとんど乗らないようです。

今日、新車販売では無い軽量コンパクトボディかつFR駆動のカプチーノは運転する楽しさがとても味わえる車だという評価も多くあり、路面から伝わる情報もダイレクトにハンドルに伝わり無駄なコンピュータ制御も入らないので、運転技術の向上やサーキット走行をする方には練習車両としても良い車です。

やはり販売より年数が経っている車な故、細かいマイナートラブルは絶えないとの口コミがありました。

きちんとメンテナンスをすることが長く乗るコツになります。

カプチーノのライバル車

カプチーノのライバル車として上げられるのが同じオープンボディに軽自動車規格のホンダ ビートではないでしょうか。
2つの車種を比較してみてみましょう。

カプチーノとビートの大きな違いは、駆動方式にあります。
カプチーノはエンジンを前に積んで後輪を駆動するFR車で、ビートはエンジンを後部に積み後輪駆動のMRです。

以下に2車種のスペックを表にまとめました。

  スズキ カプチーノ ホンダ ビート
エンジン 657cc 直3 DOHCターボ 656cc 直3 SOHC
最高出力 64PS/6,500rpm 64PS/8,100rpm
最大トルク 8.7kgf·m/4,000rpm 6.1kgf·m/7,000rpm
駆動方式 FR MR
車両重量 700kg 760kg


2車種を表から比較すると、カプチーノのほうが車重も軽くエンジンはターボエンジンなので動力性能では勝っていますが、駆動方式がMRのビートはトラクションを多く稼ぐことができコーナリング軸に最大重量のエンジンが来ることで軽快なコーナリング性能を有し旋回能力では勝っています。

エンジンは、カプチーノがターボで低回転から馬力を出すのに対してビートは自然吸気でホンダが得意とする高回転域を得意としカプチーノは軽自動車で初めて、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用しました。

どちらに乗っても、軽量で後輪駆動の爽快な走りは変わりませんドライブが楽しくなるような車です。

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