今さら聞けない!2代目ミニクロスオーバーはミニ3DOORと何が違う?

MINI クロスオーバー

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今回はミニクロスオーバーについて、ミニ3DOORと比較しながら紹介していきます。海外では、"カントリーマン"という名前で販売されているミニクロスオーバーは、2011年にデビューしたコンパクトSUVに属するクルマです。

2017年3月2日にはモデルチェンジにより現行型となる2代目ミニクロスオーバーがデビューしました。ノーマルのミニ3DOORとは何が違うのでしょうか?改めて、それぞれの違いをチェックしていきましょう。
Chapter
ミニクロスオーバーはミニ3DOORより一回りも二回りも大きい!
ミニ3DOORとは異なるミニクロスオーバーのプラットフォーム
ミニクロスオーバーはドアの枚数が多い!
ミニらしいデザインと楽しい走りはミニクロスオーバーにも健在!
ミニクロスオーバーのグレードはミニ3DOORより多い!
ミニ3 DOORとミニクロスオーバーの価格の差は?

ミニクロスオーバーはミニ3DOORより一回りも二回りも大きい!

ミニクロスオーバーの最大の特徴は、ミニのキャラクターデザインを活かしつつSUVに仕立てているところです。比較してみると大きさもずいぶん違うことがわかります。

先代のミニクロスオーバーでは、ミニとしては初めて全長4メートルを超えるボディが与えられ、一部では大きいと言われていましたが、それでもまだBセグメントに収まるサイズに留まっていました。ところが、2代目ミニクロスオーバーは、さらにひと回り大きくなり、フォルクスワーゲンのゴルフなどと同じ、Cセグメントサイズに成長しました。 

ミニ3DOORのボディサイズが全長3,835mm×全幅1,725mm×全高1,430mmであるのに対し、ミニクロスオーバーのボディサイズは全長4,315mm×全幅1,820mm×全高1,595mmとなっています。

新型ミニクロスオーバー 画像ギャラリー

ミニ 画像ギャラリー

ミニ3DOORとは異なるミニクロスオーバーのプラットフォーム

初代ミニクロスオーバーのプラットフォームは、ミニクロスオーバーとその兄弟車となるペースマンのためだけに一から作られたものです。既存のミニのプラットフォームを流用しなかったことから、BMWがミニクロスオーバーにかける想いが伺えます。 

一方で2代目ミニクロスオーバーは、先に発売されているBMWのX1やミニクラブマンとプラットフォームを共有しています。それゆえに、サイズはさらに大きくなり、非常にボリュームを感じるデザインとなっています。 

このボディ拡大は、あらゆる面でメリットをもたらしており、特に後部座席の居住性と余裕のある荷室容量は、オリジナルの3ドアモデルでは実現できなかったポイントです。

ミニクロスオーバーはドアの枚数が多い!

ミニといえば3ドアが定番ですが、ミニクロスオーバーは後部ドアを装備した通常の4ドア構造となっています。ミニクロスオーバー以外にも後部ドアを装備したモデルが展開されていますが、後部ドアを初めて採用したモデルはミニクロスオーバーです。後部ドアの装備は、住空間や乗降性の向上に繋がり、大きなメリットとなります。

ミニクロスオーバーはドアが増えただけではなく、後部座席も十分に使えるモデルへと進化しています。この快適さは一度味わってしまうと、3ドアの後部座席には戻れないかもしれません。

ミニらしいデザインと楽しい走りはミニクロスオーバーにも健在!

ミニクロスオーバーは、車高も高いのですが、エクステリアは一目でそれとわかるデザインになっており、インテリアはオリジナルデザインを活かしながら高級さを向上させたデザインになっています。 

さらに、ミニとは切り離せない楽しいドライブフィールは、クロスオーバーでも健在です。さすがに地を這うようなカートフィールは影を潜めていますが、素直なハンドリングや元気の良さは、他のクロスオーバーSUVとは一線を画すでしょう。

ミニクロスオーバーのグレードはミニ3DOORより多い!

ミニ3DOORのグレードは6種類ですが、ミニクロスオーバーには8種類のグレードが用意されており、ガソリン4種・ディーゼル3種・ハイブリッド1種の全8種類となっています。

まずはガソリンモデルから見ていきましょう。ガソリンモデルは排気量1.5Lと2.0Lが設定されており、1.5LのモデルはONEとCOOPER、BUCKINGAMの3種類です。

この3種類は同じエンジンですがチューニングに差があり、ONEは燃費を伸ばす方向に、COOPERはパワーを伸ばす方向に調整されています。またONEとエンジンには差が無いですが、装備やエクステリアを豪華にした特別仕様車BUCKINGAMが用意されています。排気量2.0LのガソリンモデルはCOOPER Sの1種類です。

COOPER Sは名前からわかるように、1.5LモデルのCOOPERに、排気量を増やしてよりスポーティーな走りを求めたグレードになっています。COOPERに比べて最高出力・最大トルク共に、大幅にパワーアップされているにも関わらず、燃費の低下があまり見られない点が長所となっています。

続いてディーゼルモデルの紹介です。ディーゼルモデルはCOOPER DとCOOPER D ALL4、COOPER SD ALL4の3種類が用意されており、排気量はすべて2.0Lです。

それぞれの違いは、基本的なモデルがCOOPEAR Dで、COOPER Dに4WDを搭載したものがCOOPER D ALL4、そこからさらに出力とトルクを高めたモデルがCOOPER SD ALL4と差別化されています。

最後はガソリンエンジンとモーターのハイブリッドモデル COOPER S E ALL4です。こちらはONE及びCOOPERグレードと同様の1.5Lガソリンエンジンを搭載しており、COOPERとほぼ同様のチューニングがされています。

燃費は当然ガソリンモデルと差をつけた値になっています。パワーについてもモーターと合わせればかなり力強くなるでしょう。

ミニ3 DOORとミニクロスオーバーの価格の差は?

ミニクロスオーバーのグレードについて紹介してきましたが、ミニ3DOORとミニクロスオーバーでは価格はどれほど違うのでしょうか?ミニ3DOORとミニクロスオーバーに共通して用意されている同等グレードで比較してみました。

・ONE
ミニクロスオーバー350万円・ミニクーパー282万円
差額68万円

・COOPER
ミニクロスオーバー406万円・ミニクーパー338万円
差額68万円

・COOPER S
ミニクロスオーバー473万円・ミニクーパー405万円
差額68万円

・COPER D
ミニクロスオーバー419万円・ミニクーパー351万円
差額68万円

なんと同等グレードで比較すると、全て68万円の差額でした。
ミニクロスオーバーは従来のミニ3DOORのイメージ「ちいさくてオシャレ」から小さい部分を無くし、代わりに機能性を詰め込んだモデルとなっています。価格は少し値上がりしたものの、ミニらしい走り心地を残しながらボディサイズの拡大によって生まれた車内の快適性がしっかりと評価され、激しいSUV市場でも確実な人気を維持しています。

レトロな雰囲気と先進技術の折り合いも絶妙に取れており、大切にしてきたクラシカルなイメージが他のSUV車には真似できない魅力になっていることは間違いないでしょう。
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