車のキーレスとスマートキーは何が違うのか?キーレスを最初に採用した国産車は?

キーレスとは

キーレスとは、キーレスエントリーシステム(keyless entry system)のことで、車のカギを鍵穴に差し込むことなく、リモコンにてドアのロック・アンロックができる装備のことをいいます。キー(鍵)、レス(無し)、エントリー(乗り込む)の意味になります。

あまりコストもかからないため、軽自動車やコンパクトカーのベーシックモデルにも標準装備されるケースが増えています。エンジンを掛ける時は、イグニッションキーとしてシリンダーにキーを差し込んで回す従来通りの方法でエンジンスタートとなる場合がほとんどです。

スマートキーとは

ホンダ スマートキー

一般的に「スマートキー」は鍵に触れることなくドアロックの施錠・解錠を行ったり、エンジンを始動させたりすることができる機能を備えたものになります。この機能は「スマートエントリーシステム」と呼ばれます。キーはカバンなどに入ったままでOKで、近づいたり離れたりするだけで解錠・施錠が可能なものもあるのです。ドアの施錠・開錠の際には合図として、ハザードやルームランプが点滅したり、電子音ピ(ー音)が鳴ったりします。

スマートエントリーシステムには各社呼び名がそれぞれにあります。

トヨタ:スマートエントリー&スタートシステム
日産:インテリジェントキーシステム
ホンダ:Hondaスマートキーシステム
スズキ:キーレススタートシステム
スバル:キーレスアクセスシステム
三菱:キーレスオペレーションシステム
ダイハツ:キーフリーシステム
マツダ:アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム

などなど。

キーレスを最初に採用した国産車は?

この装備を初めて搭載した国産車は1985年に発売されたホンダの「アコード」です。30年も前に実用化されていたのですね。

また、同じ年に登場した日産R31スカイラインには「カードエントリーシステム」という当時としては画期的なシステムが採用されていました。これは名刺サイズのカードを携帯していれば、車に近づけてドアハンドルのボタンを押してロック解除が可能というシステムでした。

スマートエントリーシステムの歴史

最初に採用されたのは1993年にシボレー・コルベットの、パッシブ・キーレスエントリー・システム(Passive Keyless Entry System)です。

その後1998年にメルセデス・ベンツ Sクラスに採用された「キーレス・ゴー」も同様のシステムです。2000年代中頃から高級車を中心に採用され始め、高級車から軽自動車まで、車種により標準装備、またはオプションで装着可能になりつつあります。

先進のスマートエントリーシステムは車庫入れも可能?

新型BMW7シリーズにオプション採用されたのは「リモートコントロールパーキング」と呼ばれる機能です。操作はスマートキーで行います。

一体どんな機能なのか?動画をご覧ください。

凄いですね!この機能はドライバーが車から降りた状態で利用します。家のガレージが小さく、かなりギリギリで駐車するような場合には最高のシステムです。

まず車庫の前の適当な位置に車を止め、エンジンを切った状態にしたうえで、ドライバーは車を降ります。次にリモコンのタッチパネルに表示された車のアイコンをスワイプすれば、車のリモートパーキング機能が起動、エンジンが始動します。

車は自動的にギアを入れ電気式サイドブレーキをリリース、ブレーキペダルを踏んだ状態で待機します。この状態でリモコンの「forward」ボタンを押せば、車はブレーキを徐々に緩めて前進し始めます。車は前進中もセンサーで前後左右の障害物を検知し、適切にステアリングを制御します。そして、ちょうどいい位置に来たところでリモコンの「forward」ボタンから指を離せば、車が停止し車庫入れ完了となるのです。

メルセデスも同様の機能を発表

BMWのライバルとなるメルセデス・ベンツも、今年9月のフランクフルト・モーターショーで次期Eクラスに「リモートパーキングパイロット」機能を搭載すると発表しています。

こちらはスマートキーではなく、スマートフォンアプリからの操作で BMW のリモートパーキングと同様のことができるとのことです。

 
リモコンキーやスマートキーは無くさないように気を付けましょう。キーの複製だけで15,000〜30,000円、システムごと交換となると20〜30万円位かかるそうです。

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