余ったオイルはどうする?エンジンオイルを混ぜるのは危険なのか?

余ったオイルをどうします?

店頭では、1L缶、3L缶、4L缶で売られているエンジンオイル。大抵のクルマは4Lで足りる量ですね(オイルクーラーがついていたり、大排気量のクルマの場合は追加する必要がありますが)。また、軽自動車の場合は、ほとんどのクルマが3L缶で足りてしまいます。

とはいえ、何かしらの理由(カー用品店で特売品が4L缶だけだと、交換時に余ってしまう)で、店舗スタッフから「エンジンオイルを廃棄しますか?それとも持ち帰りますか?」…と言ったことを聞かれることもあるかと思います。

毎回同じ銘柄のエンジンオイルを使っているというのであれば、持ち帰って保管する。あるいは、トランクに「補充用オイル」として入れておく(筆者はこうしています)等々、対処法はいろいろありそうです。

しかし、オイルには様々なメーカーや種類(鉱物オイル、全合成オイル、部分合成オイル)があります。また「粘度」も異なります。こういった場合、エンジンオイルを「混ぜて」しまって良いものか?こういったことを考えたことはありませんか?

オイルを混ぜる様々なケース…

オイルを混ぜる様々なケースについて。
筆者の調査によると

■同じメーカーで同じ製品のオイルの場合
これは全く問題はありません。4L缶(3L缶)で少しだけ足りない車種や、オイルフィルターを変える際に少しだけオイル量が増えて足りない、なんてケースの場合にむしろ有効ですよね。

ただ、オイルも種類によって差異はあるものの、一度封を開けたら酸素に触れて劣化をしていきますから、あまりにも古いオイルや、コンディションの悪い保管状況のものは注意が必要です。

■化学合成油と鉱物油を混ぜたい場合
こちらも大丈夫です。ただ、化学合成油と鉱物油のブレンドですから「部分合成油」になるといえますし、化学合成オイルの本来の性能通りとはいかないでしょう。

■グレードの異なるオイルを混ぜてしまった場合
これも前述のように大きな問題とはなりませんが、同様にオイル本来の性能は発揮できないと考えられます。それぞれのオイルに添加剤が入っており、その単体の際に性能(劣化が遅い、吸着力がある)を発揮するわけですから、これも当然ではあります。

※参考までにJAFのHPに掲載されていたオイルのグレード表を最後のページに載せておきます。

■異なる粘度のオイルを混ぜてしまった場合
これはあまりお勧めできません。ただ柔らかいオイルと固いオイルをまぜれば当然粘度は変わります。それぞれのクルマには「適正な粘度」がありますので、そこから逸脱したらエンジンにとっては良い環境ではなくなります。(例:固めのオイルが望ましい旧車に柔らかい0W20を混ぜる等)

…となりました。もし混ぜて使う場合であれば、この点だけはしっかり注意していただければと思います。他方で、冬場は少し柔らかめにしたい、夏場は少し固めにしておこう、こうしたケースでは知識のある方でしたら意図的に調合できるかもしれませんね。

結論としては…

想定されるさまざまなケースを記載しましたが、結論からいえばそれほど大きな問題にはならないといえるのではないでしょうか。

むしろ、エンジンオイルが不足してエンジンにダメージを与える状態や、長期間・長距離まったく交換していない、という方が問題です。実際、前回車検を受けてから一度もオイル交換をしていなかった、という話も耳にします。マメなオイル交換がエンジンのコンディションを保つ上で重要。あまりにも交換をしないと、画像のようにスラッジだらけになってしまいます。

そう考えると、エンジンオイルを極力混ぜることを避けて「オイル本来の性能」を発揮できる状態で使用することが最も望ましいといえますよね。前回、エンジンオイルを交換した時期や距離数を思い出せない…。そんな方は、休日を利用してオイルの状態をチェックしてみてください。

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