トヨタ ランクル70(ナナマル)復刻モデルは発注が目標の18倍だった!?

トヨタ ランドクルーザー70(2014)

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今回は、再販されていたトヨタ ランドクルーザー 70系 (CBF-GRJ79K/CBF-GRJ76K)の人気の理由や中古車価格などについて紹介します。 

日本で30周年を迎え、2014年に復刻したランクル70(ナナマル)は、日本ではピックアップとバンの2種類が販売されました。日本において月間目標が200台である中なんと3,600台以上の発注を受けたランクル70の人気の秘密や、ランドクルーザーのブランド力についても追求してきたいと思います。
Chapter
トヨタで1番の伝統を誇るランドクルーザー
目標の18倍の販売台数!? 話題になったトヨタ ランクル70って?
トヨタ ランドクルーザーに欠かせない3要素「信頼性」「耐久性」「走破性」
トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルは2015年6月末までの限定生産
トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルはどこが変わった?
トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルの中古価格

トヨタで1番の伝統を誇るランドクルーザー

実はランドクルーザー(ランクル)がトヨタで1番歴史の長いブランドなのです。ランクルの前身である「トヨタ ジープBJ」が作られたのは1951年。警察予備隊(現:自衛隊)への納入目的に作られ、国家地方警察(現:警察)のパトロールカーに使用されるなどしました。

逸話の多いランクルですが、このトヨタ ジープBJも負けていません。1951年、富士山6合目まで登っているのです。ハンパないです。因みに、富士スバルラインは1964年に作られたものです。そんなトヨタ ジープBJがランドクルーザーになったのが20系。

それ以降、様々なランクルが続出し、1984年にはランドクルーザー 70シリーズ(ランクル70)が作られました。トヨタ ランドクルーザーは世界180ヶ国で売られ、グローバル累計販売台数は1,000万台を越えています。 そして、2014年8月から2015年6月までの期間限定で、ランクル70誕生30周年を祝して生産されました。

目標の18倍の販売台数!? 話題になったトヨタ ランクル70って?

ランドクルーザーの中でも代表格であるランクル70系。「地球上で最後に残るクルマ」として、ヘビーデューティのタフな精神を受け継いだ傑作です。累計販売台数は、なんと130万台超え!特に中近東にて絶大の人気を維持しています。

1984年から30年の間でその地位を確立したランクル70。その姿はさほど昔から変わりません。日本では、2004年にディーゼル燃料規制等のため販売が終了してしまいましたが、世界的な人気は続きました。なぜこのクルマが全世界でこんなにも人気を誇っているのでしょうか?

トヨタ ランドクルーザーに欠かせない3要素「信頼性」「耐久性」「走破性」

その理由はオフロードでの性能を見れば一目瞭然。どんな悪路でもどんな環境でも走り続けてくれる「走破性」 。どんな道を進んでも、アクシデントに見舞われても、走り続けられる「耐久性」。そして途中でクルマが動かなくなったら命にかかわるような場所でも、命を預けて乗れる実績に基づいた「信頼性」

この3つを徹底的に追求したのがランクルなのです。その実績は、アイスランドの氷河地帯でのレスキュー隊として活躍したり、深さ1,500m以上で全長560kmにも及ぶオーストラリアの鉱山の坑道で24時間365日、働き続けた。

アフリカでは救急車としても活躍したこともあり、ランクルが特に人気な中近東では、広大な砂漠を横断するのに欠かせないクルマとなっています。活躍ぶりが目覚ましいですね!そんな活躍の中心であるのがランドクルーザー70!上記の「信頼性」「耐久性」「走破性」をしっかり備えています。

残念ながらエコに厳しい日本では、2004年ディーゼル燃料の関係で販売が中止になりましたが、30周年記年モデルでは、ガソリンエンジンにして日本の規格にも対応。海外で高評価であるランクル70をほぼそのまま日本に輸入したのです。

トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルは2015年6月末までの限定生産

目標200台/月をはるかに上回る3,600台の初月発注を受けたランクル70再販版。このニュースからして、再販当時の注目度が分かります。日本で発売されたのは、ピックアップとバンの二種類です。

ピックアップは全長5,270mm×全幅1,770mm×全高1,950mm、バンは全長4,810mm×全幅1,870mm×全高1,920mm。大柄な厳ついクルマとなっております。

シフトは5MTで、エンジンはV6 4.0Lガソリンエンジンを採用。最大出力は231PS/5,200rpm、最大トルクは36.7kgm/3,800rpmを発生。もちろんオフロード性能は他車の追随を許しません。世界中で人気を持ち続け、中古の値落ちがあまりしないだけあります。

難点は6.6km/Lの燃費でハイオク車であること。価格はピックアップが350万円、バンは360万円と高めですが、それを上回る魅力と格好良さ、そして実力がこのクルマにはあります。

トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルはどこが変わった?

再販されたランクル 70はエンジンの変化が目立ちますが、そのほかにも改良された部分があります。まずは安全機能です。2004年に販売が終了したモデルでは装備されていなかった、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が採用されました。エアバッグも全車標準装備となり、もしものときの危険回避に貢献します。

ホイールベースにも変化が見られ、バンに関しては2,730mmと再販前と変わりはありませんが、ピックアップでは3,180mmとなっており、これまで国内向けには設定されたことのないホイールベースとなりました

これによりピックアップの最小回転半径は7.2mになり、一般的な自家用車としてのものというよりは、オフローダーとしての印象が強くなったと言えるでしょう。

また、ボディカラーはピックアップとバンともに7色を用意。ホワイト・ベージュ・ベージュマイカメタリック・シルバーメタリック・グレーメタリック・ブルー・ダークレッドマイカメタリックとなっており、インテリア(内装)のカラーはグレーのみになっています。

トヨタ ランドクルーザー70の復刻モデルの中古価格

約1年という短い期間での限定販売だったこともあり、流通している量も多くなく、バンでは約50台の在庫が確認できましたが、ピックアップに関しては30台もありません。大手中古車情報サイトによると、ランドクルーザー70の復刻モデルの中古車価格は、バンが304.1万円~458.6万円。ピックアップでは315.6万円~504万円となっています。

復刻モデルでなければ、最低価格が120万円のものからありました。しかし、価格が安いもののほとんどは走行距離が20万km以上と過走行のものが多く、中には30万kmを超えているものもあります。ランドクルーザー70ではオフロード走行もできる仕様であることを考えると、値段は高くなってしまっても復刻モデルを検討することをおすすめします。

※ 2020年6月現在
2014年に復刻したランクル70について紹介してきました。

「信頼性」「耐久性」「走破性」という、オフロードに振り切ったモデルでありながら、トヨタで一番歴史の長いブランドを誇るランドクルーザー。歴史が長いということは、それだけ各世代で愛されてきたことを意味しており、それはランドクルーザーがモデルチェンジを行うたびに、ユーザーの期待に答え続けてきたという証なのです。

この人気と実力を踏まえ、さらにランクル 70系の生産終了の理由が、ディーゼル燃費規制という事情が大きかったことを考慮すると、再販した時の発注数がとんでもないことになることは、ある意味必然だったのかもしれません。

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