8億円のマイバッハ エクセレロ!を超えたマイバッハ 6とは!?

メルセデス Sクラスを超える超高級車「マイバッハ」

マイバッハ

高級車の代名詞ともいえるクルマ、メルセデス・ベンツを生産するダイムラーグループの最高峰ブランドが「マイバッハ」です。

マイバッハの出自は、エンジン製造メーカーで、第二次世界大戦前には、メルセデスと並ぶ高級車メーカーとして君臨していました。

大戦ののち、1966年にダイムラー・ベンツの傘下となり、2002年にダイムラーの高級自動車ブランドとして復活。現在はメルセデス・ベンツの最高級モデルとして君臨しています。

そんなマイバッハとは、どんなクルマなのでしょうか?まずは、マイバッハについてみていきましょう。

マイバッハの歴史

マイバッハの誕生

マイバッハ ツェッペリン (1931)

マイバッハは、ゴッドリープ・ダイムラーとともにエンジン研究行っていたヴィルヘルム・マイバッハが、1909年に息子のカール・マイバッハと設立したエンジン製造メーカーです。

有名な飛行船ツェッペリン号のエンジンは、このマイバッハが製作したもので、第一次世界大戦での同社のエンジンが航空機や飛行船に搭載され、活躍しました。その名声を手にマイバッハは、1921年から1940年には自動車を生産。メルセデスと並ぶ高級車メーカーとして君臨していました。こちらの写真がその頃の代表車種である「マイバッハ・ツェッペリン」です。

第二次大戦になると、マイバッハは戦車のエンジンを生産。戦争が集結しても自動車の生産が再開されることはありませんでした。これにより、1997年に復活するまで、マイバッハは戦前にあった高級車メーカーとして、知る人ぞ知る存在となっていたのです。

マイバッハの復活

1997年、ダイムラークライスラー(当時)は、東京モーターショーにメルセデス Sクラスをベースに製作した高級コンセプトカーを出展し「マイバッハ」ブランドを復活させることを決定しました。

そして2002年、ショートホイールボディのマイバッハ 57、ロングボディのマイバッハ 62の2車種を発表します。エンジンは5.5L V12ツインターボで、最高出力は410kW(550ps)/5,200rpm、最大トルク900Nm(91.8kgm)/2,300-3,000rpmを発生。この2台は、全長をデシメートル(dm)で表した数字が、そのまま車名になっています。

内装や仕様は、すべてオーダーメイド!性能もメルセデス Sクラスをはるかに凌ぐもので、最低でも4,000万円(341,750ユーロ)以上というプライスタグが付けられていました。

1日にわずか5台!!!

マイバッハ

内装のこだわりも一流です。

最高級のレザーシートに、フロントに18way、リアには14wayのシート調節機構を備えるほか、シートマッサージ機能も標準装備。パワーリアサンシェード、 後部座席DVDエンターテイメントシステムは、BOSEの高級スピーカーにより、まるでコンサートホールにいるかのようなサラウンドを実現。

備え付けのフレグランス、冷蔵庫、後部座席ワイヤレスヘッドホンといったオプション装備など、ここでは紹介しきれないほどの装備がこれでもかとついており、車内とは思えないほどの居住空間をつくりだしています。

その他、さまざまオプション装備の組み合わせを可能とし、オーナーの好きな仕様にオーダーメイドで製造されます。多くの作業を職人が手作業で製造するため、1日に製造できるのはせいぜい5台ほどなんだとか。

一流の職人が細部までこだわって製造しているからこそ「超」高級車と呼ばれていたんですね。

VIPなサービス

マイバッハのショウルームは、完全予約制。パーソナル・リエゾン・マネージャーがついて、購入からメンテナンス、修理までマイバッハに関するすべてのお世話をしてくれます。このショールームには、ボディパネルカラー、内装材の見本をすべて取り揃えられていたそうです。

超高級車だけあってサービスもVIPです!

マイバッハ 57

マイバッハ 57

ショートボディという位置づけの57の全長は、5,723mm。ホイールベースは,3.390mmです。

搭載されるM285 型エンジンは、SOHCの水冷V型12気筒で、各バンクにターボチャージャーとインタークーラーを装備するツインターボとなっています。駆動方式は5速ATを介した後輪駆動です。0-60mph加速は約5.1秒とアナウンスされました。

2005年に追加された57Sは、専用内外装を持ったスペシャルで、エンジンも6.0Lに換装され、最高出力450kW(611.8ps)となっていました。

マイバッハ 62

マイバッハ 62

マイバッハ 62のホイールベースは、3,828mm。軽自動車がそのなかにすっぽり収まってしまう長さです。

2007年には、57Sと同様のパワーユニットを搭載する62S。それをベースとした62 Landaulet(ランドレー)を発表しました。

ランドレーは、1920年代や1930年代によく見られた、後部座席側のみのルーフを開閉可能なソフトトップ仕様にしたボディが与えられ、室内の前後席は電動のパーテーションによって仕切ることが可能となっています。

これが超高級車マイバッハの最高峰「マイバッハ エクセレロ」

マイバッハ エクセレロは、マイバッハの2ドアクーペモデルで、車両重量2.6トンの超重量級にもかかわらず、最高速度は350キロ超えとまさに走る怪物並のラグジュアリークーペです。ドイツのタイヤメーカー、Fulda(フルダ)の開発プロモーション用として、マイバッハ57をベースに1台だけ製作されました。

エンジンは、5.9Lに排気量アップされたV12ツインターボで、最高出力は515kW(690ps)、最大トルク1,000Nmを発揮。それにフルダ社の23インチタイヤ エクセレロを装着し、イタリアのナルドサーキットで、351.45km/hをマークしました。

マイバッハ エクセレロ

その後、このエクセレロは一般に販売されたのですが、そのお値段はなんと7.8百万ドルだったそうです。

エクセレロを超えた!最高級モデル マイバッハ6

マイバッハ6

2016年8月19日。ダイムラーは、米国カリフォルニア州で開催されたペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいて、コンセプトモデル「ビジョン・メルセデス・マイバッハ6」を発表。

マイバッハ6は、EVベースのスポーツモデルで、デザインは非常に長いボンネットと低く伸びやかなルーフに加え、コンパクトなキャビンはクラシックカー的な印象も受けます。

ボディサイズは、全長5,700mm×全幅2,100mm×全高1,328mmとかなり大型。それに合わせて24インチという特大サイズのホイールが奢られています。見た目の存在感はかなりのもでしょう。

今後の安全装備の基準となりそうなドアミラーに内蔵されたカメラと、スポーツカーの象徴であるガルウィングのドアを持ちます。エクステリアデザインだけでも非常にクールで高級感が漂っていますね。

圧倒的なパワーユニットを実現したマイバッハ6

マイバッハ6

マイバッハ6の最高出力は750psを達成し、0-100km/h加速は4秒を切ると言われています。

リミッターが働くため最高速は250km/hに抑えられていますが、新欧州ドライビングサイクル・モードで、航続距離500km以上と電気自動車としては考えられない走行距離を実現しています。

80kWhの容量を持つバッテリーはフロア下に配置され、急速充電機能でわずか5分の充電で約100km走行が可能だとしています。ここでもEVの「充電に時間がかかる」という概念を覆していますね。

内装にも見られるマイバッハ6のこだわり

マイバッハ6

インテリアはダッシュボードがサイドまで回り込んだ360°ラウンジデザインを採用。さらにレザーやウッドトリムなどの伝統的な素材を使用し、伝統と未来的なデザインを巧みに融合いています。

コンセプトモデルの段階ですが、インパネ周りは非常にシンプルなデザイン。これは自律走行モードも備えているためと言います。透明なセンタートンネルは駆動系の電気の流れを視覚化しているとのこと。

マイバッハ6は発売するの?

マイバッハ6

さまざまな新技術が詰め込まれた未来カーとも思える魅力的な内容のマイバッハ6。販売されるとなれば、いくらになるのか気になるところですが、マイバッハ6はあくまでもコンセプトモデルで、市販の予定はありません。

しかし、将来のメルセデスの技術の高さを証明するために開発されたコンセプトカーであれば。今後の自動車業界のペースメーカーとなるモデルとして期待したいですね。

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